最終更新日:2021/2/17
近頃は、日本株・新興国株が好調に推移していることもあり、eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)に対する注目(※)が高まりつつあります。
※筆者(ひょしおんぬ)の注目がw
よって、本記事ではeS全世界株式の最新のリターンを確認し、3地域均等型の成績を評価していきたいと思います。
eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)とは
eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)とは、
- 日本株
- 先進国株
- 新興国株
の投資比率が均等となるように運用する投資信託です。
『最も無難な投資信託(株式投資)』とも言える、『eMAXIS Slime全世界株式(オールカントリー)』ですが、時価総額加重で投資しているため、
- 日本 :約8%
- 先進国:約82%(うち50%以上がアメリカ)
- 新興国:約10%
となり、
- 大企業の多いアメリカ株への投資比率が高い
- 割高な銘柄への投資比率が高い
といった、人によっては「あまり好ましくない投資比率」となっています。
しかし、個人投資家の中には
- これらからくるであろう新興国の投資比率を高めたい
- 割安(低PER)な日本株の投資比率を高めたい
と考えている人もいるかと思いますので、そういった方には『eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)』は非常におススメな商品と言えるわけです。
※商品の詳しい内容はこちらの記事をご参照ください。
そして、冒頭でも書いた通り、最近は『日本株』『新興国株』の調子が良いので『eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)』のリターンも優れていると予想されますので、実際のリターンを見ていきたいと思います。
eMAXIS Slime全世界株式『オールカントリー』と『3地域均等型』を比較
さっそくですが、オールカントリーが後悔された2018年10月からの全実績を見くらべてみます。
僅差ですが、(2018年10月を100ポイントとすると)
- 3地域均等型 :136.6ポイント
- オールカントリー:138.1ポイント
となり、オールカントリーが勝っています。
とはいえ、何度も書いていますが、最近では『日本株』『新興国株』の調子がよろしいので、2020年1月からの推移も抜粋して見ていきます。
お、逆転した!
具体的には、(2020年初を100ポイントとすると)
- 3地域均等型 :120.9ポイント
- オールカントリー:119.4ポイント
といった感じで3地域均等型が勝っています。
当たり前の結果ではあるものの、実際にリターンが優れているのを見ると、「コンセプト通りに運用されているのだろう」とホッとします。
というわけで、
- 直近の実績
- 販売元(三菱UFJ国際投信)の公開しているバックテストの結果
を見ると、『eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)』には期待できそうです。
※バックテストの結果は以下
とはいえ、これから『eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)』が『オールカントリー』を超えるリターンをもたらし続ける保証はないため、
普通の個人投資家は『より無難と言える(言いやすい?)オールカントリー』を選び、
「日本、新興国の比率を高めたい」という思いを持っている投資家だけが『eMAXIS Slime全世界株式(3地域均等型)』を選んだほうが無難でしょう。
参考記事:【考察】eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)を評価
いずれにせよ『どの投資信託のリターンが最も高くなるのか』は分かりようがないので、『例え将来のリターンが低かったとしても後悔しない銘柄』を選ぶ他ありません。
他人の意見に惑わされることなく、自分で考え、納得のいく投資をしましょう。
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