The Motley Foolに『2023 年に買うべき高配当株 20 銘柄(20 High-Yield Dividend Stocks to Buy in 2023)』なる記事がありました。
その20銘柄は以下の通りです。
細かく見ていく気はありませんが、配当利回りトップ3は以下の通りとなっています。
会社名 | 配当利回り |
---|---|
ENTERPRISE PRODUCTS PARTNERS | 7.5% |
VERIZON COMMUNICATIONS | 7.2% |
ENBRIDGE | 7.1% |
7%超えというものすごい利回りで、
2重課税がそのまま(28.3%)かかったとしても5%以上の利回りが期待でき、
私は株式投資の期待リターンを5%としているわけですが、配当だけでこれを超えています。
高配当銘柄への投資が人気になるのも分かりますね。
また、ご存じの通り投資によるリターンは『キャピタルゲイン(値上がり益)』『インカムゲイン(配当)』の2点が主ですが、一見すると
- キャピタルゲインは、毎年大きく変動するし、企業の業績だけでなく世界情勢によって大きく左右されるため、リターンを予想しづらい(できない)
- インカムゲインは何となく予想しやすい(気がする)
と、
- 将来のリターンを読みやすいインカムゲインのほうが魅力的に見える
のも配当銘柄への投資が人気の要因のひとつではないかと思います。
とはいえ、当然ながら『配当利回り』は過去の実績でしかなく、将来の配当を保証するものではありません。
仮に7%を超えるような利回りが保証されているのであれば、債券のような『利回りは固定だけど低リターン』な商品の需要はなくなってしまいます。
また、『配当利回りが高い』→『株価が低い』→『成長が期待されていない不人気銘柄』であるとも考えられるので、長期投資には向いていない”かも”しれません。
『高配当銘柄への投資が、そうでない銘柄への投資に比べてリターンが高い』ということが確実に言えるのであれば、高配当な銘柄へ投資する人が増え、とたんに配当利回りが落ちていきます。
そういった面からも
- 配当利回りが高いのにはワケがある
- 配当利回りが高いからといって、優れた投資リターンが手に入るわけではない
と言えそうなので、注意が必要です。
とはいえ、反対に『高配当銘柄の投資が、そうでない銘柄への投資に比べてリターンが低い』となれば、高配当銘柄は売られ、より高い配当利回り銘柄へとなることでしょう。
ここからは
- 高配当銘柄だろうと、そうでない銘柄だろうと、期待リターンは同じようなものになる
と考えることができそうです。
とはいえ、配当銘柄への投資には精神安定剤的な効果(比較的に値動きが安定している。「配当金を受け取れる」という安心感)もありますので、配当利回りだけで判断するのではなく企業の中身も精査したうえで活用すれば、良いポートフォリオを作ることができるでしょう。
しかし、残念ながら私には『良い配当銘柄』を見つけ出す能力はないので
「どれを買ったって同じようなもんだから、全部買うよ!」
というスタンスで投資をしていきたいと思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------
あなたのクリックが本ブログの評価を決定します。以下バナーをクリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします^^
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係するニュースを取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!