様々な指数が過去最高値を更新(日経平均もあと少し!)しています。
大人気のNASDAQ100(ティッカー:QQQ)も大きく乱高下しながらも過去最高を更新しています。
しかし、レバレッジ商品はそうとも限りません。
上記NASDAQ100に3倍のレバレッジをかけたレバナス(ティッカー:TQQQ)は以下の通りで、
- 最高値:88.57ドル
- 現在値:56.80ドル(2月20日時点)
となっており、
- 現在でも最高値から37%もダウンしたまま
と残念な状況にあります。
「レバレッジなし商品が上昇していったとしても、レバレッジあり商品が上昇していくとは限らない」ことがハッキリわかりますね。
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とはいえ、レバナスは最高のタイミングで売買できていれば素晴らしいリターンをもたらしていたことも分かります。
TQQQは、2020年3月の9ドルを下回っていたタイミングで購入、2021年11月に売ることができていれば、たったの20ヵ月で資産を10倍にまで増やすことができたことになります。
なんて商品だ…!
でも、わたしは買わないけどね。
かりに『短期的に大きなリターンを手に入れなければならない理由』があったとしたら、私もレバナスのようなハイリスクな商品に投資するかもしれません。
しかし、わたしは投資を『短期勝負』とは考えておらず『一生かけて勝負し続けるもの』と認識しています。
であれば、一度レバナスで大勝利を収めることができたとしても、それ以降の勝負でも勝ち続ける必要があります。
もちろん、ハイリスクな投資で勝ち続けられるだけの能力があれば、それを繰り返すことがベストな選択でしょう。
しかし、多くの個人投資家にはそれはありません。
投資では、一度の失敗が取り返しのつかない事態を招くことがあります。
よって、長期リターンを向上させるためには『より確実にリターンが期待できる商品』へ賭けつづけることが最良の手段だとわたしは考えます。
昨今ではNVIDIAやビットコインなど、特定の商品への人気が集中しています。
しかし、多くのケースで『価格が上昇した(過去形)から人気になっている』ため、人気になってから買うのは危険です。
まさに、『靴磨きの少年』の寓話のようにみなが興味を持つようになったタイミングが天井だったというケースを注意しなければなりません。
それどころか、『個別資産への投資を諦めているはずのインデックス投資家』が「この銘柄、いまは買いかもしれない…」なんて思いはじめたら、『靴磨きの少年』なんかよりはるかに危険なサインなのかもしれません。
というわけで、インデックス投資家のみなさん
「自分が個別銘柄、特定セクターの商品を買いたいと思ったら、そこが天井だ」
と考え、世の中の人気に惑わされないよう『個別で買つことは難しい』という考えを再インプットするようにしましょう。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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