「インデック投資はドルコスト平均法がベスト」とよく聞くかもしれませんが、それは間違いです。
もっとも大きなリターンが手に入る可能性が高い投資方法は一括投資です。
これは、少し考えればあたり前であることがすぐに分かるのですが、なぜか勘違いしている人が多くいます。
そして、そういった人々はその勘違いによって本来手に入るべきリターンを逃しています。
「もったいない」の一言です。
そこでこの記事では、
- 一括投資がインデックスファンドへの投資で最も適切な理由
- それを踏まえて一般投資家がどうするべきか
の2点について解説していきます。
これを読んだ投資家のリターンが少しでも上がれば幸いです。
<目次>
- インデックスファンドへの投資は一括投資が最もお得な理由
- 世界経済が発展を続ける以上、”いま”インデックスファンドへ一括投資すべし
- 一般投資家がインデックスファンドへ一括投資する方法
- いまある余剰資金の全てをインデックスファンドに投資する
- 給料日毎に余剰資金の全てをインデックスファンドに投資する
- まとめ:ひたすらインデックスファンドへの一括投資を続けることが大切
インデックスファンドへの投資は一括投資が最もお得な理由
まず最初に結論を書いてしまうと、
インデックスファンドを購入する際に「一括投資が最もお得な理由」は、世界経済が右肩上がりでの発展を続けているからです。
ただそれだけです。
株価は短期的には上下動を繰り返しており、容易に規則性を見つけることはできず、ランダムに動いているように見えます。
ただし、ひとつだけ揺るぎない法則があります。
それが以下グラフの通り「長期推移では右肩上がりに上昇し続けている」ということです。
よく考えてみれば当たり前のことで、20年、40年、60年前の人々や街の写真を見比べると、明らかに現在に向かって発展し続けていることが分かります。
つまり、
- 世界の経済は発展を続けており、それに比例して株価も上がり続けている
わけです。
そして、『今後も世界経済は発展し続ける』と言えますので、『株価も上がり続ける』と予想することができます。
世界経済が発展を続ける以上、”いま”インデックスファンドへ一括投資すべし
世界経済がこれからも発展し続ける理由として
- これからも世界人口は増加し続ける(現在:70億人→2050年100億人)
- 貧困層が激減し、世界中の人々が豊かになり続けている
- テクノロジーが進化し続けている
などなどが挙げられます。
詳しくは以下記事をご参照ください。
よって、
- ”いま”が投資できるタイミングの中で「最も経済が発展していない時」
であることは間違いなく、すなわち
- 過去に投資することができない以上、”いま”がもっとも株価が低いタイミング
と言えるわけで、ここから
- ”いま”全力で買う(一括投資する)ことが、リターンをもっとも大きくする手段
であることが分かります。
ただ、これは『お金が余っている投資家』には言えますが、『お金が余っていない投資家≒普通のサラリーマン』からすると、
「”いま”投資しとろ言われても、お金がないからできないよ!」
となってしまうでしょう。
そこで、次のパートでは、
- 『お金が余っていない投資家』が、リターンを最も大きくするための具体的な方法
について考えていきたいと思います。
一般投資家がインデックスファンドへ一括投資する方法
繰り返すようですが、投資家がインデックスファンドでの投資でリターンを最大化するためには
- 「すべての余剰資金」をインデックスファンドに投じる
のがベストです。
※余剰資金=投資に使ってもいい(数か月分の生活費などを除いたお金)のこと。
そして、サラリーマン投資家にとって余剰資金があるタイミングは、基本的には以下の2点しかありません。
- いま(貯金があれば)
- 給料の受け取ったあと
つまり、
- 今ある余剰資金全てをインデックスファンドに投資する
- 給料日毎に余剰資金全てをインデックスファンドに投資する
の2つの投資法が、一般投資家がインデックスファンドへの投資で最も大きな利益を上げる可能性が高い投資手法だということになります。
具体的に見ていきましょう。
いまある余剰資金の全てをインデックスファンドに投資する
繰り返しになりますが『いまある余剰資金のすべてをインデックスファンドに投資する』ことが最も高い利益を上げる可能性が高いです。
とはいえ、『可能性が高い』ことは確かですが、株価が上下に動きながら推移している以上、一括で投資する金額が大きければ「怖い」といい感情も沸いてくるでしょうし、タイミングによっては大損するリスクもあります。
よって、大金(普通のサラリーマンであれば1000万円程度)を保有しているのであれば、全額を一括投資するのではなく、数年に分けて投資した方が”無難”だと一般的には言われています。
繰り返しますが、それが『無難』です。
しかし、『無難』を選択することで期待できる最大リターンは減少することになります。
解説するまでもないかもしれませんが、
- 株価が100円の時に、1000万円を一括投資する
- 株価が100円、120円、140円、150円の時に、200万円ずつ投資する
とを比較すれば、一括投資の方がリターンが大きくなるためです。
よって、ここから先は個人の判断に任されることになりますが、
- リスクを取って一括投資をすると、期待リターンは最大化される
- リスクを取らず分割投資をすると、期待リターンは小さくなる
の、どちらかを選択しなければなりません。
本ブログの読者は20代、30代、40代が主流と思われますので、そこの層のみに向けていうと「~1000万円程度だったらリスクを取れ!」というアドバイスをしたいと思います。
(反対に、50代以上で1000万円を軽く超えるようない人であれば、分散投資しましょう。そんな人は少ないでしょうが。)
特に、これからも労働による安定した収入が見込めるのであれば、なお一括投資がおススメです。
仮に、リスクを取った結果、大損したとしてもそれがいい経験になります(マジです)
人生100年時代と言われる今ですから「人生の前半でやらかした大失敗」という経験は将来の投資活動に間違いなく活きてきます。
以下記事の通り大失敗しまくってきた筆者スパコンSEが、そうであるからよくわかります。
私は、こういった失敗を繰り返してきたからこそ、『41歳で4500万円の資産を貯め、セミリタイアする』という高い目標を達成目前にまできたわけです。
参考記事:スパコンSEの資産の推移
また、「貯金の全てをインデックスファンドに投入」したとしても、次に書くように、『給料日がくるたびにインデックスファンドを追加購入し続ける』のであれば、最初の投入資金など(将来できる全体の資産から見ると)微々たるものになります。
給料日毎に余剰資金の全てをインデックスファンドに投資する
『給料日がくるたびにインデックスファンドを追加購入し続ける』のが『一般投資家(サラリーマン)の最大の強み』を最大限に活かした投資法です。
お気づきのように、これは「ドルコスト平均法による投資」です。
そう、
- 一般投資家が利益を最大化しようとすると、『給料日がくるたびに、余剰資金をすべて投資する』という方法をとることとなり、それは自然と『ドルコスト平均法での投資』となる
のです。
収入が景気に大きく左右される事業主やフリーランスとは違い、サラリーマンの多くは安定した収入が期待できます。
つまり、
- 『景気が悪化した=株価が下がった』タイミングには、事業主やフリーランスは収入が減るために、追加投資が難しくなる
わけですが、サラリーマン投資家はそういったリスクが少ないのです。
そして、その『サラリーマン投資家のメリット』を最大限に生かす方法が『いまある余剰資金の全てをインデックスファンドに投資する』なわけです。
まとめ:ひたすらインデックスファンドへの一括投資を続けることが大切
といった感じで、一般投資家がインデックスファンドへの投資を最大限活用する方法を記事にさせてもらいました。
まとめると
- 世界経済は発展し続ける=株価は上がり続ける
- つまり、”いま”が最も株価が低いタイミング
- よって、余剰資金があればすべてを一括投資するべし
- また、『給料が受け取った=余剰資金ができた』ら即投資することで、リターンをより大きくできる
- サラリーマン投資家によるこの投資法は『ドルコスト平均法』になり、自然とリスク軽減にもなる
となります。
これは、今が新型コロナウィルスによる暴落があったから言っているのではなく、暴落直前でも同じことを言います。
もし暴落前に買っていた場合、現時点で30%程度の損失を被っていることになりますが、それがどうだというのでしょうか。
人生100年時代。
「たかだが10年や20年で貯蓄した微々たるお金」の30%を損失したところで大したことはありません。
これからもっと増やしていけばいいだけです。
『株価がもっと下がったら買おう』と考えたまま、ずるずると購入を先延ばしして、得られるはずだった利益を逃す方がよっぽど痛手です。
実際に、新型コロナウィルスによる暴落時にも『いまある余剰資金の全てをインデックスファンドに投資する』を続けていた投資家は、
- 暴落中の安値に大量の株を手に入れることに成功し
- その後の株価の上昇によって、かなり大きなリターンを手に入れた
わけで、私もその一人です。
投資の世界は、スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス という言葉が示す通り意味不明で、誰も将来の株価を予想することはできないのです。
であれば、『来るかどうかも分からない、さらな株価の下落』を待つのではなく、さっさとインデックスファンドへ投資すのがベストな選択だと言えそうです。
ただし、10年20年で大金を貯めていたり、スポーツ選手やモデルのように「若いうちに大量に稼いで、その後は隠居生活じゃー」みたいな人は参考にしないでくださいね。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。
その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。
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