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【要約】「バフェットとソロス勝利の投資学」から共通の投資成功哲学を学ぶ【書評】

 

正反対の投資法で有名なウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスには、共通する投資学があります。

 

どちらも、世界3大投資家の一人と呼ばれ、

  • ウォーレン・バフェットは「バリュー株投資家」
  • ジョージ・ソロスは「トレーダー(投機)」

として、世界で最も偉大な投資家として評価されています。

 

その二人の共通項を確認・理解することは、投資家としてのスキルを向上させるための近道と言えますので、今回はその共通点を学ぶことができる著書『バフェットとソロス勝利の投資学』を紹介していきたいと思います。

 

<目次>

 

 【要約】「バフェットとソロス勝利の投資学」で世界最高峰の成功法を理解する【書評】

『バフェットとソロス勝利の投資学』には、著者のマーク・ティアーが調べた『二人の驚くべき共通点』が書かれています。

 

例えば

  • 「儲けること」よりも「損しないこと」を重視している
  • 投資先を分散しない
  • 未来を正確に予想しようとしない

などです。

 

ときには(特にインデックス投資家にとって)「そんな考え方でいの?」と感じてしまう共通点がいくつも出てきます。

 

自分の既成概念、思い込みを壊し、二人の偉大な投資家の考え方をとり込むことは、あなたの投資方針を大きく変えることとなり、大きなリターンを手に入れるきっかけとなるかもしれません。

 

というわけで、「バフェットとソロス勝利の投資学」の内容を紹介していきたいと思います。

 

「次にマーケットがどう動くか予想しなければならない」と思い込む大罪

ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスは「正確に未来を予想することはできない」と語っています。

 

ほとんどの投資家は、マーケットの未来を予想して

  • 株価が上がりそうなら買う
  • 下がりそうなら売る

という選択をしているかと思います。

 

しかし、ウォーレン・バフェットは

予想は、予想屋についてのことをたくさん教えてくれるが、未来については何も教えてくれない

と言っており、『マーケットの未来=株価の推移』を読むのではなく、「投資する価値のある企業はどこなのか?」だけを考えて投資しています。

 

また、ジョージ・ソロスは

私の”金銭面の成功”は、私の”将来を予想する能力”とは対極にある

と言い、

「自分にマーケットの将来を予想する能力はない」

と考え『予想ではない方法』をもちいて、投資家として成功してきたことを強調しています。 

 

二人のこういった発言は、世の中にいる

「将来を予想できる人がいるはず。それを見つければいい。」と信じて、

「その人の言うとりに投資するれば儲かる」考えている個人投資家に対する警告でもあります。

 

具体的には、ジョージ・ソロスは以下のように警告しています。

ある男が鉛を純金に変える方法を発見したとして、それを年100ドル(または無料)で教えてくれるわけがない。

 

  • もし 『誰にでも真似できる金儲けの方法』が本当にあったとしても、それを誰かに教えるはずはない。
  • なぜなら、多くの人が知ってしまえば、それは『金儲けの方法』でなくなってしまうためだ。
  • 『儲ける』ことは、『損する』人がいて初めて成立するのだ。

というわけです。

 

つまり「他人の予想には、なんの価値もない」というわけです。

 

とはいえ、「予想を放棄したら、どうやって儲けるのよ?」という疑問がわいてくると思いますので、

つぎには、二人が投資する上でもっとも重要視としている内容を紹介したいと思います。

 

投資するうえで最も重視することは「元本を守ること」

ウォーレン・バフェットの有名な言葉の中に

投資ルール①:決して金を失うな

投資ルール②:投資ルール①を決して忘れるな

というものがあります。

 

同じようにジョージ・ソロスも

 まず生き残れ。賭けるのはそれからだ。

 と言っており、二人とも『自分の資産を守る』ということを確実にしたうえで、投資をするよう徹底しています。

 

『バフェットとソロス勝利の投資学』では、 

元本の50%を失ったら、元本を取り戻すためには資産を倍にまで増やさなければならない。

年利12%で運用しても6年が必要だ。

何て遠回りなんだ。

損しないことを第1に考えるほうが、ずっと楽ではないであろうか?

 と、二人の考え方を解説しています。

 

ほとんどの投資家は

「○○程度の期待リターンを得る為には、○○程度のリスクを負う必要がある」

と考えているかと思います。例えば

「株式投資で年間5%の期待リターンを得る為には、資産が50%減少するリスクを負う必要がある」

といった考えです。

 

しかし、バフェットとソロスはそういった考え方はしません。

二人は「適切な投資先を見極めればリスクを回避できる」と考えており、以下のような具体例を挙げています。

 

「断崖絶壁にいながら指だけで自分の体を支えている」ケースを想像すると、

それが「あなた」であれば「高いリスクを負っている」と言えるが、

それが「ロッククライマーの達人」であれば「リスクを負っていない」と言える。

すなわち、『リスクを負っているかどうか』は、『その人の能力や経験による』わけです。

 

よって投資をする際には、

  • 自分の『得意分野』を理解し、自分の能力や経験を活かせるフィールドで戦えば、リスクを負う必要はない

ということになり、まっさきに思いつくダメな例としては、

  • 仕組みをよく理解していない仮想通貨に投資する
  • 事業をあまり分かっていない企業へ投資する

というものが挙げられますね。

 

そして、バフェットとソロスはこれを徹底して大成功を収めているわけです。

というわけで、次のパートではそれを紹介していきます。

 

 自分独自の投資手法を開発し、実証している

二人は、まったく違う方法で投資していますが、二人とも投資によって成功を収めています。

その成功理由の一つは「自分のルールを徹底して守っていること」にあります。

  

ウォーレン・バフェットは「自分が深く理解できない企業へは投資しない」ことで有名です。

 

ITにうといバフェットは、そのルールに従い、2000年ごろのITバブル時代にはIT企業に一切投資せず、市場平均を下回るリターンしか得られませんでした。

そのときには、他の投資家や評論家から「バフェットは時代が読めない。枯れた投資家だ。」とバカにされていました。

 

しかし、ITバブル崩壊によって、IT企業に投資していた多くの投資家は大ダメージを受けましたが、バフェットはダメージを回避することが出来ました。

 

また、ここで大ダメージを受けた投資家は「ITはよく分からないけど、この先明るい未来が待っている!」と漠然と投資した投資家ばかりで、

ITに精通していた投資家は、GoogleやMicrosoftといった良企業に投資し、バブル崩壊によるダメージを最小限に抑えることがでたわけです。

 

前章の「リスク」の話にも通じるところがありますが、「自分の得意分野」を理解し、その中で戦う手法を取れば、投資で勝つ可能性は高まります。

 

ついで、ジョージ・ソロスの話をします。

 

ジョージ・ソロスは「投資の試し打ち」をすることで有名です。

 

ソロスは市場の動向に仮説を立て、その仮説が正しいことを証明出来たら本格的に投資を始めるスタイルをとっています。

 

具体的なエピソードとして、

ソロス「債券を3億ドル買いたいから、とりあえず5000万ドル売ってみよう

パートナー「3億ドル買いたいのに、売るんですか?」

ソロス「そうだ。でもまず、相場の感触を確かめたいんだ」

という会話があります。

 

これは、5000万ドルの債権を売りにだすことで

  • 簡単に売れた=債券の買い圧力が強い→予定通り債券を買おう
  • 売れなかった=債券の買い圧力が弱い→予定変更しよう(買わない)

と、実際に市場に参加することで得られる情報を使って自分の仮説(これから債権が上がる)が正しいかどうか検証しています。

 

これは、「実際に市場に参加することで、はじめて本気で市場に向き合える」という意味合いもあるようです。

 

「やってみたら想像と違った」というのは投資に限らずよくあります。

それはソロスのような超一流の投資家であっても同様のようです。

 

ちなみに、ソロスに対して『レバレッジをかけた投資を好む』というイメージをもっている方が多いと思いますが、実際は自己資本を超えるレバレッジをかけることはまれです。

 

信用取引では3倍程度、FXでは10倍を超えるレバレッジが気軽にかけられますが、そういった取引をしている方は『ソロスですら回避するほどの大きな賭けに出ている』と言えます。

 

ソロスをこえる投資能力を持っていれば問題ないかもしれませんが、そうでない方はレバレッジの利用を考え直したほうがいいかもしれませんね。

 

このように独自の投資手法を確立するにあたり、バフェットは

85%がベンジャミン・グレアム(バリュー株投資)、15%がフィリップ・フィッシャー(グロース株投資)で構成されている。

と偉大な先人を参考にしてきたことを明らかにしています。

 

よって、『自分独自の投資方法』といっても、完全にイチから考える必要はなく、たとえば『バフェットとソロス勝利の投資学』のような本から偉大な投資家の手法をまなび、それを自分に合った手法にカスタマイズしていく方が、近道と言えそうです。

 

分散投資は小鳥さんのやることだ

以下記事でも紹介した通り、バフェットは「集中投資」で有名で、分散投資に対しては否定的です。

※とはいえ、無知には分散投資はお勧めしており、妻や個人投資家には『S&P500への投資』をおススメしています。

参考記事:

 

それはソロスも同様で、有名なエピソードとして、ソロスから運用を引き継いだスタンレー・ドッケンミラーとの以下のような会話があります。

ソロス「ドッケンミラー。いまはどれくらいのポジションを持っているだ?」

ドッケンミラー「10億ドルの売りをしています」

ソロス「それでポジションのつもりか?」

  というものがあります。

 

現在の為替にすると「1000億円規模の売りポジション」を取っていたのにも関わらず、「その程度はポジションではない」と言ってしまうほど、集中投資を当然のようにしていたわけです。

 

「バフェットとソロス勝利の投資学」では、分散投資に関して

若き日のビル・ゲイツに対して、分散投資を信条とする経営アドバイザーから

「自分のエネルギーの全てをソフトウェア事業につぎ込むのは危険です。

ソフトウェア事業が上手くいかなかった時に備えて、ハードウェア・ネットワーク事業にも手を伸ばしましょう。

会社をより安定させるためには、ITとは関係ない事業にも手を出して分散しておきましょう。例えば公共事業だとか…」

というアドバイスをされたとする。

 

…明らかにバカげたアドバイスであることが分かる。

と、非常に分かりやすい例を用いて「特化した能力を持っている人」にとって、分散投資が使えない手法であることを説明しています。

 

まとめ:「バフェットとソロス勝利の投資学」から強者の投資手法を学べる

というわけで、「バフェットとソロス勝利の投資学」から一部を抜粋・要約させてもらいました。

ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスという「世界で最も有名な投資家の二人」には多くの共通点があることが分かりました。

 

まとめると、

  • 他人の市場予想を参考にしない
  • 『元本を守る』ことが最優先
  • 独自の投資手法を身に付ける
  • 集中投資する

といったものが、二人の共通点として挙げられます。

 

本書には、他にも

  • マーケットはランダムをウォークではない
  • マーケットは常に間違っている
  • いくら稼ごうが支出を減らせ
  • 間違いを認め、間違いから学ぶ
  • 二人の具体的な投資手法

 などなどの情報が「実際のエピソード」と共に書かれており、かなり情報量の多い一冊となっています。

よって、1日で一気に読み切るような本ではなく、少しづつ読み進めていき、少しづつ自分の投資哲学に浸透させていくような使い方になるかと思います。

 

なお、『バフェットとソロスの勝利の投資学』の著者マーク・ティアーは、この本を執筆することによって、二人の「成功する投資の習慣」を身に付けることに成功し、投資による利益だけで生活できるようになりました。

(手がけていた事業を全て手放し、現在も投資だけで生計を立てています)

 

上でも書きましたが、投資スキルを高め、投資によって大きく儲けるための近道は『偉大な先人から学ぶこと』であることは間違いありません。

 

本書がその役に立つ名著であることは、著者 マーク・ティアーが実体験からも実証済みです。

 

また、本ブログの筆者(スパコンSE)も、バフェットやソロスといった偉人から学ぶことで、大きな資産を手に入れることができましたので、大感謝です!

参考記事:筆者の資産の推移 

 

最後にウォーレン・バフェットのセリフでしめさせてもらいます。

 

「成功できたのは、飛び越えられる30センチのハードルを探したからであって、2メートルのハードルを飛び越えたからではない」

 

流行りものに飛びついて投資するのではなく、「自分にとって低いハードルはどこにあるのか?」を考えながら投資をしていきたいものです。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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よろしければ以下の関連する記事もご参照ください。

 

 本ブログの読者に”最も伝えたい内容”を整理した記事です。

筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、

  • 大きな資産を手に入れ、セミリタイア計画を遂行出来ている

と考えています。

本ほど「”低コスト”で”人生を豊かにする”道具」は他には考えられません。

 

 

それではまた

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