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近ごろアメリカ発の投資記事を読んでいると
「アメリカだけへの投資は考え直そうぜ!」
みたいな記事をよく見かけるようになってきました。
例えば、
あたりがそうで、どれも「国際分散投資を検討しようぜ!」といったことが書かれています。
そんな中、チャールズ・シュワブからも『なぜいま国際投資なのか?(Why International and Why Now )』と分かりやすい記事が公開されていたのでご紹介。
ヨーロッパ株式がアメリカ株式を上回っている
まずは、最近よく見る
- 近ごろは、ヨーロッパ株式がアメリカ株式を上回っている
という情報で、ここ数か月の話だけではなく、2022年後半から比較してもこんな状況となっています。
もう少し長い目線で、2000年からの
- MSCI EAFE指数(アメリカ・カナダ除く先進国)
- MSCI USA指数
の実績を並べてみると、
と、
- 常にどちらか一方が優れていたわけではなく、長いスパンで優勢・劣勢が入れ替わってきた
ことが分かります。
ここ2年半ほどは、『除くアメリカ』が伸びつつあるわけですが、このトレンドが続けば、2000年代にあったように『アメリカ・カナダ除く先進国がリードする時代』がやってくるかもしれません。
地域別PERもアメリカ株式の割高を示している
なお、各地域でどこが割高となっているかを把握すべく、
- 現在のPER
- 過去20年平均のPER
を並べると、
- アメリカ株式だけが、現在のPERは過去20年平均より高い状況にある
ことが分かります。
過去20年間、アメリカは比較的に高い経済成長率であったため『他地域に比べてPERが高い』ことそのものが問題になることはありませんが、『アメリカ株式は、過去20年平均のPERよりも高い』という点については、心配になってしまいますね。
とはいえ…
といった感じで
「アメリカがやばいかもしれない!」
みたいなことを書いてきたわけですが、だからといって
「アメリカを除く全世界に賭けろ!」
というつもりは毛頭ありません。
時代によって株式市場をリードする地域・国が変わってきているとは言え、「次の時代もアメリカ株式が市場リードする」となっててもおかしくはないためです。
かといって、「この先もアメリカがリードするはずだ!」とも言うことはできず、直近2年半の『ヨーロッパ市場がリードしてきた状況』が継続する可能性も十分に考えられます。
そして、残念ながら、どのような未来が待っているかは分かりません。
というわけで、どこが勝者となろうともその恩恵をあずかることができる『オルカン』に賭けることが、予言者ではない我々が賭けるべき道なのだと思います。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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