バンガードから『配当投資家の心理』に関する報告されており、思っていたのと違って面白かったのでご紹介。
Inside the minds of equity income fund investors
※なお、この記事では『インカムゲイン全般』のことを『配当』と統一して表現します
これは、バンガードの5つの(ファンド名に『high dividend』か『income』含まれている)配当ファンドの投資家5000人以上に対してアンケートした結果をまとめたものです。
で、その結果を雑に総括すると、
- 配当銘柄への投資は『配当の魅力』からではなく『配当銘柄は低リスク高リターンが期待できる』と考えて行っている
- つまり『配当金を受け取る行為』そのものには魅力を感じていない
となります。
実際に、
- 「配当金を受け取りたい」と回答しているのは12%
- 「配当金は再投資している」と回答したのが80%
とのアンケート結果となっています。
ちょっと意外ですね。
というわけで、詳しく見ていきましょう
配当ファンドに投資している理由

まずは配当ファンドに投資している理由で、トップ3は以下の通りです(全投資家の回答:右列円グラフ)
- 66%:分散投資のため(For diversification)
- 50%:配当銘柄が好き(I prefer to invest in dividend-paying companies)
- 14%:現金が必要な時に売らずに済む(The dividends allow me to avoid selling shares when i need money)
1位、2位は置いておいて、3位の『現金が必要な時に売らなくて済む』がたった14%しかありません。
バンガードはこの結果をこう分析しています。
高配当企業の株式は他の株式よりも高いリターンと低いボラティリティを持ち、低配当企業よりも投資家を大切にしていると考えています。
実際に、以前も紹介したJPモルガン調査による2000年以降のトータルリターンとリスクは以下のようになっており、
- 世界高配当株式は、世界株式よりもリスクが低くリターンが大きい
という衝撃の結果となっていました。
ちなみに、私もオルカンをメインの投資先としているわけですが、高配当銘柄に対して
- 高配当銘柄は比較的に安定している
- 話題のセクターのように極端にお金が集まりづらい(集まると高配当でなくなる)
といった点において魅力を感じているため、『配当金を受け取らない(再投資する)、配当銘柄への投資』を望んでいる投資家が多いことには納得できます。
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とはいえ『高配当銘柄』には『高配当ブランド』によるプレミアム価格がある程度ついているんじゃないかと想像しているので、『配当利回りが上位20~40%くらいの階層にある銘柄を集めたファンド』が個人的には好みです。(誰か作ってちょーだい)
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といった感じで、バンガードから出ていた『高配当投資家の心の中』を紹介させてもらいました。
もちろん、これはバンガードのイチ調査であって、これが当てはまらない人も多いとは思いますが、
「配当銘柄の魅力は配当金を受け取れることにある!!」
と短絡的に考えていた面もありましたので、大変参考になりました。
また、サラリーマンを辞めると『配当金を受け取ること』への魅力も増し、これに手を出したくなる気持ちもでてきますが、先に紹介した
- 世界高配当株式は、世界株式よりもリスクが低くリターンが大きい
が今後も続く保証はないため、
「高配当銘柄も、その他の銘柄も入っているオルカンでいこう!!」
といういつもの結論を最後に書いておきたいと思います。
個別に高配当銘柄を選別できる能力があったらまた違う結論になっていたかもしれませんが、その力がないのですから仕方なし!
---おまけ--
インデックスファンドの生みの親であるバンガードの記事なのにも関わらず、
安定した配当利回りを持つ高品質な企業を求めるアクティブファンドが適している可能性があります。
といった締めくくりとなっているところが多少気になりますw
バンガードには、いつまでたってもバンガードであって欲しい…!
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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