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「株式投資の未来」はアメリカ株の長期投資のバイブル【要約・書評】

最終更新日:2020/4/23

 

アメリカ株投資をしている人の必読書「株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもらたす 著者:ジェレミー・シーゲル」を読んだことはありますか?

 

この本は、過去の大量のデータ(株価や配当など)を分析し、「株式投資の未来が明るいこと」や「株式投資で勝利する為の方法」を導き出しています。

 

「これを読まずにアメリカ株投資をしている人はいないんじゃなかろうか」というレベルの必読書です。

本ブログの筆者であるひょしおんぬ(世界分散投資をしている)も複数回読んでおり、色々と学ばせてもらっています。

 

本記事では、「株式投資の未来」の一部内容を紹介していきますので、興味がある方の参考になれば幸いです。

 

<目次> 

 

「株式投資の未来」はアメリカ株の長期投資のバイブル

「株式投資の未来」では、巷でよく聞く(本ブログでもよく使う)

  • 割安株への投資が高い利益をもたらす
  • 配当金の再投資が重要
  • 暴落が将来の資産を作る

 などが、過去実績をもちいて証明されています。

 

というわけで、さっそく解説していきます。

 

割安株への投資が高い利益をもたらす

「株式投資の未来」では1957年~2003年までの実績を用いて、以下のグループ別に累計リターンを分析しています。

  • S&P500全体(アメリカ平均株価を見る代表的指数)
  • S&P500の中で割高な(PERが高い)グループ
  • S&P500の中で割安な(PERが低い)グループ

 

その結果の年間リターンは以下の通りで

  • S&P500全体    :11.18%
  • 割高なグループ :  9.17%
  • 割安なグループ :14.07%

PERが割安なグループが最も高いリターンを叩き出していたことが証明されました。

 

このリターンの数値だけ見ると大きな差に見えないかもしれませんが、このリターンは複利によって大きな差を生み出し、1957年に1000ドル投資していた場合の2003年時点の資産は

  • S&P500全体    :130,768ドル
  • 割高なグループ :  56,661ドル
  • 割安なグループ :425,703ドル

となり、複利の力のよって割高グループと割安グループの差は8倍近くにもなります

※ 複利については以下記事をご参照ください。

このことから、株式投資の未来では「割安株への投資が高い利益をもたらす」としています。

 

そして、一般的に

  • 割安株 = 不人気株
  • 割高株 = 人気株

 であることから、明るい未来が予想される人気の株(今であればAI産業や再生可能エネルギー産業など)であっても、株式投資によるリターンが高いわけではないと証明されました。

 

すなわち「人気はないが安定した会社(鉄道株や電力株など)への投資が利益をもたらす」ということで、「株式投資の未来」のサブタイトルである「永続する会社が本当の利益を生み出す」につながるわけです。

 

そして、この「永続する会社」は配当利回りが高い銘柄が多く存在しており、その配当金を「どう扱うか」が将来の資産額を決める大きな要因となります。

 

配当金の再投資が重要

投資家の中には「配当金はお小遣いみたいなものなので、パーっと使ってしまう」という人がいます。

しかし、そのような行動は将来の大金を逃す要因となっています。

 

「株式投資の未来」では、1871年~2003年までの実績をもちいて、

  • 配当金を再投資した場合
  • 配当金を再投資しなかった場合(パーっと使った)

 の資産の推移を計算したところ、1871年に1000ドルを投資していた場合の2003年時点の資産額は

  • 再投資した  :7,947,930ドル
  • 再投資しない :   243,386ドル(誤記じゃないよ)

と驚くほどの差が発生していたことが証明されました。

 

これは上記でも書いた通り「複利の力」が大きく働くためです。

短期的には配当金は大した金額ではありませんが、それを再投資することで「翌年の配当金がより増加する」ことになり、さらにその配当金を再投資することで「さらに配当金の増加ペースが加速する」という力が働き、結果として大きな資産額の差を生み出す結果となりました。

 

また、1958年~2003年の実績をもちいて、

  • S&P500全体
  • S&P500の中で配当利回りが低いグループ
  • S&P500の中で配当利回りが高いグループ

に1000ドル投資していた場合の2003年時点の資産額を分析したところ、

  • S&P500全体     :130,768ドル
  • 配当利回りが低い :  64,930ドル
  • 配当利回りが高い :462,750ドル

と、驚くべき結果となりました。

(割高株、割安株での比較に近い結果ですね)

 

このことから「株式投資の未来」では、「高配当株への投資」と「配当金の再投資」が重要であると説いています。

 

次パートでは、新型コロナウィルスによる暴落で揺れる今だからこそ読んで頂きたい「暴落が将来の資産を作る」について解説していきます。

 

暴落が将来の資産を作る

「株式投資の未来」では、過去最悪の暴落である大恐慌(1929年~)の際に投資していた場合の資産の推移も分析しています。

 

大恐慌の際は、株価だけで見ると暴落後に「1929年付けたピークの株価」まで回復するのに25年(回復したのは1954年)かかっており、ここだけ切り取ると「最悪の事態だった」となってしまいます。

 

しかし、「1929年のピーク時」に1000ドル投資し「株価が元値にまで戻した1954年」まで「配当金の再投資」を続けた結果、資産額は4440ドルにまで膨れ上がっています。

年間リターンにすると6%以上です。

 

「投資を開始した1929年」

「終点にしている1954年」

は、同じ株価(S&P500)であるのにも関わらず、「配当金の再投資」をし続けるだけで、資産は4倍以上にもなっているわけで、これは驚きの結果です。

 

なお、これは「配当金の再投資をしていただけ」の結果なので、ドルコスト平均法で暴落時に追加で資金を投入していれば、より大きなリターンを手に入れられます。

 

この「配当金の再投資だけで大きな利益を得られた」理由は単純で、「株価は大きく下落したが、配当金はそれほど大きく下げなかった」ためです。

 

大恐慌時に、株価は最大で90%近く下落していましたが、配当金は50%程度の下落に留まりました。

 

すなわち、例を挙げると

  • 暴落前 株価:100ドル、配当:1.0ドル、利回:1%
  • 暴落後 株価:  10ドル、配当:0.5ドル、利回:5%

と、配当利回りが5倍にも膨れ上がり、結果として「配当金の再投資で大量の株を購入することができるようになった」が為に、年利6%という高いリターンを達成できたわけです。

 

このことから、「株式投資の未来」では「暴落時でも配当金の再投資をしていれば高いリターンを確保できる」と結論づけています。

 

よって、今起きている新型コロナウィルスによる暴落でも悲観することなく、タンタンと「配当金の再投資」を続けていけば、将来大きな資産を手に入れられる可能性が高いというわけです。

  

まとめ:「株式投資の未来」はアメリカ株投資を行う人の必読書です

 本記事では「株式投資の未来」の中から

  • 割安株への投資が高い利益をもたらす
  • 配当金の再投資が重要
  • 暴落が将来の資産を作る

について、ピックアップして解説していきましたが、他にも

  • 株式リターンの平均回帰性
  • 先進国の高齢化による危機
  • ハイテク株への投資結果
  • 各国の株式投資リターン
  • 未来に向けた戦略

などなどを、実際のデータを使用して検証しています。

 

また、「具体的に何に投資すれば高いリターンが期待できるのか」についても言及されており、非常に実用性の高い本となっています。

 

「株式投資で利益を出したい」と考えている方にはお勧めの一冊です。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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 本ブログの読者に”最も伝えたい内容”を整理した記事です。

筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、

  • 大きな資産を手に入れ、セミリタイア計画を遂行出来ている

と考えています。

本ほど「”低コスト”で”人生を豊かにする”道具」は他には考えられません。

 

 

それではまた

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