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ウォーレン・バフェット「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ」【名言】

更新日:2020/5/8

 

ウォーレン・バフェットの名言の中に、

「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ。自分が何をやっているかを理解している投資家にとって、分散投資はほとんど意味がない」

というものがあります。

 

そして、ウォーレン・バフェットはその言葉通り、集中投資によって莫大な資産を築き上げています。

 

ところが、残念なことに「一般投資家も集中投資で莫大な資産を築ける!」とならないのが残念なところです。

 

本記事では、「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ」という言葉の真意を考察し、

「であれば、個人投資家はどうすべきなのか?」

についてを考えていきたいと思います。

 

<目次>

 

ウォーレン・バフェット「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ」

ウォーレン・バフェット「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ」


投資の神様とも言われるウォーレン・バフェットは、冒頭で挙げた通り「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ」という名言を残しています。


確かにその通りで「今後どの企業の株が上がるのか」を正確に予測できれば分散投資などは不要で、その企業にだけ集中投資しておけば大きな資産を手に入れることが出来るのは間違いありません。

 

しかし、ウォーレン・バフェットの言う「自分が何をやっているかを理解している投資家」になる為のハードルは驚くほど高く、世の投資家のほとんどはそのハードルを越えられていません。

 

世の一般投資家のほとんどは無知

「世のプロ投資家(いわゆるファンドマネージャー)は、株式市場平均(日経平均やNYダウなどのインデックス)を超える成績を継続して上げ続けることは困難だ」

と言われています。

 

これは、著書敗者のゲームによる分析からも明らかで、ウォーレン・バフェットも認めていることです。

 

すなわちウォーレン・バフェットは「世の投資家のほとんどは無知だ」と言っているに等しいわけです。

 

これに対して反論できる人は、ウォーレン・バフェット並みの投資成績を収めている投資家だけですが、ウォーレン・バフェットのように長期間に渡って好成績を収めている投資家は存在しません。

(世界の長者番付で4位(2020年)に位置するバフェットは、名実ともに世界最高の投資家です)

  

プロ投資家でさえそのような(平均点すら超えられない)状況にあるため、一般投資家のほとんどが「無知」だということは間違いありません。

 

しかし、その「無知な投資家」であっても「自分が何をやっているかを理解している投資家」というハードルを超えるアイデアがないわけではありません。

 

無知でもハードルを超えるためのアイデア

その「ハードルを超える」為の手段を一つだけ挙げるとすると、ウォーレン・バフェットが代表を務める「バークシャーハサウェイ株に投資する」こいう方法が考えられます。

 

ウォーレン・バフェットが「自分が何をやっているかを理解している投資家」であることは疑いようもない事実である為、「バフェットの投資判断に完全に乗っかる」ということで結果としてハードルを超えられます。

(自分の力では超えたわけではありませんが…)

 

とはいえ、ウォーレン・バフェットは2020年時点で89歳であるため、今後のバークシャーハサウェイは後任が舵を取っていくことになります。

そして、その後任が「自分が何をやっているかを理解している投資家」である保証はありません。


ウォーレン・バフェットが間違った人選をする可能性は低いと思われますが、「投資の神様」が「人選の神様」であるとは限らず、「自分が何をやっているかを理解していない投資家」を選んでしまう危険性は十分にあります。

 

よって、上記手法はいつまでも通用可能なものと言えません。

 

しかし、

  • 「無知な投資家」のまま
  • 「自分が何をやっているかを理解している投資家」に乗る方法以外

でも「ある程度のリターン」を得る手段はあります。

 

ハードル超えを諦めるのことで、ある程度のリターンを得られる

筆者は、ある程度のリターンを得るためには、バフェットの言う「自分が何をやっているかを理解している投資家」になることを諦める」ことを推奨します。

 

というのも、「自分が何をやっているかを理解している投資家」になる為には、「膨大な時間をかけた努力」が必要となりますが、
一般投資家(サラリーマン)がその時間を確保することは困難です。

 

さらに、努力をした後に投資を始めたものの、「自分が何をやっているかを理解している投資家」には成れていなかったのであれば、大きな損失を被ることになってしまうためです。

 

しかし『無知な投資家』であっても、「(プロ投資家の多くが超えられない)株式市場平均の成績」であれば、一般投資家でも簡単に実現することが可能です。

 

その方法こそインデックス投資で、「どの企業の株が上がるか分からないから、全部の株を買ってしまおう」という究極の分散投資です。

 

実際にバフェットも、「投資初心者である自身の妻」や「(優秀でない)投資家」には、S&P500のインデックスファンド(アメリカ企業の「流動性のある大型企業500社」が対象)への投資を勧めています。

参考記事:ウォーレン・バフェットから妻への遺言【S&P500へ90%の資産を】

 

なお、S&P500へ投資していた場合、1900年からの約100年間の実績では6.5%程度のリターンを得らたとの調査結果があります。
(全世界分散投資だと5%程度)

 

アメリカ株投資の過去実績については以下記事をご参照ください。

 

よって、インデックス投資を活用すれば、「自分が何をやっているかを理解していない投資家」であっても大きな利益を得ることが可能です。

 

まとめ:ウォーレン・バフェット「分散投資は無知がリスクを下げる為の手法だ」は真実だが、一般投資家のほとんどは無知だ

ここまで記事にさせてもらった通り「分散投資は無知の為の手法」であることは間違いありません。


そして世のほとんどの投資は「無知な投資家」です。

 

よって、自分の身を守る為にも分散投資することをお勧めします。

 

昨今ではインデックス投資をするのに最適な投資信託が数多く運用されており、少ない手間と手数料で世界中の企業に分散投資することが可能となっています。

 

そういった便利なツールを活用して、将来の資産を作り上げていきましょう。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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