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投資のリターンを0.01%でも上げるための情報を紹介しつつ、子持ち夫婦がインデックス投資”だけ”でセミリタイアするまでの過程を公開

「インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳」

最近インデックス投資が急速に『あたり前の投資法』として広がりつつあるのを実感しています。

私も投資を勧めるべくブログを書いているので、これは非常に喜ばしい傾向です。

 

しかし、

「インデックス投資なら大丈夫」

といった『インデックス投資にはリスクがない』とも捉えられるような言葉を見ることもあり、そのたびに不安になってしまいます。

 

そんなわけで、近ごろは

「もうちょっとインデックス投資のリスクを前面に出したほうがいいのかな~」

なんてことを思っていたら、ちょうどよい記事があったので、紹介しつつ考えていこうと思います。

 

その記事が「インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳」で、この記事によると

などを『妄信してはいけないわけ』として挙げています。

 

20年で2倍に満たないことも十分ありうる

その記事では、

  • 毎月3万円を積立
  • 年利5%を想定

とした際のシミュレーション結果を下のグラフで表しています。

 

20年それを続けた結果が

  • 総資産:1233.1万円
  • 元本 :  720.0万円
  • 運用益:  513.3万円
  • 利益率:71%

ということで、「20年経っても倍になっていない!!」ということです。

 

とはいえ、このシミュレーションだと

  • 10年目に積み立てた資金の投資期間は10年
  • 20年目に積み立てた資金の投資期間は0年

と、

  • 後半に投資した元本ほど、投資期間が短い

というあたり前の状況にあるため、「これで2倍になるわけなかろうw」とツッコみたくなってしまう内容となっています…。

 

しかし、「20年で2倍に満たないことも十分ありうる」というケースが十分に考えられるのは事実です。

 

株式投資における『期待リターン』は、あくまでも『過去の実績』でしかなく、将来を補償してくれるようなものではありません。

 

そこを理解せずに「インデックス投資は儲かるんでしょ」と考えてしまっていると

  • 数年間マイナスリターンのままだった
  • 50%を超えるような暴落が起きた

といった『よくある不調』に出会っただけでも投資をやめてしまうことになるかもしれません。

 

よって、

「インデックス投資は無難だけども、横ばいが続くこともあるし、大きく損することもある」

「そのリスクを負っているからこそリターンも期待できるのだ!」

と理解しておく必要がありそうです。

 

「通貨」の弱体化

紹介している記事では、

「さらに気をつけないといけないのは、日本円の弱体化です」

と、通貨のリスクをあげています。

 

しかし、紹介している記事では「人気のS&P500に投資していると~」と海外への投資を前提に話を進めているので、

「円安になれば、評価額が上がるだけでなんで、円安はどちらかというとメリットなんだけどな~」

というツッコミをしたくなってしまいます…。

 

とはいえ、内需の日本企業ばかりに投資しているのであれば、円安によって厳しい状況に追い込まれるリスクは十分に考えられます。

 

ここ1年間の動向から「為替は結構うごくぞ」ということを理解した人が多いでしょう。

そういう意味でも、

  • ひとつの国の通貨の値動きによって大きく影響されそうな投資は避けるべし

ということが言えそうです。

 

これは、日本円だけに限らない話であることにも注意が必要で、『円高』になれば海外にある資産の評価額が下がることも理解しておきましょう。

 

「元本がマイナスでも現金化」は誰でも起こりうる

最後に、

「元本全体がマイナスになっているときに急にお金が必要になったとき。そのときは損切りするような形で積立元本を現金化しないといけません。」

という大きな問題をあげています。

 

これはごもっともな意見で、資産のほとんどを株式にしていると、多額の現金が必要となったときに株式を現金化せねばならなくなることもあるでしょう。

 

その時に評価損が出ているのであれば「投資せずに貯金しておけばよかった…!」と残念なことになってしまいます。

 

ある程度の現金があれば、そうなる可能性は低いですが「絶対にない!」と言い切ることはできません。

 

よって、

  • インデックス投資であろうとも、大きくマイナスになることがある

というあたり前のことを理解しておき、

  • 現金が必要となるイベントが近いのであれば、投資せずに現金のまま保有しておく
  • ある程度の現金は確保しておく

といったことが重要になると言えそうですね。

 

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と言った感じで、『インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳』という記事を紹介しつつ考察してまいりました。

 

とにもかくにも、『インデックス投資でもあたり前のようにマイナスになることがあるよ』ということを理解しておくことが大切だと言えるでしょう。

 

インデックス投資が広がりつつあり、非常に喜ばしい状況であるのは間違いありませんが、「インデックス投資であれば何の心配もない!」と間違った認識が広がってしまうのは望ましくありません。

 

そこで、『インデックス投資のリスク』的な情報をしっかり発信してくれる記事を探しているわけですが、今回の記事のようにツッコミどころが多いと逆効果な気がしないでもないです…。

 

というわけで、もっと、こう、しっかりと投資の危険性を取り上げる記事が増えてくれないとなー。と思うのでした。

 

自分で書こうかなぁ?

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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