ひふみ投信の藤野さんが、
「オルカンは米国株式偏重、とくにMAG7に偏っている」
「このまま米国株式が下がっていくと、インデックス投信もパフォーマンスが期待できない」
と主張されていました。
“オルカン一辺倒”の風潮に警鐘「全世界に分散しているように見えて、米巨大テック企業7社に極端にベットした商品」、より安全な投資法とは
この『オルカンは米国株式偏重』であることへの懸念については同意で、
「全世界株式とうたっているのに約6割がアメリカとか…」
「トレンドにある投資先の比率が高いのはイヤなんだよね…」
と日々おもっています。
オルカンに対しては、ほかにもいろいろと注文があって、
- MAG7は除外
- アメリカ株式のテック株式の比率を下げる
- 日本の配当株式の比率を上げる
- 小型株式を含む
などなどの変化をして欲しいと思っています。
んだが、これを実現させたら、それはただのアクティブ投資じゃん。
正直、いまのオルカンの姿は好きではないのですが、残念ながらがそれが市場の総意なのです。
『私よりも市場の方が効率的である仮説』を取っている私は、自分の意思を無視して市場の総意に賭けなければなりません。
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とはいえ、藤野さんは先の記事で
「インデックス投信には問題があるのだから、アクティブ投信にも目を向けて欲しい!」
と言われています。
確かに『インデックス投信には不満がある投資家』にとって、アクティブ投信は良い投資先となる可能性があります。
『市場は私よりも効率的』であることは確かですが、
- 効率レベルが『わたし < 市場 < 藤野さん』となっているのであれば、藤野さんのひふみ投信に賭けるべきである
と言えるでしょう。
しかし、「ひふみ投信が市場よりも効率的であるかどうか?」の判断は、わたしがしなければなりません。
よって、ひふみ投信に賭けるためには、
- わたしが『市場 < ひふみ』と正しく判断しなければならない
- 『市場 < ひふみ』であると判断するためには、『市場と藤野さんが、それぞれどれくらい効率的であるか?』を正確に評価できる能力が必要
- つまり、『市場 < ひふみ』が”確実”であると判断するためには、『市場 < ひふみ < わたし』でなければならない。
ことになります。
が、『市場 < ひふみ < わたし』なわけないじゃん。
そんなんだったら、はじめっから市場平均(インデックス)に賭けてないわい。
言わずもがな
- 市場平均よりも素晴らしい企業やファンドを見つけることができれば、大きなリターンが期待できる
わけですが、それができないからこそインデックス投資をしているわけです。
というわけで、
- ひふみ投信がインデックス投信以上に素晴らしいファンドなのであれば投資したいところですが、わたしにはひふみ投信が素晴らしいファンドであるかどうかを判断する力はないため、そこに賭けることない
という判断を下します。
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ついでに、過去の実績を見てみると、ひふみはオルカンに大きく劣後もしています。
仮に、この短期間だけオルカンに勝っていたとしても「ひふみはすごい!」とはなりませんが、少なくとも
- 能力は不明(判断不能)
- 実績は残念
なファンドに賭けようとは思えません。
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というわけで、
-
世の中には優秀なアクティブファンドも存在しているとは思うけども、「優秀なファンドかどうか?」を判断するには、あなたが賢くないとダメだよ!
- ファンドだろうと個別銘柄だろうと、優良な投資先を見つけることは難しいよ!
みたいなお話でした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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