「ジュニアNISA枠、保有者が多い銘柄ベスト10!」という記事を見つけたので読んでみると、
と、ジュニアNISAで保有者が多い投信の第7位にレバナス(iFeeレバレッジNASDAQ100)が入っていました!
また、その記事ではこの状況について
ジュニアNISAでは、レバレッジ商品も選ばれていることが特徴的です。これは、ジュニアNISAに資金を投入するだけの資金力がある家庭が多いという理由が考えられます。
ジュニアNISAという制度を知っている、という知識面から見ても、自分自身も一般NISAやつみたてNISAでの投資経験がある方が多く、それだけに投資知識も豊富である方が多いことがうかがえます。
その資金力と投資知識で、レバレッジの効いた商品へ挑戦して、少しでも増やしてやりたいという目的意識があることが背景にあるのではないでしょうか。これはジュニアNISAが、自分のためではなく、子どもたちのための投資として、客観的かつ長期的な目線で考えやすいことも、影響しているのかもしれません。
との考察が書かれています。
つまり、
- 資金力がある
- 投資経験、投資知識が豊富にある
- 客観的かつ長期的な目線で考えられる
といった人がレバナスを選択している。と言っているわけです。
…え?
ジュニアNISAは18歳まで引き落としができないため、長期投資になるケースが多いと考えられます。
そして、レバレッジ商品は、「ここだ!」というタイミングで短期勝負をかけるための商品であり、長期投資には向かない商品のはずです。
実際に、iFreeNASDAQ100の目論見書にも、「上下動の繰り返しに弱いよ」という説明や、
「長期投資すると大変なことになるリスクがあるよ」といった説明がされています。
もちろん、これは『長期投資したら必ず損をする』わけではなく、『大変なことになるかもしれない』でしかないため、もしかしたら大成するかもしれず、その期待を持ってレバナスに投資することは悪ではありません。
しかし、
「だったら自分の口座でレバナス投資すればいいじゃん」
と思うわけです。
上の画像を見たらわかる通り、ベスト10にレバレッジ商品が入っているのはジュニアNISAだけです。
ジュニアNISAだけを利用し、自身ではNISAを活用していない人は少ないのではないかと想像できますので、
「自分の口座でレバナス投資をするのはイヤだけど、子どもの口座でならOK!」
と考えている人が多いということになります。
ジュニアNISA口座にある資産は、子ども本人の資産です。
その子供の資産だけリスクの高いレバナスに投資するとは、ちょっとな~…。と思い、この記事を書くこととしました。
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が、これ、考えようによっては理解できないこともありません。
子どもが生まれると、自分の人生でチャレンジすることを諦め、その代わりに子どもに対して、
- 大谷翔平さんのような野球選手になってもらいたい
- 藤井聡太さんのような棋士になってもらいたい
と、現実離れした期待を抱いてしまうものです。
もしかしたら、その感覚で
「私がいまさらレバナスチャレンジするよりも、子どもの将来に賭けたい」
「ジュニアNISAのレバナスが大きく羽ばたいていくことに期待して、私は応援することに専念します!」
と、ジュニアNISAだけでのレバナス投資に踏み切ったのかもしれません。
つまり、
「私は自分の夢をあきらめるけど、子どもには夢を追い続けてもらいたい…!」
という考えです。
このように考えば、夢を捨てた親を責めることはできず、ジュニアNISAで奮闘しているレバナスのことを応援したくなりますね(?)
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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