とある記事を読んでいたら、
「企業の評価が正しく行われなくなってきたので、アクティブ投資の時代がきているのか?」
なんてことを想像させられました。
その記事とは、Bloombergのこれ。
・ウォール街のアナリスト、調査部門縮小で行き場失う-ブロガー転身も
ざっとまとめると、
- 金融業界の企業分析部門(アナリスト)は大きく人員削減させられている
- 残ったアナリストは、これまでの2-3倍の企業を担当していることが多い
- その要因は、自動化やパッシブ投資(≒インデックス投資)の躍進によるもの
といった内容となり、特に印象に残った言葉として、
- アナリストの削減によって、これまでと同じレベルの情報は得られなくなった
- ある40年にわたるデータを調査した論文では、分析しているアナリスト数が少ない企業は、一貫して過大評価または過小評価されている
がありました。
つまり、超要約すると、
- 企業分析をする人が減りつつあるから、株価がむちゃくちゃになるかもしれないぞ!
と言っているわけです。
インデックス投資の利点の一つは、
- アクティブ投資家が必死に企業分析をして投資してくれているおかげで、わりと効率的な市場(適正な株価)ができあがっている。
- インデックス投資をすれば、そこにフリーライドできちゃう!
にあるわけですが、
- 市場が効率的じゃなくなったら、インデックス投資のうま味も減っちゃうんじゃないの!?
と思ってしまうわけです。
具体的には、極端に非効率的になった市場となった場合、インデックス投資では
- A株式会社:驚異の成長を見せながらも、配当利回り10%の銘柄
- B株式会社:衰退し続けており配当がゼロの銘柄
の時価総額が同じであれば、どちらも同じ比率で買ってしまう。という大きな弱点があります。
同じ状況にあったとき、アクティブ投資家であれば『A会社だけを買う』ことによって、インデックスを大きく超えるリターンを手にすることができます。
つまり、
- 市場が非効率になればなるほどの、アクティブ投資に勝機が生まれる
と言えるわけです。

「ダメじゃん。」
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というわけで、インデックス投資をやめて個別株投資に切り替えたくなる気持ちが生まれてしまいます。
が、ちょっと待った。
この程度で個別株投資にチャレンジするのは、良い選択とは言えないかもしれません。
ざっと理由を列挙すると、
- 少数のアナリストが大量の銘柄を薄く分析していたとしても、わたしよりは高い精度の分析ができるだろう
- アナリストが減ったところで、AIが代替して分析することになるだろう
- 「市場平均より儲けてやるぜ!」というヒトの欲望が消えることはないので、極端に非効率な市場とはならないだろう
といったモノがパッと思いつきます。
アナリストの分析がいい加減になろうとも、素人投資家よりは良い分析ができるでしょうし、
そもそも、『AIによる分析が広がってきたからこそアナリストが削減している』という要因もあるわけだし(まだAIの能力は未知数だけど)、
仮に、市場がどんどん非効率になっていったとしても、「この市場が相手だったらオレは勝てる!」と、アクティブ投資家が増えることになる。すなわち市場が効率的になっていくことでしょう。
そのうえで、
- どれだけ市場が変化しようとも、アクティブ投資の平均がインデックスである
- そのうえで、アクティブ投資には売買手数料などのマイナス要因がかかってくる
ことに変わりはないので、
- アクティブ投資が多少有利になろうとも、リターンを追い求めてアクティブ投資を選ぶ必要はない。
と、私なんかは思います。
世界は様々に変化していくわけですけども、
- 株式市場は一発あてられる市場である
- そこには猛者が集まる
という性質が変わる可能性は低いので、
「私なんかが市場(インデックス)に勝てるとは思えない」
と考え、ひたすらインデックス投資を継続することにいたします。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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