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【要約】「バフェットとソロス勝利の投資学」で世界最高峰の成功法を理解する【書評】

最終更新日:2020/5/27

 

正反対の投資法で有名なバフェットとソロスにも、共通する投資学があります。

 

ウォーレン・バフェットは「バリュー株投資」で、ジョージ・ソロスは「トレーダー(投機)」で、世界で最も有名で偉大な投資家です。

※本記事内では「投機」も「投資」と表現します。

 

その二人の共通項を確認・理解することは、投資家としてのスキルを向上させるための近道と言えそうです。

 

<目次>

 

 【要約】「バフェットとソロス勝利の投資学」で世界最高峰の成功法を理解する【書評】

【要約】「バフェットとソロス勝利の投資学」で世界最高峰の成功法を理解する【書評】

 

著書「バフェットとソロス勝利の投資学」には、著者のマーク・ティアーがその二人の驚くべき共通点が記載されています。

 

例えば

  • 「儲けること」よりも「損しないこと」を重視している
  • 投資先を分散しない
  • 未来を正確に予想しようとしない

などです。

 

内容によっては(特にインデックス投資家にとって)「そんな考え方でいの?」と感じてしまう共通点がいくつも出てきます。

 

では「バフェットとソロス勝利の投資学」の内容を紹介していきます。

 

「次にマーケットがどう動くか予想しなければならない」と思い込む大罪

ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス共に、未来を正確に予想できるとは思っていません。

 

多くの一般投資家は、マーケットの未来を予想して「株価が上がりそうなら買う」「下がりそうなら売る」という行為を行うかと思います。

 

しかし、ウォーレン・バフェットは

「予想は予想屋についてのことをたくさん教えてくれるが、未来については何も教えてくれない」

と言っており、マーケットの未来を読むことはせず「投資する価値のある企業なのか」だけを考えて投資しています。

 

また、ジョージ・ソロスは

「私の”金銭面の成功”は、私の”将来を予想する能力”とは対極にある」

と言い、自分の「マーケットの将来を予想する能力は低い」と考えおり、「予想ではない方法」をもちいて、投資家として成功してきたことを強調しています。 

 

また「将来を予想できる人がいるはず。それを見つければいい。」と考え、他人の言うことを信じて(他人の真似をして)投資することに対して、以下コメントをしています。

ある男が鉛を純金に変える方法を発見したとして、それを年100ドル(または無料)で教えてくれるわけがない。

もし 「誰にでも真似できる金儲けの方法」が本当にあったとしても、それを知る人は他人には教えずに自分ひとりでその方法を使うであろうことから、「世の中に出回ってるお金儲けの方法」では「儲かるはずがない」ということです。

 

次に、二人の共通項として「損をしないことを最も重要視している」という点を挙げます。

 

最重要事項は「元本を守ること」

ウォーレン・バフェットの有名な言葉の中に

投資ルール①:決して金を失うな

投資ルール②:投資ルール①を決して忘れるな

といものがあります。

 

同様の言葉をジョージ・ソロスも

 まず生き残れ。賭けるのはそれからだ。

 と言っており、自分の資産を守る準備をしたうえで、投資をすることを徹底しています。

 

「バフェットとソロス勝利の投資学」では、 

元本の50%を失ったら、元本を取り戻すためには資産を倍にまで増やさなければならない。

年利12%で運用しても6年が必要だ。何て遠回りなんだ。

損しないことを第1に考えるほうが、ずっと楽ではないであろうか?

 と、二人の考え方を解説しています。

 

ほとんどの投資家は

「○○程度の期待リターンを得る為には、○○程度のリスクを負う必要がある」

と考えているかと思います。例えば

「株式投資で年間5%の期待リターンを得る為には、資産が50%減少するリスクを負う必要がある」

といった考えです。

 

しかし、バフェットとソロスはそういった考え方はせず、「適切な投資先を見極めればリスクは回避できる」と考えており、以下のような具体例を挙げています。

「断崖絶壁にいながら指だけで自分の体を支えている」ケースを想像すると、

それが「あなた」であれば「高いリスクを負っている」と言えるが、

それが「ロッククライマーの達人」であれば「リスクを負っていない」と言える。

すなわち、「リスクを負っているかどうか」は、その「人」の能力や経験によるわけです。

 

よって「自分の能力や経験を活かせるフィールド」で戦いさえすれば「リスクを負う必要はない」ということになります。

 

 自分独自の投資手法を開発し、実証している

二人は全く違う方法で投資しているが、二人とも投資によって成功を収めており、その成功の理由の一つは「自分のルールを徹底して守っていること」にあります。

  

ウォーレン・バフェットは「自分が深く理解できない企業へは投資しない」ことで有名です。

 

IT業界にうといバフェットは、そのルールに従い、2000年の頃ITバブル時代にはIT企業に一切投資せず、市場平均を下回るリターンしか得られませんでした。

その際には他の投資家からは「バフェットは時代が読めない。枯れた投資家だ。」とバカにされていました。

 

しかし、IT企業に投資していた多くの投資家はバブル崩壊によって大ダメージを受ける中、バフェットはダメージを回避することが出来ました。

 

前章の「リスク」の話にも通じるところがありますが、「自分の得意分野」を理解し、その中で戦う手法を取れば、投資で勝つ可能性は高まります。

 

またジョージ・ソロスは「投資の試し打ち」をすることで有名です。

 

ソロスは市場の動向に仮説を立て、その仮説が正しいことを証明出来たら本格的に投資を始めていきます。

 

具体的なエピソードとしては

ソロスが「債券を3億ドル買いたいから、とりあえず5000万ドル売ってみよう」と言った。

「3億ドル買いたいんでしょう?」とパートナーは確認した。

「そうだ。でもまず、相場の感触を確かめたいんだ」とソロスは言った。

 というものがあります。

 

これは、5000万ドルの債権を売りだして

  • 簡単に売れた→債券の買い圧力は強い→予定通り債券を買おう
  • 売れなかった→債券の買い圧力は弱い→予定変更しよう(買わない)

と、実際に市場に参加することで得られる情報を使って自分の仮説(これから債権が上がる)が正しいかどうか検証しています。

 

これは、「実際に市場に参加することで、はじめて本気で市場に向き合える」という意味合いもあるようです。

「やってみたら想像と違った」というのは投資に限らずよくあります。

それはソロスのような超一流の投資家であっても同様のようです。

 

ちなみに、ソロスに対して「レバレッジをかけた投資」というイメージを抱いている方が多いと思いますが、実際は自己資本を超えるレバレッジ(2倍)をかけることはまれです。

 

信用取引では3倍程度、FXでは10倍を超えるレバレッジが気軽にかけられますが、そういった取引をしている方は「ソロス以上の大きな賭けに出ている」と言えます。

おそろしや…。

 

ついでに、バフェットは、自分の投資手法を

85%がベンジャミン・グレアム(バリュー株投資)、15%がフィリップ・フィッシャー(グロース株投資)で構成されている。

と言っており、偉大な先人を参考にして「自分の投資手法」を確立しました。

 

よって、「自分独自の投資方法」といっても、完全にいちから開発する必要はなく、る「バフェットとソロス勝利の投資学」のような本から偉大な投資家の手法を学び、それを自分に合った手法にカスタマイズしていく方が、近道と言えそうです。

 

分散投資は小鳥さんのやることだ

以下記事でも紹介した通り、バフェットは「集中投資」で有名で、分散投資に対しては否定的です(とはいえ、無知には分散投資はお勧めしています)

 

それはソロスも同様で、有名なエピソードとして

ソロスから運用を引き継いだスタンレー・ドッケンミラーはドルを売った。

ソロスに「それで、どれくらいのポジションを持っているだ?」

と聞かれ、「10億ドルだよ」と答えたところ

「それでポジションのつもりか?」と、ソロス。

 というものがあります。

 

現在の為替にしても「1000億円規模の売りポジション」を取っていたのにも関わらず、「その程度はポジションではない」と言ってしまうほど、集中投資を当然のようにしていたわけです。

 

「バフェットとソロス勝利の投資学」では、分散投資に関して

若き日のビルゲイツに対して、分散投資を信条とする経営アドバイザーから

「自分のエネルギーの全てをソフトウェア事業につぎ込むのは危険です。

ソフトウェア事業が上手くいかなかった時に備えて、ハードウェア・ネットワーク事業にも手を伸ばしましょう。

会社をより安定させるためには、ITとは関係ない事業にも手を出して分散しておきましょう。

例えば公共事業だとか…」

というアドバイスをされたとする。

 

…明らかにバカげたアドバイスであることが分かる。

と、非常に分かりやすい例を用いて「特化した能力を持っている人」にとって、分散投資が使えない手法であることを説明しています。

 

まとめ:「バフェットとソロス勝利の投資学」から強者の投資手法を学べる

ここまで「バフェットとソロス勝利の投資学」から一部を抜粋・要約させてもらいました。

ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスという「世界で最も有名な投資家の二人」には多くの共通点があることが分かりました。

 

本書には、他にも

  • マーケットはランダムをウォークではない
  • マーケットは常に間違っている
  • いくら稼ごうが支出を減らせ
  • 間違いを認め、間違いから学ぶ
  • 二人の具体的な投資手法

 などなどの情報が「実際のエピソード」と共に書かれており、かなり情報量の多い一冊となっています。

よって、1日で一気に読み切るような本ではなく、少しづつ読み進めていき、少しづつ自分の投資哲学に浸透させていくような使い方になるかと思います。

 

なお、著者のマーク・ティアーはウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスの「成功する投資の習慣」を身に付け、投資による利益で生活しています(手がけていた事業は全て手放した) 

 

記事内でも書きましたが、投資スキルを高める近道は「偉大な先人から学ぶこと」であることは間違いありません。

 

本書はその役に立つ名書と言えます。 

最後にウォーレン・バフェットのセリフでしめさせてもらいます。

 

「成功できたのは、飛び越えられる30センチのハードルを探したからであって、2メートルのハードルを飛び越えたからではない」

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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