
私は、政治に関する発言はあまりしないようにしていて、これは避けているわけではなく「分からんから」なだけですが、たまには軽くタッチしてみようと思います。
というのも、ABEMA Primeで『政治家推し活』という動画が配信されており、
「これでいいじゃん」
と思ったからです。
動画の中身を見ると
「政策に賛同できるから推している」
と至極真っ当な内容ではあったのですが、ここでは
「政策がしっかり理解できなくても、推せるのなら推したらいいんじゃね?」
と変化球を投げてみたいと思います。
詳しくは分からんし
というのも、その政策が実現できたとて、本当の意味で自分にとってのメリットがあるか理解することが困難であるためです。
ここら辺、『減税』『緊縮財政』や『高齢者優遇』など多くの政策に言え、
- 減税によって国民の所得が増えても、国債発行が加速して円安が進行したせいで生活が苦しくなる
- 緊縮財政によって歳出が減ったことで日本の信頼が増し、海外投資家が日本投資をしまくることで好景気となる
- 高齢者優遇によって高齢者だけにお金が届けられても、安心しきった高齢者の支出が爆発して現役労働者の収入が増える
と、思っていたのと違う方向にいく可能性は十分にあります。
選挙で「結果は分からんけども、こっち方向に進んで欲しい!」という意思表示をすることは非常に大切ではありますが、『その政策に賛同して投票し、その政策が実現したのにも関わらず、生活が苦しくなった』では救われません。
その点において、「政策のことは分からんけども、この推しが言っているのだから託してみよう!」という『推し活』であれば、仮に失敗したとて
「この推しが頑張った結果なのだから致し方なし…!」
「これを糧に次こそ頑張ってくれ!」
と、『ひいきのスポーツチームが敗れたところで推し続ける』のと同じように応援し続けられますし、時には失策に対して
「なんだそのバカみたいなプレーは!(怒)」
と罵声を浴びせることもあるでしょうが、それでも変わらず推すことができます。
現実そうじゃん
そして、すでに現時点で『推し』で政治家を選んでいる人は多いであろうと想像しています。繰り返しになりますが『どの政策が自分にとってメリットが多いいのか、個人で判断することは困難である』ためです。
よって、多くの人は
「テレビ番組Aで○○だと言っていたからそれを信じる」
「メディアBでは▽▽だと断言していた」
など、信頼足る情報源を参考にしていますし、マスコミの信頼が失われている昨今では
「Youtubeで○○さんが言っていたことは間違いない」
「Xでの××さんの分析は正しい」
など、『誰が言っているか?』で判断しているはずです。
いうなれば、
- それぞれに推しがいて『推しが言うのだから信じる』という環境がすでにできあがっている
ように思えます。
さて、『政治家の選択』の話は未完結ですが、このブログは投資ブログなわけですから、いったんそちら方向にも話を進めていきます。
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オルカンも詳しく知らんし
オルカンがこれだけ人気になったのも同様の理由からだと想像しています。オルカンの中身を精査したうえで、それを理解して投資している人は少ないだろうからです。
例えば、
- オルカンがベンチマークとしているMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)の中身はどうなっているのか?
- そもそもACWIはどんな基準で銘柄を組み込んでいるのか?
- これを考えたMSCIはどんな理念を持った会社なのか?
を理解している人は少ないでしょうし、
- 何か国の、いくつの企業が含まれているのか?
ですら把握している人は多くないように感じます。
であるのにも関わらず、オルカンがこれだけ人気となっている要因の一つは『多くの信頼たるインフルエンサーが良い商品だと言っているから』なのでしょう。
ここら辺、
- 自分でちょっとだけ調べてオルカンを買っている人
- 推しを信じてオルカンを買っている人
を比べると、暴落耐性も変わってきそうです。
暴落に直面したとき、
中途半端な知識だけを根拠にオルカンを持っていると「本当に大丈夫かな…?」と不安になってしまいますが、
「推しが推しているオルカンなら信じられる!」と妄信できればラクに暴落を乗り切ることができるかもしれません。
推しの方が早いじゃん
よって、
- 自分でオルカン(や、株価、インデックス投資など)のことをがっつり調べて、完全に納得したうえで買う
- 推しを盲目的に信じて買う
のどちらかが必要で、前者であるべきなのは間違いありませんが、後者の方が比較的にラクな道であこともまた間違いありません。
とはいえ、この『盲目的に信じる』が良い結果につながるとは言えず、おかしな『推し』を見つけてしまったがために不幸になる人も出てくるでしょう。
現在ではその『推されている人物』も多様性に富んでおり、一風変わった先導者も増えてきています。そして、この『推し』が強すぎるがゆえに、議論の中身を無視して『推しの敵は間違っている』という感情的な対立が起きているように感じています。
これは良い世界であるとは思えません。
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推しを見つける能力
世の中に見極めねばならないことは数多あり、
- オルカン一択でいいのか?
- この税金の使い方でいいのか?
- 4%ルールを信じていいのか?
- このポートフォリオは自分に合っているのか?
- この健康診断の結果はヤバイのか?
- この賃貸の価格は適正なのか?
- この冷蔵庫のコスパは良いのか?
- これは法律上セーフなのか?
- この子育て方法は健全なのか?
など、これらすべてに対して『細部まで理解して正しく判断する能力』を身に着けることは不可能です。
だからこそ、『切り取り動画だけを見て判断する』といった明らかに誤った行為があたり前のように行われているのでしょう。
しかし、『信頼足る人物を見つける能力』”だけ”であれば、磨き上げていくこともできるはずです。
とはいえ、『信頼足る人物』を見つけるためには、広い分野の知識がいるという矛盾もありますので、
- 広く薄く知識を身に着け、様々な人の意見に耳を傾け、『適切な推し』を見つけることがいまの時代を良く生きる方法である
と私なんかは思います。
ほんでもって、
自分が苦手とする分野・興味のない分野は推しに一任し、『自分のやりたいこと』に集中することが、良い選択になるんじゃないか、と思っております。
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というわけで、
「この政治家が言うのならば間違いない!」
「生活は苦しくなったけど、未来は明るいはず!」
「何があっても付いていきます!」
と全国民から推される政治家が誕生することを祈っております。
『中身をあまり見ずして人を推す』だと、怪しげな宗教のようで違和感を覚える人もいるでしょうが、結局のところ、人々の幸福は気持ちの問題ですし、景気ですら人々の気持ちが左右する類のものであるわけですから、
- 実体がともなっていなくても、応援した見返りがゼロであっても、『気持ちよく推せるモノ』を見つけること
が、大事なんじゃないかと思います。
投資のような人生に直結する選択ですら雰囲気でしてしまうくらいなので、少々遠い世界にある政治家の選択をロジカルに行うのはかなり難しいでしょうから。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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