2022年10月に誕生したヘッジファンド『アバラ・グローバル』は、女性が率いるヘッジファンドとしては史上最高の10億ドルを超える資金で誕生した巨大なファンドです。
そしてその『アバラ・グローバル』を率いるのがインド出身の投資家である『ディビヤ・ネッティミ』です。
ディビヤ・ネッティミは、『アバラ・グローバル』を立ち上げる前まで『Viking Global Investors』のファンドマネージャとして
- テクノロジー
- メディア
- 通信セクター
を担当しており、40億ドル以上を運用していました。
2021年には『Viking Global Investors』から独立。
2022年には女性が率いる最大のヘッジファンド『アバラ・グローバル』を立ち上げたわけですが、
2022年に立ち上げられた最大のヘッジファンド(Braidwell)は35億ドルを調達していたことと比べると、『10億ドル』という調達額が小さく見えてしまいます。
というのも、世界に数千あるヘッジファンドのうち女性がファンドマネージャを務めているのは80程度しかなく、まだまだ性差の激しい業界であるためです。
「海外では女性の活躍があたり前」というイメージを持っている方も多いでしょうが、投資業界においてそのイメージは当てはまらないようです。
簡単に経歴を紹介すると、
ディビヤ・ネッティミは現在36歳で、スタンフォード大学で生体機械工学を学んだ後に、ゴールドマンサックスで4年の勤務、その後ハーバードビジネススクールで MBAを取得したエリートです。
MBA取得後には、Viking Global Investorsで7年間マネージャのキャリアを積んでいます。
2016年には、フォーブスによる『30 Under 30 - Finance(世界のマネーフローに影響を与える30歳以下の30人)』に選ばれました。
現在は、『市場≒プロ投資家だけの総意』と言えるような状況にあるため、『一般的なプロ投資家』と同じような考え方では、市場に勝つことはできません。
そして、『一般的なプロ投資家』=『男性投資家』であることを踏まえると、
- 『女性投資家』であるがゆえに一般的ではない方法で市場に切り込み、それによって市場を超えるチャンスが得られる
なんてことも考えられなくもありません。
ディビヤ・ネッティミ率いる『アバラ・グローバル』はまだ始動したばかりなので、これからの動向に注目したいと思います。
参考記事:
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