最終更新日:2020/4/15
現時点で投資による損失が出ていたとしても全く問題ありません。
むしろ投資家にとってチャンスが到来しつつあります。
2018年から開始した積立NISAが2年ほど経過していますが、新型コロナウィルスの影響で投資損益が赤字になっている方もいるのではないでしょうか。
中には「長期投資すれば儲かるって聞いてたのに!」と憤っている方もいるかもしれません。
「聞いてた話と違って儲からないぞ・・・。積立NISAを止めようかな」
と思っている方もいるかもしれません。
が、全く心配する必要はありません。
本記事では「積立NISAの今後は大丈夫かいな」と心配になっている投資家に向けて書いていきます。
積立投資を開始して「たったの2年」しか経過していません。
まだまだこれからです。
新型コロナウィルスによる影響は以下記事にまとめていますので、よろしければご参照ください。
積立NISAで運用益がマイナスのあなたへ
このまま積立NISAを続けていれば「今後利益は出ると"思います"」
不安になる言い方かもしれませんが、確実な未来を予想することは出来ません。
とはいえ、そんな事を言っても何にもならないので、代わりに過去の実績を参考にしてみます。
全世界分散投資で最もメジャーなインデックスといえる「MSCI-ACWI」を基準としている投資信託の推移をグラフにしました。
(最後のデータは4月10日時点)
グラフ上の”赤線”は4/10時点の株価に合わせてあります。
グラフを見ると、短いスパンでは上下を繰り返していますが、基本的には右肩上がりに上昇を続けていることが分かります。
そして現在と過去の株価を比較すると、2017年時点と同程度の株価となっていることが分かります。
積立NISAで投資をしながら暴落に出会った場合どうなるか
例として過去の大暴落として有名な「リーマンショック時の損失」を確認します。
リーマンショック直前に400万円をMSCI-ACWIに投じた場合は、リーマンショックの発生(2009年)により資産が200万円と半減してしまいます。
しかし数年度(2014年頃)には資産は元の値にまで戻し、2019年時点では資産が500万円を超えて、100万円以上の利益を手にしていることとなります。
あれだけ騒がれた(実際色々と問題も発生した)「リーマンショック直前という最悪のタイミングで購入していた」場合でも、長期保有し続けるだけでこれだけの利益を得られます。
※リーマンショック時との比較は以下記事をご参照ください。
とはいえ「でも、暴落直前に売って、暴落直後に買えばもっと儲かるのでは?」という疑問も湧くかもしれませんが、世の中そんなに甘くはありません。
暴落直前に売って、暴落後に買えばいいのでは?
リーマンショック時の話を聞くと「2009年の安値の時に買えばよいだけでは?」と思いますよね。
私もそう思います。
ちなみに「リーマンショックによる暴落後に400万円の株を購入した場合」は、現在1,000万円を超える資産を保有していることになります。
よって「(高値で売って)安値で買う」は大きな利益を得るための手段であることは間違いありません。
ただし「今(購入する際)の株価が安値だと判断が出来れば」ですが。
過去にも書いていますが「現在の株価」は投資のプロが「この株価が適切だろう」と判断した株価の平均値です。
あなたが「今は安値だ!」と正確に判断するには、平均的なプロ以上の知識・判断能力が必要です。
あなたにそれだけの能力があれば「高値で売って、安値で買う」は最高の手段ですが、一般的な投資家にはその能力がありません。
よって「今は安値だ!」といった判断はせず、余剰資金があるときにコツコツと買い増ししていく方が無難な戦略と言えます。
(プロの投資家を超える能力を持っているのなら、お勧めしませんが)
そうすれば「リーマンショック発生前の株価が高騰中」には高値の株を購入することになってしまいますが、「リーマンショック発生後の暴落中」には安値の株をお得に購入することができます。
その結果、大きな資産を築くことが出来ます。
「株価が安い=株のバーゲンセールをしている」と同義なため、株価の暴落中こそ安値で多くの株を手に入れるチャンスというわけです。
これが以下記事でも書いたドルコスト平均法の強みです。
まとめ:積立NISAを活用する投資家にとってチャンスが来ている
ここまで記事にさせてもらった通り、株価が下落している現在は投資家にとってチャンスと言えます。
積立NISAで赤字になっている投資家は焦るコトなく
長期的に見れば資産は増えるものだ。
短期的には資産が減ってもしょうがない。
むしろ資産を大きく増やすチャンスだ。
としっかりと理解して、今後も引き続き積立投資を続けるべきです。
これが、一般投資家が大きな資産を作るための数少ない手段です。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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投資にリスクはつきものですが、現金貯金にもリスクはあります。
保有している資産は適切に分散しておきましょう。
日本円は安泰かどうか分かりませんよ。
本ブログの読者たちに”最も伝えたい内容”を整理した記事です。
筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、
- 大きな資産を手に入れ、セミリタイア計画を遂行出来ている
と考えています。
本ほど「”低コスト”で”人生を豊かにする”道具」は他には考えられません。
それではまた。