「S&P500やNASDAQ100指数をベンチマークとするファンドは、投資範囲が狭すぎると思う。」
とバートン・マルキール、チャールズ・エリスという投資界の巨人は発言しています。
『ウォール街のランダムウォーカー(著:バートン・マルキール)』『敗者のゲーム(著:チャールズ・エリス)』は、インデックス投資家のみならず、すべての投資家の必読書ともいえる名著であることは疑いようもありません。
そして、この名著の著者ふたりが力を知恵をあわせて個人投資家のためのガイドブックである著書『投資の大原則』を書きあげました。
この本の中では、
- 自分の家を持とう
- 実は二人とも個別株への投資もしている
と、『ウォール街のランダムウォーカー』『敗者のゲーム』を読んだことがある人からすると、結構おどろきの内容も書かれています(詳しくは後述)
この二冊は、『古典』とも言える名著であり、今の時代となってもその内容が古びることはありません。
であるのにも関わらず、あらためて『投資の大原則』を書き上げたのには理由があるはずで、そのうちの一つが上の『告白』とも言える内容でしょう。
また、もう一つの理由としては、
- 『ウォール街のランダムウォーカー』『敗者のゲーム』は、素人向けの本としては内容が難しすぎる
という点があります。
つまり、あらためて書き起こした『投資の大原則』は、『素人向けにシンプルに書かれた本』となっているわけです。
最近は個人投資家がふえ、Youtubeのようなあやしげな情報を信じて投資してしまったがために、大きな損失をうけたまま投資を引退する人が増えています。
この本は、そんな「てっとり早く正解を知りたい!」と考える人が多い今の時代にピッタリな本だと言えるでしょう。
とはいえ、この二人がただのシンプルな本を書くはずもなく、熟練の投資家であっても驚かされるような事実が紹介されていますし、中には「実は個別投資もしている」なんていう意外な告白もあり、シンプルながらも読みごたえのある本となっています。
そこで、この記事では世界を代表する投資家二人が書き上げた著書『投資の大原則』の要約・紹介していきますので、投資リターンを向上させるための知識を身に付けていっていただければと思います。
<目次>
- 投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント
- まさかの「自分の家を持とう」
- 「個別株投資でも儲けられる!」と考えている投資家へのアドバイス
- 自信過剰ほど怖いものはない
- バートン・マルキール、チャールズ・エリスが買う個別株
- KISSポートフォリオとは
- バートン・マルキール、チャールズ・エリスお勧めのファンド
- 長期投資で成功するためのカギ
- まとめ:『投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント』を要約して紹介させてもらいました
投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント
さて、まずは投資の大原則の目次(大項目のみ)を紹介します。
- まず貯蓄を始めよう
- シンプルな投資法
- 一に分散、二に分散、三に分散
- 大きな失敗を避けよう
- 私たちが勧めるKISSポートフォリオ
- 暴落期でもあてはまる大原則
バートン・マルキール、チャールズ・エリスという『投資界の偉人』二人が書いた本の第一章が『まずは貯蓄を始めよう』というのが面白いですね。
また、第4章までは、インデックス投資家からしたらある種『あたり前』とも言えるタイトルとなっていますが、第5章以降には興味を惹かれる方も多いのではないでしょうか。
私も気になりますw
というわけで、この本の一部を要約しつつ紹介していきたいと思います。
まさかの「自分の家を持とう」
「賃貸がいいか、持ち家がいいか」は、永遠の議題でありますが、個人投資家たちの中では賃貸派が多数だというイメージが(私には)あります。
しかし、バートン・マルキール、チャールズ・エリスの二人は『投資の大原則』の中で「自分の家を持とう」とアドバイスしています。
それには以下の4つの理由があります。
- 子どもを育てるときに、若い家族は子育てに適したところに住むことができる
- 銀行は返せる範囲内でしかお金を貸さない
- 住宅ローンは普通の借金とは違い、『借りる側』が『返しきるタイミング』を決められる
- 住宅ローン金利はかなり低い
つまり
- うまく住宅ローンを活用すれば、良い生活環境を、安心できるお得な借金を借りながらも、住宅を手にいれられる
というわけです。
また、住宅はインフレ対策にもなります。
昨今、日本でもインフレが進んでいますので、住宅の値段も上昇していくことが予想されますし、それに合わせて家賃も上昇していきます。
であれば、
- 安い今のうちに、有利な住宅ローンで、住宅を手に入れておけば、有利に住居を確保できる
といえるでしょう。
とはいえ、
- この意見は、住宅の値段が上がり続けてきたアメリカ在住の人の意見であること
- 持ち家は、『ハズレ』を引いてしまうとかなり面倒なことになる
という注意点があります。
前者は、今後もインフレが続く(住宅の値段が上がり続ける)のが確実であれば、今のうちに住宅手に入れておくことは良い選択だと言えますが、インフレが進まなければ『年々、価値も値段も下がっていく資産』を持つことになってしまいます。
また、後者は、『異常な近隣住民』などの『事前に確認することが難しいハズレ』を引いてしまうと、色々と面倒なことになってしまうこともあります。
(せっかく買った住宅を『売る』という行為がもっとも堅実な対処。と言えるほどの問題が起きることも…)
また、
- アメリカでは中古住宅の購入があたりまえ
- アメリカの住宅は平均寿命が長い(アメリカ:44年、日本:27年)
といった差もありますので、この当たりも考慮した上で「自分の家を持とう」というアドバイスを聞く必要があります。
「個別株投資でも儲けられる!」と考えている投資家へのアドバイス
インデックス投資が広く知られるようになりましたが、それでも「私は個別株投資でも儲けられる!」と考えている個人投資家は多くいるかと思います。
実際にその考えは当たっているでしょう。
というのも、株式投資の期待リターンは7%程度と言われているので、
- 何も考えずにランダムに投資していたとしても、ある程度のリターンが期待できる
ためで、言い換えると、
- どんな人でも、どんなに適当に投資していても、個別株投資で儲けられる
とも言えます。
しかし、その『個別株投資で儲けられる額』がインデックス投資を超えられる人はごくわずかです。
インデックス投資に比べて個別株投資は、楽しい投資法であり、かつ、競馬やパチンコとくらべれば勝つ可能性が高いことから、非常に魅力的な投資であると言えます。
もし、株式投資に『興奮』や『熱狂』を求めているのであれば、競馬やパチンコなどのギャンブルをするのではなく個別株投資をするべきでしょう。
しかし、『お金を増やすこと』を目的として投資するのであれば、インデックス投資をメインの投資として活用するべきです。
それでも「個別株投資でも儲けてきたぞ!」「これからも個別株投資で十分だ!」と思う人は、過去の自分の実績とインデックスの実績を比較してみるとよいでしょう。
多くの人は、リターンがインデックスを下回っているでしょうから。
繰り返しになりますが、個別株投資で儲けることは簡単です。
しかし、インデックス投資を超えるリターンを手に入れられる人はごくわずかです。
投資に『娯楽』を求めているのであれば構いませんが、『資産形成』を目的とするのであれば、リスクが低く、安定したリターンが狙えるインデックス投資をするべきだと言えるでしょう。
また、『誰でも個別株投資で儲けられる』という事実から『自信過剰に陥りやすい』という問題も起きます。
自信過剰ほど怖いものはない
『投資の大原則』では、
- 「学生に、クラスメートと比べて運転は上手な方か?」という質問をすると、圧倒的多数は「自分は平均以上だ」と答える
という有名な研究結果を紹介し、『人は自信過剰になるものだ』という注意喚起をしています。
自信過剰になれば、投資判断が上手く行えるはずもなく、リターンを押し下げる原因となりますし、
実際に私もそうでした。
私は、リーマンショック後から約10年かけて1100万円を投入し、1500万円の資産を手に入れ(400万円のリターン)、「私はすごいかもしれない…!」と考えていた時期があります。
しかし、のちに「同じ期間、同じ額をインデックス投資していたらどうだったのだろうか?」と検証してみたところ、『インデックス投資をしていた方がリターンが良かった』という事実を知ることになりました…。
ちなみに、当時の日経平均の推移はこんな感じです。
たった6年で株価が倍以上になっています。
こんな相場であれば、どんな投資をしていても大きなリターンが手に入ってあたり前ですね。
JPモルガンの創業者であるモルガンは、「株は今後どうなるか?」と尋ねられると、「変動する」と答えるそうです。
モルガンほどの人物であっても、「市場を予想することができる」と自信過剰になることがないよう、注意していることが分かるエピソードですね。
と、こんなことを言っているバートン・マルキールとチャールズ・エリスですが、「実は個別株投資も…」と告白しています。
バートン・マルキール、チャールズ・エリスが買う個別株
『投資の大原則』の中で、『どちらが、何に投資しているのか』までは明言していませんでしたが、調べてみました。
どうやら、
- チャールズ・エリスは、バークシャー・ハサウェイ株を35年以上も持ち続け、毎日株価をチェックしている
- バートン・マルキールは、中国の成長株への投資をしている
という状況にあるようです。
これには驚きです。
「投資家はインデックス投資を活用するべきだ」
「個別株投資でインデックス投資を超えることは難しい」
と繰り返しのように主張している二人が個別株投資をしているとは…。
とはいえ、
私たち二人とも退職資金は安全なインデックス・ファンドで運用している。私たちの子どもたちもインデックス・ファンドで運用している!
とも言っていますので、いわゆる『趣味の範囲』で個別株投資をしているということなのでしょう。
この
- インデックス投資が優位だと分かっているが、個別株投資をしてしまう
という気持ちはよく分かります。
二人とも、金融市場にかかわる仕事をしているので、市場の様々な情報にふれる機会が普通の人よりも多いです。
様々な情報に触れていれば「この銘柄は割安になっている…!」「この銘柄の将来には期待できる…!」という感情があたり前のように出てくるはずです。
そんな環境に置いて『100%インデックス投資』とすることは難しいでしょう。
そこで無理に自分を抑えるのではなく、『資産のごく一部を個別株投資に向ける』ことで自分の雑念を抑えているのかもしれませんね。
かくいう私も、一部だけ個別株を持っていますし、流行りモノの投資信託を買ったこともありました。
『無理せず、趣味の範囲内でインデックス投資以外の投資をする』ことも、インデックス投資を続けるコツなのかもしれません。
さて、続いては、そんなバートン・マルキールとチャールズ・エリスの二人がすすめるKISSポートフォリオについて見ていきましょう。
KISSポートフォリオとは
KISSポートフォリオとは、『Keep It Simple , Sweethert』の略で、下の9つの基本ルールにそったポートフォリオです。
- お金は若いうちちから定期的に貯めよう
- 会社と国に資産形成を手伝ってもらおう
- 不時の出費に備えて、現金は用意しておこう
- 保険をかけているか確認する
- 分散投資をすれば心配の種が減る
- クレジットカードのローンは使わない ― これに尽きる
- 短期運用への衝動を無視しよう
- 低コストのインデックス・ファンドを使う
- オーソドックスな分野に注目。ベンチャー・キャピタルやプライベート。エクイティ、ヘッジファンドのような「目新しい」商品は避けたほうがよい
部分的に要約して紹介します。
お金は若いうちちから定期的に貯めよう
『投資の大原則』にはこう書かれています。
財産を築くのに簡単な方法はない。裕福になるための秘訣なんてない。裕福になるための唯一の方法は(遺産をもらうとか、金持ちと結婚するとか、宝くじに当たるということでもない限り)少しづつ貯めていくだけだ。
誰しもが「ラクに、短期間で、大きなお金を手に入れたい」と考えるかと思いますが、残念ながらそんな方法はありません。
『豊かになるためには、時間をかけて地道にコツコツといくしかない』と理解しておけば、怪しげな投資話や、リスクの高い投資に手を出さずに済みます。
KISSポートフォリオの中でも、これがもっとも大事なルールといえるでしょう。
不時の出費に備えて、現金は用意しておこう
人生には色々なことが起こりえます。
予期せぬ失業や、怪我、病気によって急に大金が必要となるケースはままあります。
一般的には、これら急な出費に備えて『少なくとも6か月分の生活費をとっておくとよい』と言われています。
私も、休職によって収入が激減したことがありますが、仕事は順調にいっていたし、いままで問題と遭遇したこともなかったので、まったく予想できていませんでした。
- いつ誰にでも予想のできないことが起こりうる
ということを理解し、それに備えておくことが必要でしょう。
分散投資をすれば心配の種が減る
『投資の大原則』にはこう書かれています。
資産は広い範囲でさまざまなものを持つのがよい。
アメリカ株だけでなく、中国、ブラジル、インドといった急速に発展している新興国を含めた外国株を保有することが重要だ。
アメリカ人である、バートン・マルキール、チャールズ・エリスが「アメリカ株以外にも分散投資せよ」と言っているのは重要な指摘ですね。
昨今では、アメリカ株への集中投資があたり前のようになっていますが、『より安心するためには、より分散する』ことが大切だと言えそうです。
オーソドックスな分野に注目。ベンチャー・キャピタルやプライベート。エクイティ、ヘッジファンドのような「目新しい」商品は避けたほうがよい
世の中を見ていると、
「これは、いままでの商品とは違う優れた商品で、これに投資すればあなたは素早くお金持ちになれます」
と言う商品が紹介されています。
有名なものとしては、レバナスや、ロイヤルマイル、グロ3などが挙げられます。
これら商品が注目されている時期には、SNS上でこれら商品が賞賛されまくり、批判する人がいれば総叩きにされてしまうほどに人気が集まります。
しかし、これら商品に投資していた人が今どうなってしまったかは、今さら説明するまでもありません。
また、新しい投資商品には以下の3点の特徴があります。
- 新商品の中でごく一部のうまくいった商品だけが、大きなリターンが得られる
- 新商品の平均成績はパットしない。
- うまくいく可能性の高い投資先は埋まっており、新規投資家を受け入れていない
つまり、
- 新商品のほとんどはイマイチだし、『本当に良い商品』は普通の個人投資家が買えるところに存在しない
というわけです。
それでも稀に、圧倒的リターンを叩き出す商品が目の前に現れることもありますが、そのリターンが続くことはなく、気付いたら話題にすらならなくなっているのが、こういった商品の末路です。
よって、新しい商品に飛びつくことなく、昔からある堅実な投資先を選ぶことが、リターンを高めるためのポイントとなります。
というわけで、バートン・マルキール、チャールズ・エリスの二人がすすめる『堅実な商品』も紹介していきたいと思います。
バートン・マルキール、チャールズ・エリスお勧めのファンド
冒頭でも書きましたが、バートン・マルキール、チャールズ・エリスは
「S&P500やNASDAQ100指数をベンチマークとするファンドは、投資範囲が狭すぎると思う。」
と発言しています。
というわけで、「じゃー、どの商品ならいいんだ?」という問いに答えるべく、二人のお勧め商品を列挙しておきます。
始めて投資する人(おそらくアメリカ人)向け
- FSKAX(Fidelity Total Market Index):アメリカ企業全体の5000社
- SNXFX(SchwabTotal 1000 Investor Class):アメリカ企業1000社
- VTI(Vanguard Total Stock Market):アメリカ企業3500社以上
アメリカ株に集中投資するにしても『最低でも1000社以上へ分散投資するファンド』が選ばれています。
『投資の大原則』は、主にアメリカ国民に向けて書かれていますので、ホームカントリーバイアス(自国への投資は安心感がある)を配慮して、(初心者に向けて)こういった選択になったのかと思われます。
とはいえ、アメリカの大企業の多くは外国でも多くの利益を出しているため、これだけでも『世界中に投資している』という効果もある程度はあります。
とはいえ、上でも書いた通り、二人は『より広く分散投資すること』を勧めているので、全世界株式も紹介します。
全世界株式に投資するファンド
- VT(Vanguard Total World Stock ):世界47か国、約8000社
全世界株式が対象であれば、鉄板のVTが二人のおススメです。
補足する必要もないかと思いますが、『投資の大原則 』の言葉を引用すると、
全世界株式市場インデックス・ファンドに投資すると、広く分散投資したものをたった1つのファンドで手に入れられる。
一か所ですべての買い物ができるようなものだ。
と説明しています。
なお、ここでは『株式ファンド』のみを紹介していますが、著者の二人は「人生のステージに合わせて、債券ファンドも組み合わせるべきだ」とも言っていますので、そこも覚えておいてください。
では、最後に『長期投資で成功するためのカギ』を紹介したいと思います。
長期投資で成功するためのカギ
とはいえ、そのカギは非常にシンプルで
- 分散投資
- リバランス(定期的にチェックし、一度決めた分散比率へ戻すこと)
- ドルコスト平均法(定期定額長期積み立て投資)
- インデックスファンド
の4つしかありません。
『分散投資』と『インデックスファンド』は、重複しているようで重複していません。
前述の通り、S&P500やNASDAQ100指数のインデックスファンドは、分散投資として不十分だからです。
投資をしていると、暴落や新しい魅力的な商品などに出会い、「何かしなければ…!」という思いに駆られることがあります。
そして、その思いに惑わされて余計な行動をしてしまうことこそが、リターンを押し下げる原因となります。
しかし、上にあげた4点を辛抱強く守り続けることができれば、大きなリターンが期待できます。
最後に『投資の大原則』の言葉を引用します。
忍耐力と継続こそが大事だ。
この投資の大原則に基づいて長期方針を立て、しっかりと実行すれば、成功は間違いないだろう。
まとめ:『投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント』を要約して紹介させてもらいました
といった感じで、歴史的名著である『ウォール街のランダムウォーカー』『敗者のゲーム』の著者バートン・マルキール、チャールズ・エリスというレジェンドの書いた著書『投資の大原則 人生を豊かにするためのヒント』を要約して紹介させてもらいました。
ここで紹介した内容をまとめると、
- 家を持とう
- 個別株投資でも儲けられるがインデックスを超えることは困難
- 個別株投資で勝ったからといって自信過剰になるかなれ
- KISSポートフォリオを守ろう
- 分散したインデックスファンドに、ドルコスト平均法でリバランスしながら投資しよう
といった感じとなります。
「投資は難しいし恐ろしい…」という声を聞くことがありますが、それは株価や世間の雰囲気に流され、『必要のない行動をとってしまった人々』の声です。
しかし、実際は『長期投資で成功するためのカギ』で紹介したシンプルなルールを守り続けるだけで、大きなリターンが期待できますし、これが最高の投資方法であることは間違いありません。
さて、『投資の大原則』にはここで紹介した内容の他にも
- 「時は金なり」の本当の意味
- リバランスでリスクを軽減する
- サンタクロース相場の錯覚
- なぜバフェットは大きな失敗を避けられたのか?
- 第2のウォーレン・バフェットはどこに?
- リターンを確実に増やす1つの原則
といった内容が書かれています。
また、サブタイトルでもある『人生を豊かにするためのヒント』という目線でも、バートン・マルキール、チャールズ・エリスの二人考え方がちりばめられています。
『投資の大原則』はたった200ページほどの本で、二人は「2時間もあれば読める読みやすい本にした」と説明しています。
よって、細かい技術や、詳細な分析結果は書かれていませんが、『投資で勝つための重要なルール』がすべて書かれているといっても過言ではありません。
というわけで、「なんとなくインデックス投資をしているけども、ちゃんと勉強をしたことはないな~」という人におススメの一冊でした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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