株式(ほぼ)100%のポートフォリオにメスを入れる時がやってきました。
もちろん、株価が上がりすぎているから別の資産に退避する」「円高になりそうだから海外資産を減らす」といったタイミング投資がしたいわけではなく、
- 計画していた以上に資産が増えたから、『安心』をより厚くするために低リスクの資産を増やす
という話です。
現在のわが家の年間支出額は400~500万円ほど。
私が想定している株式投資リターンは年間5%ほどであるため、8000万円分のインデックスファンドを保有していれば、ここから支出の大半をまかなえることになります。
これに加え、ブログや太陽光発電からの収入があるため、机上では『FIREしてもOK!』といえる状況にあります。
しかし、『株式投資リターン』の源泉となっているのは情緒不安定な市場であるため、
- 何年もマイナスリターンが続く時期
- いっきに株価が50%以上も暴落するタイミング
がほぼ間違いなく存在しており、「毎年400万円ずつ手に入るお金で安定した生活が送れる!」と言えるはずもありません。
こういったイマイチな時期に株式を売り払って生活費に充てることは、精神衛生上よろしくないだけでなく、『お金の生る木を手放す行為』であるとも言えます。
その『イマイチな時期に株式を売らなければならない』を防ぐための対策としては、
- イマイチな時期があっても問題がないほどの資産を手に入れておく
- イマイチな時期を乗り切るだけの低リスク資産を確保しておく
が一般的な手法であり、私は後者を選びました。(前者がより良い選択ではありますが、そこまでサラリーマンを続ける気力はありません)
んでまぁ、こちらの記事(【バケツ戦略】長期投資しか知らない私を助けて欲しい)でも書いたバケツ戦略を参考にしながら考えてきたわけですが、
- 長期バケツ:株式インデックスに8000万円(長期的には年間400万円のリターンを期待)
- 中期バケツ:低リスク資産に長期バケツからあふれたほぼすべてのお金
- 短期バケツ:200万円くらい?
という結論に至りました。(いまのところは…)
ちなみに、このブログで定期報告している『我が家の資産』は8000万円ほどしかないので『中期バケツに移行する資産はない』ように見えますが、このほかに
- 800万円ほどの確定拠出年金
がありますので、これを加えると8800万円の資産があることになります。
というわけで、しばらくは
- 適当な投信を売り、800万円の現金を確保
- 800万円を確保する中期バケツに適した資産の調査
をしていくこととします。
で、決断したら即実行!ということで、トータルリターンが200%近くある全米株式インデックスから売却を始めました。
『中期バケツ用の資産を決めてから、持っている投信の売却』という流れでも良かったとは思うのですが、
「中期バケツ用の資産を検討している間に株価が下がったらイヤじゃん!!」
という思いが強かったようで、売りを急ぐこととなりました。
どうやら、
「せっかく8000万円を超える資産を手に入れたのに、株式(ほぼ)100%の現状で暴落が起きたらどうしよう…。」
という不安があったようで、ある程度の現金化が進んだ現在は、少し気が楽になりました。
これまでは「どんとこい暴落!」としか考えてきていませんでしたが、セミリタイア後の生活をリアルに想像するとこれまでと違った考えが出てくるようです。
もちろん、
- 安定した収入がある人は100%オルカンでOK!
という思いに変わりはありませんが、引退後の生活にこれは当てはまらないのかもしれません。
安定した収入のあるこれまでは、とくに考えて投資する必要はありませんでしたが、この先はそうも言ってられないようです。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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