最終更新日:2020/4/5
新型コロナウィルスの猛威が急激に広がりつつあります。
しかし、直近1週間の株価は、急激に反発しました。
今週は間違いなく暴騰しており、その雰囲気だけに踊らされて誤った判断をしないよう、リアルな株価の数値から現状を確認していきます。
さて、今週の暴騰の結果、どの程度まで株価を戻したのか確認していきましょう。
以下記事では過去の類似例「SARS」との比較をしていますので、よろしければご参照ください。
【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から6週間】
さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。
(世界平均の株価の推移と思ってください)
まずは過去10年の推移から。
※2020年4月3日時点の171,155ポイントに合わせて赤線を引いてあります。
グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが一目瞭然です。他に類を見ない角度で急落しています。
とはいえ、ぱっと見では「これからも右肩上がりなんだろうなぁ」と思える程度の落差にも見えます。
では、次に過去2年間の推移を掲載します。
【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移
※上記グラフ同様に4月3日時点の171,155ポイントに合わせて赤線を引いてあります。
直近2年間でグラフを覗いてみると、新型コロナウィルスによる急激な暴落後は、激しく上下動していることが分かります。
ここ2年間では最も低い株価となっており「絶好の買い場」に見えます。
では最後に過去6週間の株価の推移を掲載します。
【新型コロナウィルス】過去6週間の株価の推移
上記グラフからは
- 暴落(2/24)から3週間は急激に値を下げた
- 直近3週間の株価は上下しているだけで変動していない
ということがよく分かります。
ニュースだけ見ていると、暴落・暴騰の報道が多くありますが、上記グラフだけを見ていると「全然株価変動してないじゃん」という感想を持ちます。
特にここ3週間は、新型コロナウィルスによる被害が拡大してきており、先行きの不安感が増しているのにも関わらず、株価は安定した推移を見せています。
よって「株価の推移」と「新型コロナウィルスの状況」とが直接結びつくわけでは無いと理解しておきましょう。
具体的な変動率としては
- 先週末(3/26)と比べて4%の下落
- ピーク時(2/21)と比べて28%の下落
となっています。
とはいえ「これで株価の下落が落ち着いた」と言える状況では一切なく、これからも激しく変動することが予想されます。
しかし、ひょしおんぬは悲観的にも楽観的にもなっておらず、 「今の水準の株価が長期間継続する」か「さらに株価が下落する」といった状況になれば、ひょしおんぬのセミリタイア時期が確実に近づくと考えています。
というか、以下記事の通りセミリタイア時期を前倒ししました。
今後の株価について
いまだに新型コロナウィルスは猛威を振るい続けており、感染者数は増加の一途をたどっています。
日本も(特に東京では)急激に感染者数を増やしており、まだまだ楽観視できる状況ではありません。
とはいえ、大規模な経済対策が検討・発表されており、今後も新型コロナウィルスによる影響が大きくなれば、経済対策の規模も大きくなることが予想されます。
そして、そういった希望的観測から(新型コロナウィルスの被害が拡大しているのにも関わらず)株価が横ばいになっているのだと思われます。
しかし、先行きが不透明であることに変わりはないため、現時点で一般投資家にできることは、
- 「今がチャンス!」と買い急ぐ
- 「暴落の前に逃げ切ろう!」と売りに走る
といったことをせず、冷静に市場を見つめるしかなさそうです。
よって、慌てることなく「今まで通りのスタンスを貫き通す」ことが一般投資家にとって賢明な選択と言えそうです。
とりあえず、ひょしおんぬの悲惨な過去でも見て落ち着いてください。
他人の失敗を糧にできると、自分の能力を急激に高めることに繋がりますよ。
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それではまた