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マイケル・バーリの経歴や現在の投資先を紹介【水の時代?】

リーマンショックの際に空売りを仕掛け、巨額の富を手に入れたマイケル・バーリが、2022年の第2四半期に保有株式を1億6500万ドルから330万ドルへと98%も激減させました。

しかし、ただ単に売却しただけではなく、一部の資産に集中投資してることも分かっています。

 

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映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』の主人公の一人であるマイケル・バーリの動向に注目があつまっています。

 

というのも、バーリは、

といった数々のバブル時に空売りをしかけ、巨額の富を手にしており、そのバーリが「いまの株式市場はバブルにある」といった発言をしているためです。

 

そこで、マイケル・バーリの経歴からバーリの能力を確認し、現在の行動や投資先から「今後、個人投資家はどうするべきなのか?」を考えていきたいと思います。

 

<目次>

 

マイケル・バーリの経歴

まずは、ざっとマイケル・バーリ(Michael James Burry)の経歴を紹介

※細かいことですが、『Burry』は『バリー』と訳されることが多いですが、『Michael Burry』に関しては『マイケル・バーリ』と訳されています。

  • 1971年6月19日、カリフォルニア州サンノゼ生まれ
  • 2歳の時に網膜芽細胞腫によって左目を失い義眼となる
  • サンタテレサ高校を卒業
  • カリフォルニア大学で経済学と医学を専攻
  • ヴァンダービルト大学で医師としての資格を取得
  • スタンフォード大学医療センターで病理学の研修医となり、博士号を取得
  • 1996年(25歳)に病院を退職し、投資の道に進む
  • 2000年にヘッジファンドScion Capital(サイオン・キャピタル)を設立
  • 2001年、インターネットバブルの崩壊時に合わせて巨額の空売りをしかけ、大成功する
  • 2003年、バブル崩壊から反転し、S&P500が28.69%上昇するが、マイケル・バーリはそこでも50%のリターンを手にする
  • 2005年、2007年に不動産バブルが崩壊(サブプライムローン問題)することを予想
  • 2007年、不動産バブルが予想通りに崩壊し、しかけていた空売りによって、個人で1億ドルの利益を、Scion Capitalは7億ドルの利益を手にした
  • 2008年、ヘッジファンドScion Capitalを清算し、ただの個人投資家となる。Scion Capitalを設立した2000年からここまでに489.34%のリターンを上げた
  • 2013年、ヘッジファンドScion Asset Managementを再開
  • 2019年、熱狂前のゲームストップ株へ投資
  • 2020年12月ごろ、テスラに空売りをしかける
  • 2021年10月、テスラ株の上昇に合わせ空売りを手仕舞いする(下チャートの通り、空売り成功)

※左の丸らへんで空売りをしかけて、右の丸らへんで手仕舞い

 

※青丸らへんで売った。手仕舞いの情報はないものの、おそらく大成功していますね。

 

マイケル・バーリは、著書『世紀の空売り』で有名になった投資家なのですが、そのタイトル通り、

  • インターネットバブルの崩壊
  • アメリカ不動産バブルの崩壊(サブプライムローン問題)
  • ARKK ETFの崩壊
  • テスラの下落

など、「ビッグ・ショート」の通りなの通り、空売りによる大成功を収めてきていますが、

  • ITバブル崩壊後の回復トレンド
  • ゲームストップ株の大暴騰

にも上手くのり、大きなリターンを手にしていることが分かります。

 

さて、そんな圧倒的なリターンを叩き出し続けているバーリですが、現在の状況をどのように見ているのでしょうか?

 

保有株式を1億6500万ドルから330万ドルへ

マイケル・バーリがCEOを務めるサイオン・アセット・マネジメントは、2022年第2四半期の報告で、1億6500万ドルあった株式を330万ドルへ激減(98%減!!)させたことを公にしました。

 

これは明らかに

  • バーリは「これから株価が下落する」と予想している

と言える行為でしょう。

 

バーリはその根拠として、いま世界が

  • インフレーション
  • 様々な株式指標
  • エネルギー価格の高騰
  • パンデミック
  • 政治情勢
  • 世界の経済的緊張
  • 中国の台湾侵略の可能性
  • 「欧州のパンかご」と呼ばれるウクライナの荒廃

といった問題を抱えていることを繰り返しあげています。

 

多くの人は、これら問題に慣れ、中には忘れてしまっている人もいるかもしれませんが、どれもこれも大きなインパクトを持つ問題で、いつ株式市場の暴落に結びついてもおかしくありません。

 

マイケル・バーリはこの状況から「この状況において株価が上昇することはない」と判断し、株式資産のすべてを売却したわけです。

 

しかし、それまで持っていた銘柄をすべて売却したのにも関わらず、1銘柄だけ購入した銘柄があります。

 

暴落を予想するマイケル・バーリが買った唯一の銘柄

それが、GEOグループ(ティッカーシンボル:GEO)です。

(ゲオじゃなくてジオですよ)

 

GEOグループは、厚生施設(私立刑務所や精神保健施設)を運用するグループで、アメリカだけでなくオー ストラリア、カナダ、ニュージーランドなどで、職業訓練や社会復帰治療サービスを行っています。

以前はREIT(不動産投資法人)のひとつでしたが、事業を多角化し通常の法人企業となりました。

 

しかし、こちらの記事によると、

本質的にはREITのような不動産株であることに変わりはない。

と言われています。

 

つまり、

  • バーリが1銘柄にだけ株式への投資をしているが、実質的には不動産投資をしている

と言えます。

このことから、バーリが

「通常の企業には厳しい時代だが、一部の不動産には未来がある」

と考えていることが分かります。

 

世界中でインフレが加速し、経済の衰退が懸念されています。

しかし、不動産をはじめとする『実物資産』は、インフレに合わせて金額が上昇していきます。

 

株価も、長い目で見ればインフレに合わせて上昇していくことが期待できる性質のものではありますが、

インフレによって景気が悪化・成長率が鈍化することで、株価はいったん低迷する可能性がたかいことから、『インフレ』と『株価の上昇』にはタイムラグが発生することになります。

 

そこでマイケル・バーリは、『実物資産』に近いGEOグループ株を購入したのだと考えられます。

 

なお、マイケル・バーリは、GEOグループの他にも『実物資産』への投資をしています。

 

マイケル・バーリと『水』

それが『水』です。

 

マイケル・バーリを有名にした映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のエンドクレジットで、

  • マイケル・バーリは、いま『水』の投資に集中している

という言葉が出てきます。

 

マイケル・バーリは、2015年12月のNew York Magazineのインタビューでこう答えています。

「約15年前(2000年頃)から水に注目している。」

「世界中で水が不足しているが、水が豊富な国から不足している国へ水を送ることは(物理的にも政策的にも)むずかしい。」

「しかし、水が豊かな国で食料を栽培し、水が不足している国へ食料を送れば、水を送っているのに近い意味をもつ。」

「この行為は、持続可能だ(利益を上げつづけることができる)」

 

つまり、

  • 水資源の豊かな農場への投資は、将来有望である

とバーリは考え、そこに投資しているというわけです。

 

実際に、他のインタビューでは、

「水が豊かにある農地は非常に価値があり、私はかなりの金額を投資している。」

「具体的な金額は言えないが、かなりの額だ。」

と、発言しています。

 

これも、現在の高インフレ下において、高いパフォーマンスが期待できる投資でしょう。

とくに、『欧州のパンかご』と呼ばれるウクライナで問題が起きているため、これから農作物不足が深刻になることが予想されますので、『農場への投資』は素晴らしい投資だと言えるでしょう。

 

さすがに今のウクライナ危機を予想していたわけではないかと思いますが、「さすがマイケル・バーリ…」と言いたくなるような投資をしていることが分かりました。

 

マイケル・バーリの経歴や現在の投資先について

といった感じで、マイケル・バーリの経歴や現在の投資先を紹介させてもらいました。

 

マイケル・バーリは、数々のバブルで空売りをしかけることで膨大なリターンを手にすることで、現役最高の投資家の一人と評されるほどの投資家になりました。

そのマイケル・バーリが、98%の株式を売却し、『不動産』や『水』といった『インフレに強い実物資産』への投資をしています。

 

しかし、バーリがいかに優れた投資家であったとしても、確実な未来を予想することは困難です。

技術の進歩が著しい現代においてはなおさらです。

 

もしかしたら、技術の進歩によって先にあげた

  • インフレーション
  • 様々な株式指標
  • エネルギー価格の高騰
  • パンデミック
  • 政治情勢
  • 世界の経済的緊張
  • 中国の台湾侵略の可能性
  • 「欧州のパンかご」と呼ばれるウクライナの荒廃

のすべてが一気に解決するようなことがあってもおかしくはありません。

(新型コロナパンデミックによって、革新的なmRNAワクチンが登場したように)

 

とはいえ、仮にマイケル・バーリの予想が間違っていたことが判明したとしても、バーリはダメージを負う前に素早く撤退することができるでしょう。

 

バーリをはじめとする著名投資家は、

  • 市場が予想もしないところに賭けることに大成功を手に入れる
  • しかし、自分の予想が外れたことが分かれば、すぐさま撤退をする

ことで、判断ミスによる損失をおさえ、成功による利益を莫大なものとしています。

 

しかし、残念ながらほとんどの個人投資家にそんな能力はありません。

 

よって、イチ個人投資家は

「バーリがそう言っているのだから、暴落する前に逃げ出そう!」

「バーリを真似して現物資産に持ちかえよう!」

とギャンブルに走るのではなく、いままで自分が信じてきた投資法をタンタンと継続するべきだと私は考えます。

 

個人投資家はどうするべきか?

というのが建前で、本音では

「あのマイケル・バーリが株式をほとんど売却しているとか…。私も売った方がいいんじゃないか…?」

と思ってしまっています。

 

特に、映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』を見た直後の私は、マイケル・バーリを尊敬してしまっているので、なおさらです。

 

しかし!!!

声を大にして言いたい!

 

「お前は『売買するタイミングを読む』というスキルがないからこそ、こつこつインデックス投資をしているのではないのか!?」

「投資が『敗者のゲーム』であることを忘れたのか!?」

「バーリの真似をしたとしても、リアルタイムに真似できるわけではないので、バーリが撤退をしたら置いていかれることになるぞ!」

 

と。

 

…ふー、落ち着いた。

 

投資の世界には猛者があつまっており、「ちゃんと考えたわけじゃないけど、なんとなく有名人の真似してるよ~」なんていう投資家が勝てるような甘い世界ではありません。

 

それを改めて自分に言い聞かせ、これからもコツコツとインデックス投資を続けていくことを誓います。

 

なお、映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、Amazon Prime Videoで無料公開中なので、興味のある方は見てみてはいかがでしょうか。

投資家にとって最高の作品だと自信を持って言えます。


参考記事:

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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