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子どもNISAは使いますん

子どもNISA(仮)が話題に上がっていますね。

 

現時点では、つみたて投資枠を18歳未満に広げつつも、投資額の上限を

  • 年間60万円(月5万円)
  • 総額600万円

まで下げる方向で調整しているようです。

 

また『12歳から引き出し可能に』とも考えられているようで、これによって学費や習い事に必要な費用を捻出しやすくなることが期待できます。

 

とても喜ばしいことで、これによって助けられる家庭は多いでしょう。

 

しかし、私は子どもNISAを積極的に利用するつもりはありません。

 

何故なら、子どもの証券口座にあるお金は『子どもが自由に使っていいお金』であると考えているからです。

 

よって、子どもNISA枠を埋めるべく5万円/月の額を親のお金で埋めていく行為は、『子どもに毎月5万円のお小遣いをあげる』という感覚に近しいと感じます。

小学3年生の娘に対するこれは、明らかに過剰です。

 

また、『のり家マネー会議』で有名なのりさんがお金の話を子どもにしているように、わが家でも娘に対して、

「○○万円くらいのお金が貯まっていて、○○万円は投資で増えたお金だよ」

と伝えることがあります。

そのおかげもあってか、まとまった額のお小遣いをもらうと、

「半分のお金は本を買うために使うから、半分は投資しておいて!」

と言ってくるようになっています。

 

このように、

  • 自分のもらったお金をどのように使うか
  • 投資でどれくらい増えているのか

を理解しつつある娘に、

「来年から毎月5万円ずつあげるね」

としてしまうと、正しい金銭感覚を身に着けることを妨げてしまう恐れがあると考えています。

 

子どもNISAを『学費のため』と割り切って利用する(お小遣いはNISA口座に入れない)ことも考えられますが、そのためには子どもの資産を子どもNISA外で運用せねばなりません。

学費と小遣いの両方を子どもNISAで運用してしまうと、どこまでが子どものお金で、どからが学費なのか判別することが難しくなってしまうからです。

 

これを回避すべく、

  • 学費を子どものNISA枠で
  • 子どものお金は特定口座で

といったこともできなくはありませんが、「親が支払うべきお金だけを税制上有利な口座で運用する」のはなんだかしっくりきません。

 

よって、

  • 親が支払うべき『学費』は、親の口座で貯蓄する
  • 子どもNISAは、子どものお金を運用するために利用する

とする予定です。

 

というわけなので、タイトルである『子どもNISAは使いますん』は、

  • 意識してこの枠を埋めるつもりはないが、まったく使わないわけでもない

という考えを表しています。

 

もちろん、子どもNISAで学費を貯める行為を否定するわけえではありません。

むしろ、子どもの将来を考えたとても素晴らしい行為だと考えます。

 

しかし、

「子どもNISA枠を埋めてやらないと…!」

というプレッシャーを感じていそうな言葉も見かけたので、

「無理して埋めなくてもいいんでないの?」

と主張するために、これをお届けさせてもらいました。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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