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仮想通貨の今後とITバブル【”一部”仮想通貨の将来は有望】

最終更新日:2020/8/4

 

またしても仮想通貨の値動きが激しくなってきました。

 

無難にインデックス投資をしている人の中にも、これを機に仮想通貨を購入しようと考えている方もいるかもしれませんので、仮想通貨に対する個人的考えを”ITバブル”に例にあげて語らせてもらいます。

 

<目次>

 

仮想通貨の今後とITバブル

仮想通貨の今後とITバブル

仮想通貨の今後を予想することは、株価を予想すること以上に困難です。

 

仮想通貨の場合は「価値が分かりづらい(価値ないんじゃないの?)」ため、株のように机上(売り上げや資産と比較)で「適正と思われる価格」を算出することは容易ではないため、「これから人気が出るかどうか?」で判断するしかありません。

 

”仮想通貨の値段”を判定するための方法として

  • 仮想通貨を取得する(マイニング)ための費用

がよく用いられ、

  • 「仮想通貨の値段=マイニングにかかる費用」に落ち着くであろう

と、と考えている方もいるようですが、手に入れる為にどれだけの費用がかかろうとも、不要なものであれば価値はゼロです。

(”いらないもの”は、どんなに苦労して手に入れたものであっても、しょせん”いらないもの”です)

 

現在のように”価値がよく分からないもの”が高騰している状況を見ると、2000年頃にあったITバブルを思い出します。

 

ITバブルとは

ITバブルとは1990年代から2000年代にかけて起きた、IT関連企業への異常な投資が生んだバブルです。

 

1990年頃から急激に発達した通信システム(インターネット)に対して、投資家や多くの企業が大きく投資を行い株価が暴騰しました。

 

しかし、アメリカの利上げの影響もあり、2000年4月をピークに、多くの実体の伴わない企業が崩壊し、特にIT関連企業の株価が暴落しました。

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ITバブルのピーク時にはNASDAQ指数(アメリカのベンチャー企業やハイテク企業が多く上場)は5000ポイントを超えていましたが、その1年後には2000ポイントを下回り、2002年には1000ポイント近くにまで下落しました。

 

ピーク時に株を購入した人の多くは、資産を5分の1にまで減少させたことになります。

 

これを見て「ピーク時に買うような馬鹿な真似はしない」と思うかもしれませんが、「買う人が大量にいると株価が上昇する」のが株式投資なわけなので、”暴騰した”ということは「多くの人が株を買いあさった」というわけでもあります。

 

つまり、多くの人が「まだまだIT株は上昇する!」と判断していたが為に、バブルが発生したわけです。

 

つまり

  • みなが「IT株に投資すれば儲かる!」と叫んでいる
  • 実際にIT株に投資している人が大きな利益を手にしている

という状況であるため、「バブルだから買わない」と冷静に判断できる人は少ないかもしれません。

 

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仮想通貨とITバブルの共通点

 ITバブルの際には

  • 新規上場企業は企業名に「.com」が付いているだけで高値がつく

とまで言われていました。

(よって「ドットコムバブル」とも呼ばれています)

 

それに便乗し、実体として全くIT関連でない企業が自社の企業名に「.com」を付けて公開し、「”IT企業風”の企業」として売り出すことで投資家から多くの資金を引き出すことに成功しています。

 

つまり多くの投資家が、

  • 実態を理解していないIT企業っぽい銘柄

に投資していたわけです。

 

話を仮想通貨に移すと、いまではかなりの種類の仮想通貨が存在しています。

しかし、その大量に存在している「仮想通貨と呼ばれているもの」は、

  • 仮想通貨風の別の何かではないのか?

という疑問が浮かんできます。

 

それは「通貨としては使うことができない”ただのデータ”」ではないのでしょうか。

  

しっかりと実態を理解せずに「よく分からないけど価格が上昇しているから」で投資をしている人が多いのであれば、それは間違いなく”バブル”と言えます。

 

とはいえ、ITバブルの崩壊によって、多くのベンチャー企業は消えていきましたが、「実態の伴う有望な企業」は現在も生き残っています。

 

バブルで生き残る企業

バブル後も生き残った代表的な企業はAmazonやGoogle(アルファベット)です。

 

現在は両企業とも時価総額で世界TOP5に入る超一流企業に成長しています。

 

そういった面から考えると1990年代にあった「今後IT企業が急成長する」という市場の予想は合っていたわけで、そこで将来性の高いAmazonやGoogleを見つけ、投資先として選ぶことができた投資家は、莫大な利益を上げることに成功したわけです。

 

また当然ですが、マクロソフトやDELL、HPなどITバブル以前より実力のあったIT系大企業は、ITバブルの影響を受け株価が暴落するも、経営には大きな影響を出すことなく、現在も大きな勢力を誇っています。

 

つまり、

  • バブルそのものは異常事態ではあるが、バブルの原因となった”IT企業の急進”は正しい予想であった

わけで

  • ”将来性のあるIT企業”を正しく見定めることができれば、大きなリターンが手に入った

わけです。

 

ITバブルについて理解できたところで、再び仮想通貨に焦点をあてます。 

 

今後も生き残る仮想通貨は

仮想通貨の価値が上昇しているということは、多くの人が

  • 仮想通貨には将来性がある

と期待しているということです。

 

また、ITバブルからも学んだ通り、バブルが起きようとも「本当に価値のあるもの」は生き残り、今後さらなる成長を続けていきます。

 

しかし、現在1000種類以上存在していると言われる仮想通貨の中で「本当に価値のある仮想通貨」はどれなのか、それを見極めることは容易ではありません。

 

その”見極め”をするためには、「仮想通貨」についてしっかりと理解し、価値のある仮想通貨を見つける必要があります。

 

まずは、

  • 仮想通貨で儲ける方法について勉強する

のではなく、

  • 仮想通貨の原理(仕組や用途)を理解する

ことで、「仮想通貨」の将来性を自分の頭で判断できるようにするべきです。

 

というわけで、手始めとして仮想通貨の基盤となる「ブロックチェーン」について学び、本1冊を執筆・出版できるくらいの知識量を得たうえで、仮想通貨の価値を判断されることをお勧めします。

 

なお、ひょしおんぬは「仮想通貨の99.9%は価値がない」と考えています。 

 

ただの直感ですがw

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まとめ:仮想通貨が必須となる時代がくるかもしれないが…

ここまで記事にさせてもらった通り、仮想通貨の価値が上昇しているということは、

  • これから仮想通貨が必要とされる時代が到来する

と予想されていると言えます。

 

しかし、現時点では1000種類をこえる大量の仮想通貨が存在しており、全てが生き残る可能性は”非常に低い”と言わざるを得ません。

 

とはいえ、その1000種類を超える仮想通貨の中でも、ごく一部の”本物”を見定めることができれば、大きな利益を手にすることが可能だと言えそうです。

 

なお、本ブログの筆者ひょしおんぬは、仮想通貨は買いません。

ためです。

 

もっとストレートに言うと、「ギャンブルする気はない」ということですw

  

本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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