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暴落時に間違った選択をしない5つの準備

更新日:2021/3/29

 

投資でリターンを得るために最も大切なことのひとつは

  • 暴落に恐怖して、途中退場してしまわないこと

 です。

 

そして、投資を続けていればほぼ間違いなく暴落に遭遇します。

それが1か月後なのか、1年後なのか、10年後なのかは分かりませんが、ほぼ間違いなく遭遇します。

 

というわけで、いつか来るであろう暴落に備え、次に市場暴落が起きても、あわてないための5つの方法を紹介&考察(ものによっては反論)していきたいと思います。

 

その方法とは、以下の5つです。

 

では、順に見ていきましょう。

 

臨時費(生活防衛資金)を用意する

市場が暴落するということは、多くのケースで『世界が経済的なダメージを負う』ことが予想され、これは

  • 給料が減る
  • 職を失う

というリスクが高まることも意味します。

(リーマンショック時には多くの人は職を失いました…)

 

こういったケースに遭遇した時に、もし現金を保有していなければ『株を売って生活費を確保する』といった行為が必要となるわけですが、

  • 『暴落時に株を売る』というのは『一番やってはいけない行為』

だと言えますので、これを防ぐためには生活防衛費を確保しておく必要があります。

 

筆者は、余剰資金が出来たら、即投資信託を購入するというスタイルですが、それでも200万円(半年分の生活費)の生活防衛費はつねに確保してあります。

 

そうすることで、失業という最悪のケースに出会ったとしても、焦る必要がなくじっくりと対策(求職)を練ることができるわけです。

 

目標が短期の資金については、安全性を重視する

元の記事では、

多くの人には貯金の目的があります。新居や新車の購入、子供の進学、一生に一度のとっておきの家族旅行、退職など様々です。

目的の時期が近づくにつれ、資金を株式からより安全な投資へと移す必要があります。

 としています。

 

株式投資は、長期間にわたって投資を続けることでリターンが期待できるわけですが、短期的には暴落によって資産が大きく減る可能性があります。

 

よって、『使う時期が決まっているお金』を投資に使っている場合、『お金を使う時期』と『暴落』が同時期におとずれた場合、痛い目を見る事になります。

 

例えば、教育費を株式投資で増やそうとしていたとして、子供の教育費が必要となったタイミングで暴落に遭遇すると、

「ごめん、株式投資で失敗したから進学をあきらめてくれ」

と最悪の結果をまねく恐れがあります。

 

よって、『使う時期が決まっているお金』は投資資金とは別で管理しておく必要があります。

 

なお、元の記事では

5年以内に使う予定のある資金は、株式市場に投資しないでください。

としていますが、筆者は「教育費であれば、15年以内に使う予定があれば…」と考えています。

根拠に関してはこちらをご参照ください。

 

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保有銘柄の価値を正しく予想する

元の記事では、

企業価値の予想を正確に行うことは不可能ですが、投資に関する知識を用いてある程度予想することは可能です。

そのような知識は、市場暴落の際に売るか、保有を続けるか、買い増すかの決断を下す際に役立ちます。

 とし、「暴落したとしても、企業価値を理解していれば、適切な判断ができる」としています。

 

が、インデックス投資家である筆者はこう言いたい。

「ほとんどの個人投資家は、企業価値をまともに予想することなんてできない」

「個人投資家レベルで企業価値を予想することができるのであれば、全銘柄の株価は適正な価格となっているので、『あの銘柄は売る、この銘柄は買う』といった判断はできない」

 

よって、インデックス投資家に向けては、

「暴落があっても、インデックス(基準価格)が適正価格かどうか考えるな」

と、真逆のアドバイスをしたいと思います。

 

インデックスの価値は、個別銘柄以上に予想することが困難です。

さらに、『インデックスの基準”価格”はインデックスの”価値”と等しいとは限らない』ため、価値を予想したところで役に立ちません。

 

よって、インデックス投資家は

「何が起きようとも、長期的には、株価は右肩上がりに上がり続ける」

と信じてひたすら耐えることが、暴落に備える方法と言えそうです。

 

配当の再投資を考え直す

元の記事では

株価が下げている時は、配当金で同じ銘柄を買い増したくはないかもしれません。

その代わり、より割安な他の銘柄に投資するとか、現金を積み増して次のチャンスを待とうと考えるでしょう。

いずれにせよ、配当を現金で保有することで選択肢が広がります。

 とし、「いままでは配当の再投資をしていたとしても、暴落を期に考え直そう」としています。

 

が、これはやってはいけない行為です。

 

『配当の再投資』という戦略は、暴落時にそこ真価を発揮する仕組みだからです。

 

『史上最悪の暴落』と言える1929年に発生した大恐慌では、

  • 最大で89%の暴落
  • 元の値に戻るまで25年を要した

わけですが、

「1929年のピーク時」に1000ドル投資し、そこから25年間「配当金の再投資」を続けただけで、資産額は4440ドルにまで膨れ上がりました。

これは、年間リターンにすると6%以上ものリターンだったことになります。

 

これは、『配当金が減った以上に株価が下落したため、配当の再投資のうまみが増した』ために得られたリターンで、もし配当の再投資をしていなかったとしたら、このリターンは得られなかったことになります。

 

よって、「暴落時だからこそ配当の再投資を忘れるな!」というのが筆者からのアドバイスです。

 

ポートフォリオを分散化させる

最後に「分散投資せよ」です。

 

これは言わずもがなですが、各企業の将来を予測することが容易ではない以上、分散投資をして、リスク低減しておくのは当然のことです。

 

それどころか、将来の業績を正確に予想できたところで、市場平均以上のリターンが得られるとは限らないという論文からも、『集中投資がいかに難しいか』ということがよく分かり、

『暴落に備える』という目的がなかったとしても、分散投資は必須であることは間違いありません。

 

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まとめ:常に備えよ

といった感じで、

  • 臨時費(生活防衛資金)を用意する
  • 目標が短期の資金については、安全性を重視する
  • 保有銘柄の価値を正しく予想する
  • 配当の再投資を考え直す
  • ポートフォリオを分散化させる

という5つの『暴落に備える方法』を紹介させてもらいました。

 

ここに挙げた全ては、『備え』である必要がことが重要で、『暴落したあと』に手を付けても意味はありません。

よって、「暴落が近い」「とうめん暴落はないだろう」といった予想とは関係なく、常に備えておく必要があります。

 

繰り返しになりますが、投資で大きなリターンを得るためには

  • 暴落に恐怖して、途中退場してしまわないこと

が重要です。

そして、投資を続けていればほぼ間違いなく暴落に遭遇します。

 

その時にがきて慌てることがないよう、「いつ暴落が来てもおかしくないぞ」と考え、備えておきましょう。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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