新NISAを取り上げている記事が乱立していますね。
「いいこと言ってるな～」
と思う良記事や
「むちゃ言いよるな～」
と感じる悪記事など、さまざまあります。
ここでは特定の記事を取り上げることはしませんが、
「記事を書く方もネタ探しが大変なんだよ！！」
とフォローしておこうと思います。
私は基本的にはオルカン推し（先進国株式と良いと思いますよ！）なので、新NISAに関しては
「オルカンで長期投資しなさい」
くらいしか言うことはありません。
色々なところからネタを探してきて、必死に新しい記事を書くわけですが、結局のところ
「オルカンで長期投資しなさい」
と言っていることに変わりはありません。
大変なんですよ…。
この大変さ、個人ブロガーに限った話ではありません。
むしろ、
「新NISAが流行っているんだから読者の目に留まるような記事を書け！！」
と上司からのプレッシャーを受けながら記事を書いている人の方が大変でしょう。
とうぜん、そんな人たちは
「オルカンで長期投資しなさい」
という面白くもなんともない記事を書くことが許されるはずもありません。
そこで、
「オルカン一本は危険！？」
「新NISAを使わないと貧乏まっしぐら」
「新NISAに潜む危険なワナ」
といった刺激的な言葉や
「みんな知らない新NISAの正しい使い方」
「新NISAではオルカンでなく○○に投資しよう！」
といった開きたくなるようなタイトルの記事が量産されています。
私がもし、雇われのライターで「新NISAに関する記事を書け！」と言われたら、「オルカン一本で！」という本音を押し殺して刺激的なタイトルの記事を書いていたかもしれません。
つまり、
- こういった記事の多くは人目を集めるために不本意ながら書かれたモノであり、価値を提供するものではない
と言ってもいいかもしれません。
もちろんすべてがそうではないものの、実際にこういった記事を読んでいて「役に立った」と感じることは少ないです。
それもそのはず『書かされている』からです。
あたり前のことが書くことができなければ、少し変わったことを書くしかありません。
しかし、ひねり出して書いた「変化球的な記事」は、面白く読むことはできるかもしれませんが、実益はほとんどありません。
そして、上にあげた事情によって「基本的な記事」が大量生産されるようなことはなく、「変化球的な記事」ばかりが生まれてきてしまいます。
つまり、「ネットを見ると、大多数は正道を外れた記事ばかり」となってしまいがちです。
投資の話題が増えているいまこそ、そういった雑音を無視して「投資に裏技はない」という芯をもっておくことが大切になりそうです。
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と、途中からスパコンSEの妄想がだいぶ入っていまいしたが、納得いただけた方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、今回取り上げた「面白くないから別のネタを」は、投資家であったも同じ思考になってしまうことがあります。
「オルカンで長期投資」は面白みにかけ、どうしても飽きてしまいがちです。
また、『投資の勉強を欠かせない人』ほどに情報収集をに力を入れることによって雑音が耳に入り、「この新しい○○。魅力的な投資先かもしれん…。」と浮気心が芽生えてしまいがちです。
しかし、浮気が良くない結果を生むことは言うまでもありません。
これからも世界情勢の変化、新しい投資商品の登場などにより変化球を投じたくなることもあるでしょう。
しかし、「飽きを解消するための変化球」が大きな効果を発揮することは期待できませんので、「基本が大事である」ということを忘れないようにしましょう。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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