スパコンSEが効率的投資で一家セミリタイアするブログ

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ドルコスト平均法 vs 一括投資

あんまり言及してもしょうがないと思っているのですが、『ドルコスト平均法 vs 一括投資』が盛り上がっているので便乗して…(過去にも似たような記事を書いていますが)

 

私の思う結論としては、

  • ドルコスト平均法はほとんどの人にとって、『選ぶもの』でなく『なっちゃうもの』である
  • ただし、一部の人にとっては保険として役に立つものでもある

の2点になります。

 

私は『株価は長期的には右肩上がりである』を信じているため、できるだけ早いタイミングで投資をする『一括投資』を『ドルコスト平均法』で行っています。

 

というのも、

  • 投資できるお金があったら即投資する(一括投資)
  • 投資できるお金が手に入る毎月の給料日に投資する(ドルコスト平均法)

であるために、

  • 勝手にドルコスト平均法で投資しちゃってる

という状況にあります。

 

これは、定期収入のあるサラリーマン投資家に適した投資法であると考えられますし、実際にこの投資法を採用している方は多いでしょう。

つまり、

  • ドルコスト平均法を採用しているものの、『ドルコスト平均法が有利だから』ではない。

というわけです。

 

ほんでは、ドルコスト平均法が有効になるパターンを見てみましょう。

 

例えば、

「現金を10億円持っています。投資を始めたいです。」

といったケースです。

一括投資とドルコスト平均法(5億円ずつを2分割投資)を『一括投資後に50%の暴落があったケース』で比較すると、

  • ドルコスト:7.5億円(5億x50%+5億x100%)
  • 一括   :5.0億円(10億x50%)

と、ドルコスト平均法の方が資産額が多くなります(分かりづらいかもしれませんが補足しませんw)

 

ただこれは、反対に『一括投資をしてから株価が暴騰した』なんていうケースにおいては、一括投資の方が優れたリターンを上げることも意味します。

そして、『株価は長期的には右肩上がりである』と考えているのであれば、一括投資をするほうが合理的でしょう。

 

しかし、それでも

「上がる可能性が高いって分かっていても、一気に投資するのは怖い」

「ドルコスト平均法を採用してリターンを取り逃したとしても、それは『保険料を払った』と思うことにする」

なんていう考えも合理的です。

 

これは、投資に限らず

「きっと事故(や病気)にあわないから、保険に入る必要はない」

「事故る可能性もあるから、損する可能性が高くても保険に入っておく」

のどちらも正当性のある考え方であるのと同じように、

  • 『当人が何を求めているか?』によりって結論が変わるものなので、万人に共通する「○○が正解である」は存在しない

と言うことができます。

 

保険に入っておかないと怖いのであれば入ればいいし、そうでなければ入る必要がないだけです。

 

ただし、これは

  • 大量の現金が手元にあるケース
  • 労働収入がなくなってから投資を始めようとしているケース

など、限られたシチュエーションの人しか考える必要のないことでもあり、先にも書いた通り

  • ほとんどの人は『一括投資』を『ドルコスト平均法』でしておけばいい

と考えられます。

 

また、

  • 投資は数十年レベルの付き合いになる行為

であることも忘れてはいけません。

 

数十年の付き合いをする中で、最初の数年間に『ドルコスト平均法を採用していたか』『一括投資を採用していたか』なんてものは些末なモノであしかありません。

 

私はインデックス投資を始めて6年ほどたち、資産額は4000万円を超えています。

それでも、いまだに毎月ドルコスト平均法で積み立てていますが、

  • 毎月買おうが、年に一回まとめて買おうが、ほとんど影響ない

という状況にあります(ちょっと寂しい…)

 

よって、

  • 長い目で見たらどうでもいいことなんで、『投資法』よりも『投資すること』そのものの方が大事
  • ドルコスト平均法が有効かどうかは人によるわけなので、具体ケースを想定しない議論は意味がない

なんていう結論とさせてもらいます。

 

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それにしても、『ドルコスト平均法 vs 一括投資』が盛り上がっていることから、

「Twitterってよくできた仕組みだな~」

と思わされました。

 

というのも、

  • 短文でしか表現できない(こともないけど…)
  • 書かれていない箇所は読み手の想像に任せることに。
  • 読み手の想像は自分にとって都合のいい内容となる。
  • ピントの合わない議論が繰り返される。
  • 終わりなき戦いが発生。
  • Tweet数が増え「Twitter盛り上がっている!」となる

なんて仕組みになっているからです。

 

もうね、あえて『議論が成立しない議論の場』を作ったんじゃないかと思うほどですw

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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