ネット証券4社 人気ファンドトップ5まとめ(2023年1月)という記事があり、非常に面白かったので紹介。
この記事では、各証券会社の『2023年1月のファンド別購入金額』をまとめており、その結果はこちらです。
特筆すべきはマネックス証券で、
- 楽天日本株4.3倍ブル
- 楽天日本株3.8倍ベアⅡ
- SBI日本株3.8ベアⅡ
- SBI日本株4.3ブル
と、レバレッジ商品ばかりが上位を占めています。
しかも『ブル(株価があがると儲かる)』『ベア(株価が下がると儲かる)』の両方が上位に入っています。
レバレッジファンドの性質によって
- 株価が上がり続ければ、ブルに投資している投資家が儲かる
- 株価が下がり続ければ、ベアに投資している投資家が儲かる
- 株価が横ばいになれば、どちらの投資家も損をする
と、投資家にとっては分の悪い分の悪い状況にありつつも、
- レバレッジファンドは信託報酬が高いことから、どんな相場であっても証券会社(と仲間たち)は大儲けできる(楽天日本株4.3倍ブルは、年率1.243%)
と、証券会社にとってはウハウハな状況にあります。
なお、他の商品をざっくりまとめると、
- アメリカ株式
- 全世界株式
の順に人気があり、全世界株式推しの私からすると少々残念な結果ではありますが、マネックス証券のランキングと比べれば100倍マシでしょう。
なお、こういった『高コストの商品』を買う人が多いおかげで、証券会社がウハウハすることができ、
そのおかげで『総資産額が大きくなっても大して儲からないインデックスファンド』が低コストでいられる、という面もあるかもしれません。
有名な
- ファーストクラスを利用する客がいるおかげで、庶民は安価なエコノミークラスで飛行機に乗れる
という話と同じですね。
というわけで、
「やっぱり投資で大儲けしようと思うのであれば、投資商品を売る側になるのが一番だな~」
と思ったのでした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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