イーロン・マスクにTwitterの後任CEOとしてリンダ・ヤッカリーノが指名されました。
ほとんどの人が名前すら聞いたことのない人物かと思いますので、ここで紹介したいと思います。
＜目次＞
- リンダ・ヤッカリーノ（Linda Yaccarino）とは
- リンダ・ヤッカリーノの生い立ち、経歴、学歴
- リンダ・ヤッカリーノの資産や収入
- リンダ・ヤッカリーノの家族
- まとめ：Twitter新CEOリンダ・ヤッカリーノを紹介
リンダ・ヤッカリーノ（Linda Yaccarino）とは
リンダ・ヤッカリーノは、1963年生まれのイタリア系アメリカ人で、メディア業界で活躍してきた人物です。
過去には、ターナー エンターテイメント（ワーナーブラザーズの子会社）や、NBCユニバーサルの広告営業責任者として活躍していました。
また、最近では
- トランプ大統領からPCFSN（運動推進評議会）の委員に任命
- バイデン政権と協力し、ローマ教皇を起用したコロナウィルスワクチンの普及キャンペーンを担当
- 世界経済フォーラムでFuture of work task forceの委員長を担当
といった経歴があり、世界で活躍してきた広告のプロフェッショナルであることが分かります。
Twitterの創業者であるジャック・ドーシー、買収したイーロン・マスクは『エンジニア』でしたが、広告畑のリンダ・ヤッカリーノがCEOになったということは、今後のTwitterは…、と想像できそうですね。
リンダ・ヤッカリーノの生い立ち、経歴、学歴
というわけで、リンダ・ヤッカリーノの経歴をざっくり紹介。
- 1962年10月27日、アメリカのペンシルベニア州で生まれる。
- 1985年、アリゾナ大学を卒業し、コミュニケーション学の学士号を取得する。
- 1980年代末にメディアと広告の業界でキャリアをスタート。
- 1990年、ターナー・ブロードキャスティング・システム（TBS）にアカウントエグゼクティブとして入社する。
- TBS内で様々な役職を務め、ターナー・エンターテイメント・グループセールスの副社長やターナー・スポーツセールスのシニア副社長を務めた。
- 2005年、ヤッカリーノはターナー・エンターテイメント・アドセールス＆マーケティングのエグゼクティブ・バイスプレジデントに就任する。
- 2011年、ヤッカリーノはNBCユニバーサルに入社し、ケーブルエンターテイメント＆デジタル広告セールスの社長となる。
- USAネットワーク、ブラボー、Syfyなど、NBCユニバーサルのケーブルネットワーク全体の広告セールスを監督。
- 2013年、NBCユニバーサルの広告セールスおよびクライアントパートナーシップの会長に昇進する。
- ヤッカリーノは、広告にデータとテクノロジーを統合するための革新的なアプローチと、NBCユニバーサルの収益を記録的なものにした取り組みで知られている。
- 彼女の指導の下、NBCユニバーサルは過去最高の広告収益を達成した。
- 2018年、トランプ大統領からPCFSN（運動推進評議会）の委員に任命された。
- 2020年、NBCユニバーサルのグローバル広告およびパートナーシップの会長に任命される。
- 2021年、バイデン政権と協力し、ローマ教皇を起用したコロナウィルスワクチンの普及キャンペーンを担当した。
- 2022年、ウーマン・オブ・ザ・イヤーに選出
- 2023年5月NBCユニバーサルを辞任、TwitterのCEOになることが発表された。
一言でまとめてしまうと、
- いくつかの巨大企業で、広報としてものすごい実績をあげてきた人物
であることが分かります。
この実績からも『リンダ・ヤッカリーノのTwitterでのミッション』が何なのか、想像ができますね。
出典：Linda Yaccarino - Wikipedia、Linda Yaccarino、Elon Musk names Linda Yaccarino new Twitter boss、Linda Yaccarino | World Economic Forum、Linda Yaccarino Net Worth 2023: Earnings Career Age Bf Cars
ここからは、リンダ・ヤッカリーノ個人の細かな情報を紹介します。
リンダ・ヤッカリーノの資産や収入
リンダ・ヤッカリーノは、2023年時点で3,500万ドルの純資産があると推定されています。
ここ数年の推移は、
- 2019年：2,100万ドル
- 2020年：2,400万ドル
- 2021年：2,700万ドル
- 2022年：3,100万ドル
となっており、毎年300万～400万ドル増えています。
日本円にすると4～5億円に値するので、想像もつかないほどの富裕層であることが分かります。
なお、 2023年5月まで勤めたNBCユニバーサルの年収が400万ドルと推定されているます。
NBCユニバーサルで素晴らしい仕事をしている証拠ですね。
純資産の増加ペースと収入がほぼ同じとなっていますが、不動産や株式へも積極的に投資しているので『給与をすべて貯金』というわけではありません。
また、2021年にTwitterCEOだったパラグ・アグラワル氏は年間3000万ドルの収入を手にしていたので、リンダ・ヤッカリーノも同程度の収入になるのではないかと予想されています。
しかし、イーロン・マスクによる大ナタが振るわれてきた経緯を考えると、少々厳しい内容となるのではないかとも思ってしまいますね。
ここら辺は情報元によってまちまちですが、Linda Yaccarino Net Worth 2023: Earnings Career Age Bf Carsを参照しています。
リンダ・ヤッカリーノの家族
リンダ・ヤッカリーノは、実業家であるクロード・ピーター・マドラゾと結婚し、クリスチャン（娘）と、マシュー（息子）という二人の子どもに恵まれました。
クリスチャンは、サウスカロライナ大学で看護学士号を取得し、看護師として働いており、マシューは、Studio71（デジタルに特化したメディア企業）のセールスディレクターを務めています。
両親はイタリア人のボブとイザベラで、双子の妹ローリがいます。
また、
- 身長：170cm
- 体重：55kg
だそうです（英語サイトで経歴を調べていると、だいたい身長体重が出てくるのでついでにｗ）
まとめ：Twitter新CEOリンダ・ヤッカリーノを紹介
といった感じで、Twitter新CEOリンダ・ヤッカリーノを紹介させてもらいました。
イーロン・マスクに指定された人物なだけに、超優秀な人物であることに疑いはないものの、『広告』出身の人物なので、
- Twitterを機能的に大きく変えるのではなく、いかにTwitterを広めていくかに重点が置かれている
なんてことが想像できます。
イーロン・マスクがTwitterのCEOだったころは、機能面での変化があり、戸惑う人もいたよう（私への影響は皆無でしたがｗ）ですが、この人選からはその心配はなさそうに感じます。
と書いておいてなんですが、CEOがリンダ・ヤッカリーノになったとはいえ、オーナーがイーロン・マスクであることに変わりはないので、これからも刺激的な変化がありそうな気もしてしまいます。
どうなるかは分かりませんが、いちユーザとしてリンダ・ヤッカリーノがリードするTwitterがどのようになっていくのか、楽しみにしています。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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