ファンドマネージャは高給取りであると知られており、実際にフォーブス詩によると
世界金融の中心地のひとつであるウォール街の平均年収(2015年)は4500万円ほどであったとのこと(現時点で円換算すればもっと高額でしょう)
よって、投資の世界には高額な報酬をもとめて頭脳明晰な人間があつまっているわけですが、私は
「金融業界に優秀な頭脳があつまっていることで、世界に良いことがあるんだろうか?」
「もしや、頭脳の無駄づかいになってたりしないの?」
なんて思ってしまうわけです。
もちろん、経済成長に投資(金融)は欠かせないわけですが、インデックス投資家の私からすると
「こんなに多くのアクティブファンドが存在している意味あるの?」
と思ってしまうのは当然です。
そこで、タイトルにある通り
「インデックス投資が普及することでアクティブファンドが淘汰され、頭脳明晰なファンドマネージャが他業種にうつっていったら、テクノロジーや医療の進化とか、色々といいことあるんじゃないの!?」
なんて思ったわけです。
これは、アクティブファンドマネージャに限らず、個人投資家にも言えることで、
- 資産形成をインデックスに丸投げしてしまえば、個人投資家の自由時間が確保できる
ことになります。
アクティブ投資を楽しんでいる人にとっては余計なお世話ではありますが、そうではなく「なんとかして老後の資産を作らねば…!」と歯を食いしばってアクティブ投資をしている人であれば、『資産形成をインデックスに丸投げ』は非常によい選択だと言えるでしょう。
とはいえ、「アクティブファンドなんていらない!」と思っているわけではありません。
すべての人がインデックス投資をするようになってしまうと、
- 利益率が低く、将来性もない企業
- 利益率が高く、ものすごく成長率の高い企業
のどちらも「インデックス採用銘柄だから」というだけ株価が動いてしまうことになります。
インデックス投資が有効なのは『市場での値付けが適正である』という前提が必要であるため、『価値がないわりに割高な企業であっても投資してしまう』という状況はインデックス投資家にとってものすごい不利になります。
よって、『アクティブ投資による株価の適正化』はインデクス投資家にとっても重要なものとなりますので、これからも存在し続けてもらわなければなりません。
とはいえ、これ(アクティブ投資の消滅)は無用な心配です。
仮に、ほとんどの投資家がインデクス投資を採用するようになると、市場にゆがみが生じて
「インデクス投資家のおかげで優良銘柄も劣悪銘柄と同じ値付けになってるぜ!アクティブ投資のチャンス!!」
と考える投資家が増えることになるためです。
よって、ファンドの資金入出量を見ていると、『インデックス:増』『アクティブ:減』となっていることが多いですが、いずれ逆転することになってもおかしくありません。
インデックス投資とアクティブ投資は表裏一体にあり、恒久的にどちらか一方だけが栄えていくことはありえません。
とはいえ、
「現時点ではアクティブファンド(アクティブ投資家)が多すぎる」
というのが私の所感ではありますので、これからもインデックス推しをしていこうと思います。
それによって世界がより良くなると期待して。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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