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【要約】チャールズ・エリスのインデックス投資入門【書評】

最終更新日:2020/6/15

 

多くのプロ投資家の投資能力が大幅に向上した結果、多くのプロ投資家はインデックス(市場平均)に勝てなくなりました。

 

「チャールズ・エリスのインデックス投資入門」では、タイトルにある「インデックス投資入門」だけに限らず、「インデックス投資の歴史」を学ぶことができる一冊です。

 

昨今では広く知れ渡り、数多くの投資家を魅了している「インデックス投資」 ですが、何故ここまでの人気を手に入れたのかについてを理解している人は多くありません。

 

本書は、インデックス投資の歴史を紐解きながら、インデックス投資の有益性を明確にしていき、インデックス投資に欠かせない知識を網羅的に解説しています。

 

<目次>

 

【要約】チャールズ・エリスのインデックス投資入門【書評】

【要約】チャールズ・エリスのインデックス投資入門【書評】

本書の著者であるチャールズ・エリスは「著書:敗者のゲーム」でも有名な投資コンサルタントで、自身ががアクティブ投資家として活躍していた時の経験を元に、インデックス投資の有益さを説いています。

※敗者のゲームに関しては以下記事をご参照ください。

インデックス投資とは、ざっくり説明すると「市場全体を買うこと」で、「投資先の企業を選ぶ」をいう行為を放棄した投資方法です。

(「投資先の企業を選ぶ」のはアクティブ投資と言います)

 

すなわち、インデックス投資の場合、個別企業の成長に関わらず「世界経済が成長(世界の株価が上昇)すれば利益が出る投資」となります。

 

チャールズ・エリスは、ハーバード大学でMBAを取得した後に、ロックフェラー家の個人資産の運用を担当しながら、投資についての理解を深めていき、その後の経験からもインデックス投資が有利であることを多くの投資家に広めています。

 

50年前は圧倒的にプロ投資家(アクティブ投資)が圧倒していた

1960年代の後半は、アクティブ投資家が他の市場参加者を圧倒していました。

 

「チャールズ・エリスのインデックス投資入門」では

ニューヨーク証券取引所の取引の90%は個人投資家であった。

医師・弁護士・企業経営層は、1~2年に一度ある程度まとまった資産が手に入ると株を買い、住宅購入や子供の教育費にまとまったお金が必要となったら株を売る、というタイプの投資家だった。

 

そして、彼らを担当する証券会社の担当者たちが、市場をしっかりと分析していたかどうかすら怪しい。

 と言っており、そんな個人投資家達に、高度な知識を持ち合わせたアクティブ投資家が勝つことは容易い時代でした。

 

しかし、現時点では「取引の90%以上はプロ投資家」と、完全に逆転しており、プロ投資家が市場平均を超えるためには、多くのプロ投資家を超えた成績を上げる必要が出ています。

 

インデックスファンドは不人気だった

過去の実績を分析し、優位であることが明らかになっているインデックスファンドですが、販売当初は”不人気”でした。

「チャールズ・エリスのインデックス投資入門」では、

1974年にノーベル経済学賞受賞者のサミュエルソンが、「インデックス投資の多くが、アクティブ投資の成績を上回っている。インデックスファンドを作るべきだ」と訴えた。

 

その後、1976年に世界最大規模のヴァンガード・グループより、世界初のインデックスファンドが誕生した。

 

しかし、このインデックスファンドはまったく売れなかった。

1億5000万ドルの目標に対し、1132万ドルしか集まらず、6年後(1982年)にやっと1億円に到達した。

 と、苦戦した世界初のインデックスファンドの歴史を紹介しています。

 

金融業界にはインデックスファンドを快く思わない人が多くおり、低い評価を受けていました。

というのも、インデックスファンドは証券会社にとって

  • 取引量が少ない
  • 手数料が少額

の2点から、「証券会社が儲からない商品」と認定されていたためです。

 

これは現在でもある問題で、証券会社も企業である以上、自社の利益を追求しているため、販売している商品は「”証券会社が儲ける為の商品”であって、”ユーザ(購入者)が儲ける為の商品”ではない」わけです。

 

よって、「ユーザにとって高いリターンが期待できる商品」だと理解していても、「証券会社が儲からない商品」であるインデックスファンドは、金融業界から白い目で見られていたわけです。

 

しかし、市場の変貌とともに、インデックスファンドの評価も変わってきました。

 

世界の株式市場は劇的に変化した

「チャールズ・エリスのインデックス投資入門」では、ここ50年の株式市場の変化を整理しており、代表として

  • ニューヨーク証券取引所の取引量1500倍に増加
  • プロ投資家と高速コンピュータ取引が全体の98%に増加
  • 業界や企業の分析データがインターネットを通じて同時に世界中に届けられる
  • 企業の業績等が全ての投資家に同時に公開されるようルール化

を挙げている。

 

これらの変化によって、アクティブ投資では「市場に勝つことがより難しくなった」と言えます。

 

以前は、市場に勝つためには「誰よりも早く業績に影響の出る情報を手に入れる」ことが重要視されていましたが、現在ではそれは許されておらず「全ての投資家に同時に情報を公開する」というルールが定められました。

 

また以前は、市場平均に勝つためには「市場の90%を占める個人投資家」に勝つだけで良かったのが、現在では「市場の90%以上を占めるプロ投資家」に勝つ必要が出てきました。

 

このことから、アクティブ投資家が市場平均に勝つためのハードルが高くなり、インデックスファンドがより有利な世界へと移り続けています。

 

しかし、この傾向がいつまでも続く保証はありません。

現在の、アクティブファンドの運用マネージャ(プロ投資家)は

  • 高い報酬(給与)
  • 低い成果(顧客へのリターン)

と、整合性が取れない状態になっています。  

いつまでもこの状態が許されるとは言えず、いずれ何らかの手段で是正されていくことが予想されます。

 

その結果「本当に優秀な一握りのアクティブ投資家」だけが生き残り、アクティブファンドへの投資が有利となる時代が再び来るかもしれません。

 

ただ、本当にそうなるにしても、それがいつ来るのかは予想できませんが…。

 

まとめ:インデックス投資が有利になったのには理由(歴史)がある

ここまで記事にさせてもらった通り、インデックス投資の成績が、多くのアクティブ投資の成績を上回ることが証明されています。

 

ただし、物事が移り変わるのは必然で、インデックスファンドもいつかは廃れていく運命にあるかもしれません。

現時点では最適解のひとつである「インデックス投資」ですが、「これで一生安泰だ!」と、あぐらをかくことが無いようにしたいものです。

 

それでも現時点で、インデックスファンドへの投資が最適解のひとつであることに変わりはなく、個人投資家にとって強い味方であり続けてくれています。

 

「チャールズ・エリスのインデックス投資入門」では、本記事で取り上げた内容以外にも、

  • 誰かが利益を得ている時には誰かが損をしている
  • 「たった1%」にまつわる誤解
  • 株価が割高なのか割安なのか誰にも分からない
  • ミスターマーケットに惑わされない

といった言葉を用いて、インデックスファンドの歴史やインデックスファンドの優位性を説き続けていきます。

 

「インデックス投資が有利」と理解はしているものの、そこに至るまでのストーリーについては詳しく理解していない投資家にお勧めの一冊です。

 

最後に、本書の主題とはずれてしまいますが…。

冒頭でも書いた通り、投資家のレベルは過去に比べて格段に向上しています。

であるのにも関わらず、「アクティブ投資家はバカだ」との発言を見かけることがあります。

 

インデックス投資家が利益を上げられるのは、アクティブ投資家が切磋琢磨して、市場の株価を適正な価格に保ってくれているからです。 

インデックス投資家はそのことを忘れず、アクティブ投資家にも敬意を払っていきたいものです。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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