最終更新日:2020/3/29
新型コロナウィルスの猛威が急激に広がりつつあります。
しかし、直近1週間の株価は、急激に反発しました。
今週は間違いなく暴騰しており、その雰囲気だけに踊らされて誤った判断をしないよう、リアルな株価の数値から現状を確認していきます。
さて、今週の暴騰の結果、どの程度まで株価を戻したのか確認していきましょう。
以下記事では過去の類似例「SARS」との比較をしていますので、よろしければご参照ください。
【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から5週間】
さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。
(世界平均の株価の推移と思ってください)
まずは過去10年の推移から。
※2020年3月27日時点の179,107ポイントに合わせて赤線を引いてあります。
グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが一目瞭然です。
他に類を見ない角度で急落しています。
しかし、2015~2017年あたりの低迷期よりもずいぶんと高い株価にまで戻っていることも分かります。
今週の暴騰があっても「株価は低いレベルのまま」ではありますが、驚くほどの暴落ではないことも分かります。
では、次に過去2年間の推移を掲載します。
【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移
※上記グラフ同様に3月27日時点の179,107ポイントに合わせて赤線を引いてあります。
直近2年間でグラフを覗いてみると、ここ1週間で急激に株価が上昇していることがよく分かります。
現在の水準は、2018年末頃の下落時と同程度となっており、
「何だよ。1年前もこんくらいの株価だったんかい…。大したことないな。」
と言いたくなる雰囲気もグラフからは漂ってきます。
落下速度が早かった分だけバウンドも急激だという感じで、力学的にも正しい動きですねw
では最後に過去5週間の株価の推移を掲載します。
【新型コロナウィルス】過去5週間の株価の推移
直近1週間でいっきに株価を戻していることがよく分かります。
およそ2週間前の状態にまでリカバリされており、具体的な変動としては
- 先週末(3/19)と比べて12%の上昇
- ピーク時(2/21)と比べて25%の下落
となっています。
先週末から1週間で12%上昇ということで、この動きが読めていた人は大きな利益を上げられたことでしょう。
(それが出来れば苦労しませんが)
とはいえ「これで株価の下落が落ち着いた」と言える状況では一切なく、これからも激しく変動することが予想されます。
しかし、ひょしおんぬは全く悲観的にはなっておらず、 「今の水準の株価が長期間継続する」か「さらに株価が下落する」といった状況になれば、ひょしおんぬのセミリタイア時期が確実に近づくと考えています。
というか、以下記事の通りセミリタイア時期を前倒ししました。
今後の株価について
いまだに新型コロナウィルスは猛威を振るい続けており、一向に鎮静化のイメージが沸きません。
(何となく好きなイギリスのボリス・ジョンソン首相も感染してしまいました…)
とはいえ、最近では「リーマンショック時の対応を上回る経済対策 」なども発表されており、各国の力強い対応が目に付くようになってきました。
具体的には、アメリカでは「リーマンショック時には8000億ドルの経済対策」を実施しましたが、今回は2兆ドルという桁違いの経済対策を検討中とのこと。
すごいぜアメリカ!
このように動きはアメリカに留まらず世界中に広がっていますので、「新型コロナウィルス本体の対策が整えば」経済ダメージから急速に回復できるであろうことが予想されます。
とはいえ「新型コロナウィルス本体の対策が整えば」については、まだまだ不透明です。
よって、現時点で一般投資家にできることは、
- 「今がチャンス!」と買い急ぐ
- 「暴落の前に逃げ切ろう!」と売りに走る
といったことをせず、冷静に市場を見つめるしかなさそうです。
よって、慌てることなく「今まで通りのスタンスを貫き通す」ことが一般投資家にとって賢明な選択と言えそうです。
とりあえず、ひょしおんぬの悲惨な過去でも見て落ち着いてください。
他人の失敗を糧にできると、自分の能力を急激に高めることに繋がりますよ。
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それではまた