私は読書が趣味で、週に1.2冊くらいの本を読んでいます。
その中で、投資関連といえる本は全体の2割程度です。
とはいえ、インデックス投資をしているので、いわゆる『投資法』的な本を読むことはあまりなく、
- 歴史
- 行動経済学
- 未来の予想
といった本がほとんどです。
基本的は、これら本を読んでいると
「世界も人類も、過去を見るとやらかしてばっかりいるから、今後なにが起きてもおかくしくないなぁ。だからやっぱりインデックス投資一択だな~」
と思うことが多いです。
しかし、たまにそれを通りこして、
「何がおきるか分からないから、投資してていいのかしら?」
なんて思うコトもあります。
というのも、
- 『株式投資』や『お金』の概念がコロッと変わってしまい、これらが『何の意味もないモノ』に成り下がることだってありうる
という考えに至ることがあるからです。
具体的には、
- AIが進化し、誰でも、働かずに(お金を手に入れなくても)、好きなことができる時代がくる
- 中国が覇権国となり、人民元以外の通貨がゴミとなる
- どこかの核保有国が大暴れし、世界が一変する
なんてことがあるかもしれないと、思ってしまうわけです。
とはいえ、ここに挙げたような例が起きる可能性は、ほぼゼロでしょう。
しかし、
- 世界が大きく変わるのは、『まったく予想していなかったコト』が起きた時
であるため、「○○が起きるかもしれない…!」という具体的なコトを予想することは無意味だと私は考えます。
むしろ、予想できるようなコトであれば、それに対して対策が準備され、世界が一変するような事態にはならないでしょう。
つまり、
- 何かは分からんけど、何かがあるかもしれないから、何が起きてもおかしくない
なんていう雑な言い方しかできません。
で、その『何か』を恐れたことで、
- 資産や貯蓄が吹き飛ぶことだってありうるので、お金を貯めることなく、有り金すべてを使って今を楽しんだ方が良い
なんていう考えに至ったのだと想像できます。
しかし、これがまた難しいところで、『消えるかもしれない資産なんて持たない』という選択は、
- 怪我や病気などによって仕事ができなくなった
- 事業を始めるために大金が必要となった
といった事態に対応できなくなってしまうリスクが出てくることになります。
つまり、
- 投資や貯蓄をしていれば、その資産が消えるリスクがある
- 投資や貯蓄をしていなければ、お金が必要となった際に対応できないリスクがある
と、どちらにせよリスクを負わなければならないわけです。
この
「なにが起きてもおかしくない」
「だから対策しておこう」
を、どのように落とし込むかは非常に難しい問題です。
極端な話、
「医療が進化して、誰もが1000歳まで生きられるようになるかもしれないから、定年から1000歳まで生活できるだけの生活費を貯めておこう」
「いつ北斗の拳の世界のようになるか分からないから、モヒカンにして釘バットを準備しておこう」
なんて考えることすらできてしまうわけですから。
これらが起きる可能性はゼロではないものの、限りなく低いと言ってもよいでしょう。
よって、『現実的にありうるライン』を引いておくことが重要なわけですが、私が読書を通じて学んだことは
- 『現実的に起きうるかどうかを区別するライン』なんて引けない
ということです。
なのでまぁ、結局のところ
- 『いまの最善策』を選び、『いま』が変われば『その時の最善策』を選びなおし続けること。
- つまり、行き当たりばったりに変わり続けること
がベストな選択なのかなぁ、と思うわけです。
んで、『いまの最善策』の一つが、『ゆとりある資産を持っておくこと』で、それを達成するための最善策が『インデックス投資』だと考えているので、しばらくはこれを続けていこうと思います。
その上で「インデックス投資がゴミとなる時代がきてもおかしくない」という考えも、頭の片隅に入れておこうと思います。
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