日本人が海外資本をもつ大資産家になれる大チャンスなのに、それをつぶしかねない噂話が出ているのでしっかり書いておこうかと。
海外投資できなくなったNISAなんて使わぬわ
と。
というのも、
「NISA枠で海外投資する人が多いせいで円安が進んでいる!」
「NISA枠では国内への投資に限定しようかな!?」
と政府が考えている。
みたいな噂話が聞こえてくるからです。
(ソースが不明なんで作り話じゃないかと思いますが…)
確かに、2024年1月の資金流入トップ10投資を見ていると、以下の通り海外へ投資するものばかりです。
(投資信託1.2兆円資金流入 2024年1月、16年5カ月ぶり水準 - 日本経済新聞)
たしかに、これが円安の要因とひとつとなっているのは間違いないでしょう(影響のレベルは分かりませんが)
しかし、『投資先を国内だけに限定する』なんてのは言語道断です。
というのも、
- 海外投資は短期的に見れば日本円の流出(円売り)になるが、長期的に見れば海外企業のあげた利益を日本に持ち込むことなる
ためです。
日本だけでなく世界の多くの国々では資本主義がとられています。
資本主義では『個人が自由に資本を持ち、もっている資本から利益を生み出す』ことができます。
ハッキリ言ってしまうと(道徳的かどうかは置いといて)『資本を持つものがお金持ちになる』仕組みです。
庶民であってもそれによるプラスの効果を享受できる手段が株式投資です。
『株式を保有している(リスクを負う)だけで企業の上げた利益の一部を受け取れる』という素晴らしい仕組みです(道徳的かどうかは置いといて)
世界ではこのような仕組みが採用されており、これを通じて海外への投資が進んでいるということは
- 海外の資本を日本人がどんどん買っている
- 日本人が大資本家になり、海外企業の利益を受け取ることができるポジションをえつつある
と言え、わたしは、『停滞している日本経済を救うための救世主となりうる』とすら考えています。
これを止める気ですか?
投資に注目があつまり、NISAを機に投資を始める人も多くいます。
これには
- オルカンやS&P500といった『気軽に海外へ投資できる投信』の存在によって、NISAが活況を呈している
という要素があります。
これは、資金流入ランキングを見ても明らかです。
おそらく、こういった投信の存在により
「日本経済は停滞しているからそこに投資するのは怖いな…」
と考えている人々の中に、
「海外へも投資できるのならやってみてもいいかも!」
と考えるようになった人も多いのではないかと思います。
『NISAでは国内投資しか許さない』という考えは『国内への投資を活発にする』という目標を達成するために出てきたアイデアかと思います。
しかし『海外へだからこそ投資している』という人々がいる状況において、そのような制限を課すと、せっかく勢いのついてきた投資そのものに水を差すことになりかねません。
仮に『NISAは国内限定』となった場合、わたしはNISAをほぼ利用することはなく、特定口座でオルカンといった海外へも投資できる投信を利用するでしょう。
ちなみに、これは「日本株に投資する価値はない」と言っているわけではありません。
ただ、「一国への集中投資は避けるべし」と考えているからです。
そう考えている私にとって『国内限定となったNISA』は利用価値がほぼありません。
これは、わたしだけの考えでなく多くの投資家が同じような意見をもっていると確信しています。
というわけで、日本経済の起死回生チャンスを滅することがないよう祈るばかりです。
もし本当にそいうったアイデアが出てきたたら、みなで力を合わせウェイ
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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