つい最近、以下の記事で
- 世界株式と逆相関にあるものは森林
- ただし、コモディティへの投資は難しい
と書きました。
その後、私にとってのインデックス投資の師匠であるkenzさんが
森林投資でしたら、【WOOD】「iシェアーズ グローバル・ティンバー&フォレストリー ETF」がありますがwhttps://t.co/I4sIRxKnsj
— ケンズ (kenz 投資ブロガー ) (@kenz08) 2025年8月25日
iTrustティンバー(愛称:木と環境と未来へ)もありますw https://t.co/gwiO7wsYEu
— ケンズ (kenz 投資ブロガー ) (@kenz08) 2025年8月25日
と、森林株式ETFを紹介してくれました。
森林への投資が難しい要因の一つとして
- コモディティは自己増殖しないため、長期投資するのに適していない
という考えがあるわけですけども、
- 森林株式ETFであれば、森林の『株式との逆相関』というリスク低減効果を期待しつつ、『株式』の成長も期待できて完璧かもしれない…!
と考え、小躍りしてしまいました。
そこで教えて頂いていたファンドを調べていたわけですけども、途中で
「あれ…?森林銘柄ってオルカンにも含まれているよね…?」
「じゃあオルカンでいいんじゃね?」
という思いが出てきました。
調べるまでもなくオルカンに含まれている森林銘柄は少数ではあるのでしょうが、オルカンには森林の他にも、
- バリュー銘柄やグロース銘柄
- 大型銘柄や小型銘柄
- ハイテク銘柄や伝統的産業の銘柄
- 先進国銘柄や新興国銘柄
などなど、様々な属性の銘柄がふくまれており、その中には当然
- 景気好調時に強い銘柄、景気不調時に強い銘柄
も入っています。
言い換えると、オルカン一本で『偏らない投資』ができているわけです。
もちろん、だからといって株式市場のシステマティックリスクを回避できるわけではありませんが、思い付きで『森林銘柄の比率”だけ”をあげる』のは、良い考えとは言えません。
そもそもオルカンは『市場の総意とも言える時価総額加重平均を採用している』わけなので、これをいじくるためには相応の根拠が必要となります。
であるのにも関わらず、
「なんとかリスクを下げられないかな~」
「逆相関らしい森林株式を入れようかな~」
と、ゆるい考えをもって投資比率を変更するべきではないと感じます。
とはいえ、オルカンには大きな『株式のリスク』が存在しています。
それを低減する方法は、過去からずーっと採用されている、
- 現金や債券(やゴールド)などの伝統的な低リスク資産を組み入れる
だけで十分であると私は考えます。
「これが最高のポートフォリオである」とは言えませんが、おそらく『オルカンを超える素晴らしいポートフォリオの考察』は現時点でも世界中で賢い人々によって行われているはずです。
それが明確に見つかれば、それを提供するファンドは大儲けできるから、血眼になって検討していることでしょう。
よって、現時点では個人投資家は頑張って色々とこねくり回すことなく『オルカン』という素晴らしい商品に便乗してしまえば良いと思います。
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と、いうわけで、あーだこーだ色々と考えた結果、

「オルカンでいいじゃん」
という、面白みのない結論にたどりついたお話でした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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