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著名投資家の行動・発言が目立ってきたので紹介

近ごろ2022年の第4四半期の保有銘柄報告が上がってていることもあり、著名投資家の行動が目立ってきたので紹介しようと思います。

 

今回は、

  • ウォーレン・バフェット
  • マイケル・バーリ
  • ジェレミー・シーゲル
  • ジョージ・ソロス

の4名です。

 

<目次>

 

バフェットはTSMCを大量売却

バフェット率いるバークシャーハサウェイは、2022年の第4四半期にTSMC株(台湾セミコンダクター マニュファクチャリング)を86%売却したことを報告しました。

バークシャーは、2022年の第3四半期に40億ドル以上のTSMC株を購入していただけに、驚きです。

 

売却の理由は明らかにされていませんが、

  • 半導体の需要低下によって、2023年の設備投資計画を大幅に縮小した

ことが原因ではないかと言われています。

 

半導体業界は「これからも大きく成長していく」と考えられており、SOXLのように『半導体企業にレバレッジをかけたETF』が人気となっていますが、バフェットの見解はそうではないのかもしれません。

 

なお、他にもバークシャーは、

  • US Bancorp(地方銀行)を91%売却
  • Bank of New York Mellon(金融)を51%売却
  • Activision Blizzard(ゲーム)を12%売却
  • McKesson(ヘルスケア)を10%売却

など、バークシャーが長年保有してきた銘柄の売却を行いました。

 

反対に

  • Apple
  • Louisiana-Pacific(建設資材)
  • Paramount Global (マスメディア)

などの銘柄を追加購入していますが、いずれも大した額ではありませんでした。

 

このバークシャーの動きからは

  • 2023年は厳しい1年となるかもしれない

なんてことを想像してしまいますね。

 

「Sell」とつぶやいたマイケル・バーリは中国株へ投資

1月31日に「Sell」とTwitter上で発言し、話題となったマイケル・バーリですが、中国株は保有しているようです。

 

バーリ率いるサイオンアセットマネジメントは、中国企業である

  • アリババ・グループ
  • JD.com(WEBサービス)

の2社へ投資したことを発表しました。

 

他にも、

  • MGM リゾーツ インターナショナル
  • GEO Group(REIT)
  • Black Knight(ソフトウェア)

といった企業へ投資していることを明らかにしました。

 

また、反対に

  • Aerojet Rocketdyne(航空宇宙)
  • Charter Communications(通信)
  • CoreCivic(REIT)
  • Liberty Latin America(通信)

といった(いずれもアメリカ企業)の株を100%売却しました。

 

マイケル・バーリも『売却』が目立っていますね。

うーん、おそろしや…。

 

ジェレミー・シーゲル

名著『株式投資』の著者として有名なジェレミー・シーゲル教授は、

「アメリカ経済がおどろくほどの速度で回復してきているのが、株式にとっては悪い材料となりかねない」

と警告しています。

 

2月3日に発表された、1月時点のアメリカの失業率は3.4%にまで回復しており、これは過去50年間でもっとも低い水準です。

 

低い失業率はインフレ要因となり、インフレを止めるためにはさらなる利上げが必要となります。

しかし、これ以上の利上げをすれば、アメリカ経済へ大きなダメージを与えることとなりかねません。

 

また、利上げをすることで国債などの債券の魅力が増し、株式→債券へお金が移動することが予想され、株式にとってはマイナスに働きます。

 

とはいえ、シーゲル教授も長期的には強気の予想を立てており、

「2025 年までにダウ工業株平均が 18% 上昇するだろう」

という発言をしています。

 

シーゲル教授の予想があたっているとすれば、『株式への長期投資』というスタイルを変える必要はありませんが、短期的な株価の値下がりを覚悟しておいた方がいいかもしれませんね。

 

ジョージ・ソロスは米国債券を大量購入

2月13日の報告で、ジョージ・ソロスのソロスファンドは、

  • アルファベット(Googleの親会社)
  • ディズニー
  • テスラ
  • ブッキング・ホールディングス(オンライン宿泊予約)

などに追加投資していることを明らかにしました。

 

しかし、それ以上に注目を集めているのは、iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF(LQD)を、2.55億ドルほど購入していたことです。

金利上昇によって債券利回りが上昇しているため、安定した利回りの期待できるLQDを投資先としら選んだわけです。

 

また、個別の社債としては、

  • Marathon Digital Holdings(暗号資産マイニング)の社債を3960万ドル購入

したことも公開されています。

 

債券は、株式よりもリスクが小さく、安定したリターンをもたらしてくれることが期待できます。

 

よって、

  • 金利が大きく上昇した今、債券は非常に魅力的な商品である

と言えます。

 

反対に、

  • 金利が上昇すると、債券価格は下がる

という性質もあるため、

  • 『ジョージ・ソロスが債券を購入した』ということは、ジョージ・ソロスが「金利の上昇はひと段落した」と判断したということ

なんていう想像もできます。

 

実際に、LQDの過去5年の推移はこんな感じで、2022年末を底に上昇をはじめています。

iShares iBoxx $ Inv Grade Corporate Bond ETF (LQD)

 

この傾向がこれから続くかどうかは分かりませんが、『ジョージ・ソロスが債券を大量買いした』という事実は、一つの参考情報となるでしょうね。

 

まとめ:最近の著名投資家の行動・発言を紹介させてもらいました

といった感じで、最近の著名投資家の行動・発言を紹介させてもらいました。

 

どちらかと言うと、『株式にはネガティブな情報』が多かったかと思います。

 

こういった情報に触れていると

「株を売って債券に乗り換えようかな…」

みたいな考えがでてきてしまいますね。

 

しかし、私はその考えを行動に移すことはしません。

 

というのも、

  • 著名な投資家だからといって、未来を正確に読めるわけではない
  • 短期的には、『株売り・債権買い』が正解であったとしても、長期的には株式が最善な選択肢であることに変わりはない
  • 仮に『株売り・債権買い』が成功したとことで、どこかのタイミングで株式に戻らねばならず、そのタイミングが成功するとは限らない

といった考えからです。

 

というわけで、色々紹介しておいてなんですが、

これからもコツコツと広く分散したインデックスへの投資を続けていこうぜ!

という面白みのない言葉を書いて終わりにしようと思います。

 

参考記事:

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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