最終更新日:2020/6/5
「株の望ましい保有期間は永遠だ」という名言を残しているウォーレン・バフェットですが、第1四半期に19銘柄の株を売却しました。
これは新型コロナウィルスの影響によるもので、今年5月にあったバークシャー・ハサウェイの株主総会でも「世界は変わる」と発言していた通り、「今までの投資戦略が通用しなくなった」との判断によるものです。
<目次>
ウォーレン・バフェットが2020年の第1四半期に手放した19銘柄
売却した株は(売却数順に)
- ゴールドマンサックス(金融:8割売却)
- シリウスXM(メディア)
- JP・モルガンチェース(金融)
- シンクロニー・ファイナンシャル(消費者金融)
- アメリカン航空(航空:全て売却)
- リバティ・グローバル(メディア)
- ダヴィータ(ヘルスケア)
- テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(製薬)
- ゼネラルモーターズ(自動車)
- トラベラーズ(保険)
- リバティ・メディア(メディア)
- フィリップス(ヘルスケア:ソニッケアー)
- アクサルタ・コーティング・システム(自動車の塗料)
- ベリサイン(インターネットインフラ)
- リバティー・ラテンアメリカ(通信)
- サンコア・エナジー(エネルギー)
- サウスウエスト航空(航空:全て売却)
- バイオジェン(製薬)
- アマゾン(川)
となっており、「金融」や「メディア」の売却が目立っています。
以下記事でも書いた通り、バフェットにとって「金融株」は保有資産の約半分を占める”お気に入り”とみなされています。
また、4月に入ってからも金融会社の「USバンコープ株」も売却していることが判明しています。
バフェットは「変わった後の世界」では、金融企業が大きな利益を上げることが難しいと考えているのかもしれません。
また、売却比率の上位は特定の業界にかたよっていますが、
- 航空株は全て売却
- その他業界もまんべんなく売却
しており、「新型コロナウィルスによる影響が特定の業界に留まらない」と考えていると言えそうです。
ウォーレン・バフェットは投資の超人だが
バフェットは
「ビジネスで最も危険な言葉は「他の誰もがやっている(から自分もやる)」です」
と言っています。
新型コロナウィルスは、いまだ鎮静化していないにも関わらず、株価は大きく回復してきました。
すなわち、誰もが(多くの人が)「これから景気は回復する」と考えて株を買い増ししているわけです。
その動きを見て「皆が買っているから自分も買おう」と、思考停止にならないようにする必要がありそうです。
逆に、「この記事」や「2番底が待っているぞ!」という声を聴いて、「まだ株を買うべきではない」と考えるのも愚かと言えます。
誰であっても未来を正確に予想することは出来ません。
よって、自分の頭で考え、納得した上で行動に移していくようにしたいものです。
(その結果として、成功するか失敗するかは二の次です)
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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