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「つみたてをしている人はボーナス月の増額はNG」

「つみたてをしている人はボーナス月の増額はNG」という新しい提言をしている記事がありました。

(ボーナス時に「つみたて投資」増やす人の落とし穴 )

 

その理由はこれです。

多くの個人投資家はすでに「つみたて投資」を行っていると考えるが、その場合においては基本に忠実になってほしい。

そもそも、つみたて投資は特定の投資信託を定期的(月に1回など)に、定額を投資し続ける手法だ。

この手法のメリットは投資に対してリソースを割かないことにあるだけでなく、投資タイミングを分散することでリスクを低減させることにある。

 

つまり、

「ボーナス月に投資額を増額すると、ドルコスト平均法によるメリットが小さくなるぞ!」

ということです。

 

んでもって、それを解消する手段として

せめてボーナス月から次のボーナス月までの半年間、毎月の投資額をそれぞれ1万円ずつ増額するほうが、投資タイミングの分散が図れるだろう。

つみたて投資とは別の投資として個別株への投資をしてみるのもいいだろう。

という2つの案を提言されています。

 

うーん…。

 

この提案に対しては、

  • 定期収入があるサラリーマンが給与の一部を投資にまわすのであれば、ドルコスト平均法を採用する必要はない
  • 厳格なドルコスト平均法(一定額しか投資しない)を維持するためにの選択肢として『個別株投資』を選ぶべきではない

と意見させてもらいたいです。

 

このブログでは何度も書いていますが

  • 基本的に、ドルコスト平均法は『なる』ものであって『する』ものではない

と、私は考えています。

 

投資信託を使って広く投資しているということは「広く平均をとれば、基本的には株価が上がっていく」と考えているのだと思います。

であれば、『できる限り早く投資する』のが投資での期待リターンを大きくするための鉄則ということになります。

 

であれば、

  • 「いつか投資に使おう」と思っている現金があるのであれば、「いますぐ」投資するべきである

と言えます。

 

その点からは、

  • 『定額』を守るために、ボーナスを分割投資するのは理にかなっていない

と考えられます。

 

とはいえ、『現金があまっている状態でのドルコスト平均法』すべてを否定しているわけではなく、例えば

  • 「資産ゼロの状態で1億円相続しちゃったんで投資したい」
  • 「しかし、いきなり全額投資して市場が暴落したら、メンタル的に耐えられそうもない」
  • 「投資時期を分散する(ドルコスト平均法)ことで、投資によるリターンをえられる機会を損失することは理解しているけど、それでも時期を分散したい!」

と考えているのであれば、ドルコスト平均法を『する』という選択をしてもよいでしょう。

 

しかし、定期収入があるサラリーマンが、半年毎にあるボーナスをわざわざ分散する意味はないかとと思います。

 

極端な例を出してしまいますが、ドルコスト平均法による『定額』を厳密に守ろうとすると、これまで投資してきている人が

  • 役職定年によって収入が下がることが予想されるので、その後も投資額を一定にできるように現金を貯めておこう。
  • 退職後は収入がなくなるので、その後も厳密にドルコスト平均法が維持できるように現金を残しておこう。

と、訳の分からないことをやらねばならくなってしまいます。

 

よって、「ボーナス月とか関係なく、投資する予定のお金があるんならいま投資したら?」と思うわけであります。

 

で、もう一点の

  • ドルコスト平均法で『定額』を維持するために、個別株投資をする

ですが、これ、なんというか…、どういうこと???

 

一応「コア・サテライト戦略のサテライトの部分で個別株を…」と、それらしく言っていますが、違和感が凄い。

 

『資金の一部を個別株に投資する』という行為そのものは珍しいものではありませんし、批判するつもりもありませんが、

  • 『定額』を維持するために、余ったお金を個別株に投資するのもいいでしょう

という謎提案に理解が追い付きません。

 

個別株投資をするのであれば、リスクを理解して、しっかりと企業分析をした上でやるべきだと私は思うのです。

よって「ドルコストの『定額』を守った方がいいから」という軽い理由で個別株投資をすることには反対です。

 

繰り返しになりますが、ドルコスト平均法は『なる』ものであって『する』ものではありません。

『右肩上がり』を信じているのであれば、ボーナスをできるだけ早く投資しましょう。

 

というわけで、最後に

「つみたてをしている人はボーナス月に増額しよう!」

と、提言して終わりにしようと思います。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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