2023年の始まりに「今年の予想」なるものを書いていましたが、大ハズレでしたｗ
具体的には
- 2022年末の株価から20～30%の下落をしていくでしょう。
と意気揚々と予想していました。
私がメインで投資しているオルカン（eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2023年実績（円ベース）は、プラス30.42%だったので、真逆の予想をしていたことになります。
ガハハハｗｗ
であるのにも関わらず、2023年は
- 資産額 ：＋1,537万円（4,401⇒5,938万円）
- リターン：＋ 884万円（1,317⇒2,201万円）
と凄まじいリターンを上げることができました。
というのも、
- 自分の予想をガン無視して、ひたすらバイアンドホールドしていたから。
です。
もし仮に、自分の「下がる！」という予想を信じて投資を売っていたのであれば、このリターンはなかったことになります。
恐ろしい…。
ちなみに、2022年の予想は結構あたっていました。
もし仮に、『2022年の予想的中』を見て、
「スパコンSEさん！資産をすごい増やしていてすごい！」
「この人の予想を信じよう！」
と考えている人がいたら、考え直さなければなりませんね。
また、同様に、過去に一度や二度ほど予想を的中させている人物がいたとしても、そういった人々の発言をカンタンに信じてはいけません。
世の中には無数に「予想をする人」が存在しています。
もし仮に、
- 「予想をする人」が1000人ほど存在し、その1000人がまったくでたらめな予想をしていた。
とすると、
- そのうちの数人は、10年・20年という長期間にわたって、（ただの偶然で）予想を当て続けている
としてもおかしくありません。
だからといって、予想を的中させた人物がスゴイわけではありませんし、そういった人々の次の予想が当たる確率が高いわけでもありません。
しかし、残念ながら、その成果が偶然によるものなのか、本人の実力によるものなのか、私たちは判断することができません。
これは、アクティブファンドについても同じことが言えます。
無数にあるアクティブファンドの中には、素晴らしいリターンを上げつづけてきたファンドが多くあります。
しかし、この素晴らしいリターンが偶然によるものなのか、ファンドの実力によるものなのか、判断をすることは難しいです。
日本のアクティブ投信は数千本も存在しているわけですから、『これまで10年以上にわたって、運だけで素晴らしいリターンを上げつづけてきた投信』が何本もあったとしてもおかしくありません。
私たちはそういった『長期間素晴らしいリターンを上げてきた投信』を見て、
「この投信に賭けよう…！」
なんて考えてしまうことがあります。
しかし、その投信が私たちの期待に応えてくれるとは限りません。
というわけで、余計なことは考えずに、コストの安いインデックス投信を買い続けることが最良の選択であると思う訳です。
インデックス投資は、こんな大ハズレな予想をしている投資家にも、『投資にむちゃくちゃ労力を割いている投資家たちが得るリターンの平均点』を提供してくれるわけですから。
素晴らしきかなインデックス投資。
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