『一億総株主』話題になってますねー。
詳しく調べていませんが、個人的な感想としては、
「いいぞ!いいぞ!もっとやれ!」
と思っています。
というのも、
- このブログは「投資を始めることで人生が豊かになる人を増やしたい」という目的で立ち上げた
ためです。
そこで、この記事の中で『どうすれば"一億総株主"を実現できるのか?』について考察していきたいと思います。
<目次>
- 『一億総株主』を実現するためには?
- どうやって投資家を増やすか?
- どうやって強制的に投資をさせる?
- なにに投資させるか?
- 損をしたまま終わらせないためには?
- 投資の良さに早く気付いてもらうためには?
- まとめ:『一億総株主』を実現するためには?
『一億総株主』を実現するためには?
投資をする上でリスクは避けられませんが、
- 20年を超える期間をかける
- 世界中の企業(& 債券)に分散投資する
- タイミング投資をしない
さえ守れば、かなり高い確率でリターンが期待できます。
とはいえ、それを理解している人のほとんどは、すでに投資をしています。
どうやって投資家を増やすか?
そこで、
- まずは全員に強制的に投資をさせる
なんて方法が良いのではないかと思います。
与党は、投資家を増やすために
- NISAの拡充案などの提言
をしているようですが、どう考えてもそんなことで投資家は増えません。
というのも、投資をしていない人のほとんどは、
- 「投資?こわい…」というイメージを持っている
- 投資するお金がない
のどちらかである可能性が高く、NISA枠を広げたり、非課税期間を伸ばしたところで、これら人々が投資するとは思えないためです。
では、これら人々に投資をさせるためにはどうしたらいいのでしょうか?
その方法として『投資は儲かるものだと理解させる』という解決策が考えられます。
『投資は儲かる』と理解すれば、なにをしなくても「投資をしたい!」と思うはずだからです。
そのためには、メディアやインフルエンサー等々を使って投資の知識をひろめる活動が有効そうに見えますが、正直に言ってそんなので『投資は儲かるものだ』と理解できる人は少ないでしょう。
むしろ、「国がむちゃくちゃ投資を推してくるんだけど…」と恐怖すら感じる人が生まれてしまうかもしれません。
そこで、私は『強制的に投資をさせる』を解決策として考えているわけです。
どうやって強制的に投資をさせる?
そのためには、
- 投資にしか使えないお金を配って強制的に投資をさせる
なんてアイデアが使えるのではないかと思います。
投資をおそれる人に『投資は儲かるものだ』ということを身をもって理解させれば、すすんで投資することが期待できるでしょうし、
「お金がない」と言っている人であっても『投資は儲かるものだ』ということを身をもって理解できれば、食費を削ってでも投資を始める人が出てくるでしょう。
とはいえ、強制的に投資させようにも
「そんなお金ないし!」
「損したら保証してくれんのか!」
的な批判があってそう簡単には実施できないでしょう。
そこで、『投資にしか使えないお金を配る』にいきつくわけです。
もらったお金であれば、投資に回すことができるでしょうし、損をしても文句は言わないでしょう(なかには文句を言う人もいるでしょうけども…)
その上で、そこで問題になるのは『配ったお金をどう投資させるか?』です。
なにに投資させるか?
まず思いつくのは、
- 自分で投資先を選ばないのなら、勝手にGPIFに投資させる
なんて方法です。
すでに投資している人であればまだしも、投資経験のない人は「このお金、どうすりゃいいの?」となってしまうでしょうし、適当な投資をしたことで損失をだし「やっぱり投資はいかん!」となってしまっては身も蓋もありません。
よって
- 投資経験のない人にも『無難な投資』をさせる
ことが必要となります。
その為のアイデアが、
- 国がお金を配るけど、投資先変更の手続きをしないのならば、国で決めた『無難な投資』を勝手にしておく
という考え方です。
そして、その『無難な投資』の代表として、『GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の投資法』が活用できそうです。
個人的意見としては『eMAXIS Slime 全世界株式』といった投資信託を投資先として選択して欲しいところですが、
- イチ企業の商品を国がすすると色々もめそう
- 株式100%の商品は、(売れないようにしてあったところで)暴落時に炎上しそう
という問題から、残念ながら却下です。
で、幸いにも日本には『GPIF』という『無難な投資(半分は債券に投資)をしている機関』が存在しているので、活用できそうです。
投資にさほど興味のない人は『国の定めたデフォルト設定』のまま変更しないでしょうし、その気になれば投資先を変更できるようにしておけば、おかしな投資が選ばれるリスクはかなり下がります。
(ただし、積立NISA対象商品のように制限をかける必要はあります)
しかし、『無難な商品』を選んだところで、大損する時はするのが投資です。
損をしたまま終わらせないためには?
そこで、
- 投資を始めたら、20年は現金化できない
なんてルールを考えます。
投資は、『長期的には右肩上がりになる可能性が高いモノ』ですが、反面『短期的にはどうなってもおかしくないモノ』でもあります。
そこで、過去の推移を確認すると『20年以上投資を続けていれば、ほぼほぼ負けることはない』ということが分かったので、そこを一つの基準とします。
つまり
- 20年以上継続して投資することができれば「投資なんかするんじゃなかった…!」という声が出てくることは(まず)ない
ということになります。
そこで、思い切って
- 投資を始めたら、20年間は現金化できない
というルールを考えました。
また、可能であれば、
- 事情がない限り、投資先を変更することもできない
なんてルールもあったほうが良いでしょう。
この二つのルールを採用すれば、かなりの高い確率で『投資で儲かった』という経験ができることになります。
そこで問題となるのは、
- 20年も待たないと「投資、いいね」と思ってもらえないかもしれない
ということです。
投資の良さに早く気付いてもらうためには?
で、そこに対しては、
- 子どもが生まれたら、出産一時金にプラスして投資資金を配る
なんてことが有効かもしれません。
残念ながら『投資』に『長期投資』は欠かせません。
実際は20年も待たずとも「投資やってて良かった」と思う人が増えるでしょうが、その保証はありません。
つまり、
- 60歳で投資を始めたら、80歳になって投資の良さにやっと気付く
なんてこともありうるわけです。
これではほとんど効果がありませんので、できるだけ若いうちから投資をする必要があります。
が、残念ですが、すでに歳を重ねている人が若返ることはできないので、
- もう既にお年を召している方に投資の良さを理解してもらうのは、思い切って諦める
しかないかもしれません。
その代わりに『これからの世代』には早くからアプローチするべきです。
そこで『生まれたタイミングに投資を開始させる』と考えたわけです。
もちろん、0歳児に投資先をえらぶ力はありませんので、うえであげたように
- 投資はGPIFにまかせ、20年間は現金化できず、投資先も変更できない
とする必要があります。
そのうえで、
- 資産の推移(投資の結果)はいつでも確認でき、毎年 or 数年に一度は資産の推移が目に付くように送り付ける
とすれば、二十歳になったころには『長期間投資をして、酸いも甘いも経験してきた投資家』が誕生するわけです。
20年間の投資経験があれば、「投資はいいものだ!」と理解する可能性は高く、そうなれば『自分の給与の一部を投資する』なんてのがあたり前となることに期待できます。
その結果、『一億総株主』が達成させるわけです。
まとめ:『一億総株主』を実現するためには?
といった感じで、『一億総株主』を実現するためには?について考察してまいりました。
まとめると
- 投資のよさを理解してもらうために、強制的に投資をさせる
- 生まれた時にお金を配って、0歳から投資家にする
- 投資は、『無難』なGPIFの投資にのっかる
- 20年間は現金化、投資先のスイッチはできないようにする
といった内容になりました。
繰り返しになりますが、投資は
- 20年を超える期間をかける
- 世界中の企業(& 債券)に分散投資する
- タイミング投資をしない
さえ守れば、かなり高い確率でリターンが期待できます。
反対に言えば、
- 数年程度の短期間の結果だけを気にする
- 特定の企業、業界だけをターゲットにする
- タイミングを見計らって売買する
といった投資をすれば、「投資なんかするんじゃなかった…!」という人が大量に生まれてしまうことにもなるでしょう。
つまり、
- 『一億総ただしい知識を持った株主』が実現できれば、日本の将来は明るい
- 『一億総かたよった知識を持った株主』となってしまえば、日本の将来はヤバい
と言えそうです。
そこで、
- 強制的に20年にわたって無難な投資をさせる
という提案をさせてもらいました。
とはいえ、『投資家を増やす』を最優先課題として考えてきただけなので、
- 20年間投資したすえに「投資ならなんでも儲かる!」と考える人が出てきて、その間違った考えによって無茶な投資をし、破綻する人が出てくる
かもしれません。
そこに対してのアプローチも考えていかないとですね。
とりあえずは、
- 高校家庭科で始まった「お金の教育」によるマネーリテラシーの向上
- メディア、Youtunbe、ブログなどから『正しい投資』の発信が増える
といったことに期待し、
「風邪を引いたんだったら、寝ておいた方が良いぞ」と同じレベルで
「お金を増やしたいんなら、長期分散投資をした方が良いぞ」という日常会話が普通にできる世の中になったらなぁ、と思うのでした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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