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私が思う『インデックス投資』にナスダック指数は入らない

「レバナスもインデックス投資だ!」という言葉をTwitter上で見かけて、思うところがあったので書いていきます。

 

個人的な考え方としては、

「レバナスをインデックス投資と呼んでほしくない」

と思っていて、それどころか

「ナスダック(総合 or 100)指数や、NYダウ平均、日経平均に連動する投資でも、インデックス投資と呼んでほしくない」

さらに(いっぱい批判されそうですけども)

「S&P500に連動する投資がギリギリインデックス投資に入る」

くらいだと思っています。

 

いまさらながら、

  • インデックス投資とは、指標と同じ動きになるように投資する投資法

というのが一般的な定義です、と。

 

そういう意味では、ナスダック総合指数でも、NYダウ平均でも、日経平均でも、連動している投資はすべてインデックス投資なのでしょう。

 

レバナスでさえ、「レバレッジかけてるけど、基本的にはナスダック総合指数に連動しようとしているからインデックス投資だろう」と言われれば反論できません。

(それどころか、『レバレッジをかけたナスダック指数』があれば、まごうことなくインデックス投資に…)

 

しかし、インデックス投資には、

  • しっかりと投資先を分散することで、個別銘柄への投資よりリスクが低く
  • 長期投資をすれば、経済が成長していくのに合わせてリターンが手に入る
  • 投資先をコロコロ乗り換える必要がなく、どっしりと投資しているだけでOK

というイメージ、まとめると「投資の中では、わりと安全」というイメージがあります。

(この『イメージ』の時点で違っていたら、以降の話は成立しませんが…)

 

ナスダック指数への投資は、インデックス投資のイメージと合わない

 

んで、レバナスに関しては、完全にそのイメージから乖離していますと。

具体的には、

  • ハイテク企業ばかりへの投資になるので、あまり分散できていない
  • レバレッジをかけた投資は、経済が成長、指数が右肩上がりであったとしてもリターンが手に入るとは限らない

からです。

 

んで、前者(No分散)に関してはナスダック(総合 or 100)指数についてもあてはまるので、「インデックス投資のイメージとは違うなぁ…」なんて思う訳です。

 

『コロコロと乗り換える必要がなく』という点で見ても、「ハイテク銘柄の時代はおわった」なんてことを言われるようになれば、ナスダック指数から乗り換えたくなってしまうんではないでしょうか?

 

とくに、「これからはハイテク銘柄じゃ!」という時の声に押される形でナスダックへの投資を始めた人であれば、「これからは○○じゃ!ハイテクは終わりじゃ!」という声が多数となったとき、それにあらがえる気がしません。

 

S&P500は、ギリギリインデックス投資?

そんな目線で言うと、

「S&P500インデックスへの投資がギリギリセーフなラインかなぁ」

なんて思ってしまうのです。

 

私が崇め、尊敬している

  • ウォーレン・バフェット
  • ジョン・ボーグル
  • バートン・マルキール
  • チャールズ・エリス
  • ジェレミー・シーゲル

といった投資界の偉人たちは、S&P500をインデックスと認め、それを個人投資家に推奨してています。

しかし、彼らの言葉は『アメリカの個人投資家に向けた言葉』であることが多いです。

 

ダイレクトに日本の投資家に向けて「S&P500インデックス、いい商品です。」なんて言葉を聞いたことはありません。

(あったら教えてください!!)

 

「アメリカ在住の投資家がアメリカ企業に投資すること」と、「日本在住の投資家がアメリカ企業に投資すること」は大きく違います。

 

最悪を考えれば(一例ですけども)

  • 中国経済がアメリカ経済の規模を超える(これは現実的でしょう)
  • 中国が経済覇権国となる
  • 人民元が世界の基軸通貨となる
  • ドル暴落
  • アメリカ株が紙くずに

なんてことがあってもおかしくありません。

 

むしろ、いわゆる『異常事態』なんてのは思いもよらぬところから発生するので、「アメリカ企業だけに投資していても大丈夫!」なんて言い切ることはできません。

 

とはいえ、これは、同じように「世界中に分散投資しているから大丈夫!」なんてことも言えない、ってことでもありますので、「世界分散の方が、まぁ、多少はマシじゃない?」という程度の話でもあります。

 

また、S&P500に入るレベルの企業は世界中のマーケットを相手としているので、アメリカ一国の問題でS&P500企業が壊滅的ダメージを負うことは少ないんじゃないかとも思えます。

 

そんなわけで、

「S&P500くらいからは、インデックス投資っぽいなぁ…」

なんて私は思うわけです。

 

TIF(伝統的インデックスファンド)みたいな定義があってもいいのかなぁ

で、そんなことを妄想していると、ジョン・ボーグル氏の言う、TIF(Traditional index fund)=伝統的インデックスファンドみたいな定義があってもいいのかなぁ、なんてことも思ったりするわけです。

 

「インデックスに連動していれば、インデックス投資ですぜ」という定義だけでは、『100万倍のレバレッジをかけたインデックス』が存在し、それに連動するファンドが出来上がれば、「これ、インデックスファンドです」と言えてしまいます。

 

それは、あまりにインデックス投資のイメージとかけ離れた商品です。

 

繰り返しになりますが、インデックス投資には、

  • しっかりと投資先を分散することで、個別銘柄への投資よりリスクが低く
  • 長期投資をすれば、経済が成長していくのに合わせてリターンが手に入る
  • 投資先をコロコロ乗り換える必要がなく、どっしりと投資しているだけでOK

というイメージが一般的かと思います。

 

不勉強な人がそのイメージにつられて

「わりと安全なインデックス投資をするぜ!」

「インデックスの中でもナスダックを選ぶぜ!」

「せっかくだからレバレッジもかけるぜ!」

となってしまうのは恐ろしいです。

 

んでそのまま「インデックス投資こわーい!」となってしまうのは、いちインデックス投資家としては残念で仕方ありません。

 

とはいえ、

  • インデックス投資の中には、むっちゃ怖い商品もあれば、わりかしリスクが低い商品もある。

というイメージが一般的になれば、何の問題もないかもしれません。

 

しかし、それでは『ただの普通の投資』と同じになってしまい、

『インデックス投資が、「投資を始めるひと」を増やすアイテムとなりえなくなる』

という残念な結果をまねきそうです。

 

せっかく

「インデックス投資は、リスクもあるけど、まぁまぁ安全な投資よ。初心者もいらっしゃい。」

的なイメージがあるので、このイメージを壊さずにいければいいなぁ、と思うのでした。

 

ま、ただの個人的な感想ですがね。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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