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「やばいアメリカの借金」

ちかごろ投資に対する楽観論がはびこっている気がするので、たまにはネガティブな記事を書こうかな!

 

というわけで、『民間の借金が米国の金融システムを脅かす(Private Credit Threatens the US Financial System)』という記事を紹介したいと思います。

 

基本的には「アメリカの借金がやばいぞ!」という内容になっていますが、

まずは『GPDに対する負債総額の推移』です。

 

見てわかる通り、負債率が急増しており、1930年~あった世界恐慌時の負債率を大きくこえています。

 

また、企業の債務に関してはこんな感じ。

「株価かな?」と思うほどに右肩上がりトレンドにあります。

 

一般的に負債の増大はリスクの増大を意味しており、いつまでも負債率(額は増え続けてもいいけど)が増え続けることはありえませんが、それでも株式市場は絶好調に推移しています。

 

ゾンビ企業の増加

実際に、上場企業の中でのゾンビ企業(多額の負債をかかえ採算の取れていない企業)の割合が上昇し、2000年ごろにあったITバブル時に近いほどの推移となっています。

 

『ゾンビ企業』は日本企業の代名詞化と思っていましたが、アメリカでも増えているようですね。

 

 

さらに、『アメリカ企業の借金の質』にも問題があります。

 

シャドーバンキングによる貸し出しの増大

アメリカではシャドーバンキングによる企業へ貸し出しが50%を超えています。

シャドーバンキングとは銀行からの貸し出しではなく、その他金融企業からの貸し出しのことを指しています。

 

その貸し出しは、2018年から2023年にかけて急増しています。

 

シャドーバンクは銀行からの貸し出しと違って規制によって守られていないため、信用危機が発生したときには経済に多大な影響をおよぼすリスクがあると考えられており、ここの脆弱性があらわになったとき、どのような影響がでるかは未知数です。

 

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といった感じで、「やばいアメリカの借金」というテーマの記事を紹介しつつ、あーだこーだ書かせてもらいました。

 

株価だけを見ていると盤石に見えてしまうかもしれないアメリカ経済も、別の角度から見ると心配になるような状況にあります。

 

もちろん、これをもって

「早いところ売り抜けるんだ!!」

なんて言っているわけではありません。

 

どの時代であっても、つねにネガティブな情報はあるはずです。

それでも株価は上がり続けてきました。

反対に、新型コロナウィルスのように市場経済とは別の要因によって世界中の株価が大きく下落するようなこともあります。

 

つまり「未来はどうなるか分からん」としか言えません。

 

並外れた知能をもった投資家であれば、未来の株価を読むことができるかもしれませんが、ほとんどの個人投資家は、

  • 現在の株価はつねにニュートラルであり、下落するかもしれないし、上昇するかもしれない。

と考えておいたほうが良いでしょう。

 

だからこそ、短期での株価の動向をするのではなく長期ホールドをするのです。

 

というわけで、

「株価が常に右肩上がりだなんて考えるのはおやめなさい。」

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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