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40代独身がセミリタイアするにはいくら必要?【条件毎にシミュレーション】

最終更新日:2020/8/14

 

本記事では”40代独身”の人が、いくら程度の資産・生活費でセミリタイア可能かを具体例をあげながら、シミュレーションしていきます。

 

シミュレーションは以下に挙げるケースを使って実施していきます。

  • 投資をせず貯金を切り崩すだけのケース
  • 低リスクの投資(株式+債券)をするケース
  • 中リスクの投資(株式)をするケース
  • 月5万円の収入があるケース

 

「投資なんて…」と思う方もいるかもしれませんが、昨今では『素人でも無難なリターンが得られる商品(大儲けはできない)』が数多く準備されていますので、記事の中で紹介していきたいと思います。

 

なお、50代独身でのアーリーリタイアに必要な資産については、以下記事をご参照ください。

50代独身がセミリタイアするにはいくら必要?【条件毎にシミュレーション】

 

<目次>

 

40代独身がセミリタイアできる資産額をシミュレーション

40代独身がセミリタイアするにはいくら必要?【条件毎にシミュレーション】

本記事のシミュレーションに使用する「月々の生活費」は以下3パターンで検証します。

  • 月15万円(節約が必要)
  • 月20万円(平均的な支出)
  • 月30万円(裕福な生活が可能)

「リタイア後の1世帯当たりの平均支出=26万円」と言われていることから、独身の場合は「月20万円」が平均的な支出とします。

 

「月20万円の生活費」の内訳は以下のようになります。

  • 住宅費     :6万円/月
  • 年金・健康保険 :4万円/月
  • 食費      :2万円/月
  • 光熱・水道   :2万円/月
  • 各種任意保険  :1万円/月
  • 娯楽費     :2万円/月
  • 被服費     :2万円/月
  • 通信費     :1万円/月

「月15万円の生活費」「月30万円の生活費」は、上記を参考に自分なりに「削れる費用」「増やしたい費用」を調整して想像して頂ければと思います。

 

この生活費で65歳時点まで資産が尽ないことを目指し、それ以降はは年金を頼りに生活をすることを前提とします。

「年金なんか期待できない」という意見もあるかもしれませんが、多くのマスコミの報道とは違って、年金運用は大成功を収めているので、年金はフル活用する前提でいきます(以下参考記事)

 

さっそくですが、シミュレーション結果を、

  • まったく収入がないケース
  • 月5万円の収入があるケース

別に、表で記載します。

 

まずは、まったく収入がないケースで、『リタイアするのに必要な資産の額×生活費』です。

収入がないケース

※例:投資なしでも、生活費15万円/月で、4500万円あればセミリタイアできる。

 

続いて、月5万円の収入があるケースで、『リタイアするのに必要な資産の額×生活費』です。

収入が5万円あるケース

※例:投資なしでも、生活費15万円/月で、3000万円あればセミリタイアできる。

 

というわけで、最も少ない資産で済むのは(表の赤枠内)

  • 月5万円の収入がある
  • 生活費は月15万円
  • 中リスクの投資(株式)をする

のケースで、

  • 1800万円の資産があればセミリタイア可能

となりました。

 

というわけで、次パートからは、それぞれのケースの詳細を解説していきます。

 

投資をしないケース

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まずは【収入なし&投資なし】の場合の資産の推移のシミュレーションです。

貯金を切り崩しながら生活する場合(収入無し)

結果は、

  • 月15万円の生活:4500万円の資産が必要
  • 月20万円の生活:6000万円の資産が必要
  • 月30万円の生活:9000万円の資産が必要

となりました。

 

月15万円生活でも4500万円が必要とは、ハードル高すぎる…。

 

というわけで次は、

  • 月5万円の収入があるケース

でもシミュレーションしてみます。

月5万円の収入とは

  • 時給1000円のバイトを、5時間 × 週に2,3回

で、容易に達成可能なレベルです。

 

以下が【月5万円の収入&投資なし】のシミュレーション結果です。

貯金を切り崩しながら生活する場合(月5万円の収入)

結果は

  • 月15万円の生活:3000万円の資産が必要
  • 月20万円の生活:4500万円の資産が必要
  • 月30万円の生活:7500万円の資産が必要

となりました。

 

「”月15万円の支出”であれば何とかなるかな?」というレベルに落ち着きました。

 

とはいえ、日本はインフレを推進しているため「資産の100%を現金で保有する」のは危険です。

 

また、”ある程度まとまった資産”があれば”無難な投資”でも安定した収益を得ることが可能なので、次パートからは「セミリタイア後に投資をしていたケース」でシミュレーションしていきます。

 

まずは「リスクの低い投資」を活用するケースです。

 

アーリーリタイア後にリスクの低い投資をするケース

「リスクの低い投資」といっても多岐にわたりますので、本記事では

  • 年利2%のリターンが得られる投資

を活用した場合を想定して書いていきます。

 

「年利2%のリターンが得られる投資」の場合

  • 新型コロナウィルスによる暴落でも10%程度の資産減で持ちこたえる

ことが可能な資産分配です。

 

投資先の詳細については以下記事をご参照ください。

 

まずは【収入なし&低リスク投資あり】のシミュレーション結果です。

【収入なし&低リスク投資あり】

結果は、

  • 月15万円の生活:3700万円の資産が必要
  • 月20万円の生活:4900万円の資産が必要
  • 月30万円の生活:7200万円の資産が必要

となり、【収入なし&投資なし】に比べて800~1800万円程度少ない資産で、アーリーリタイア可能となりました!

しかし【月5万円の収入&投資なし】よりは厳しい結果です。

 

というわけで、次は【月5万円の収入&低リスク投資あり】でシミュレーションします。

アーリーリタイア後にリスクの低い投資をする場合

結果は、

  • 月15万円の生活:2400万円の資産が必要
  • 月20万円の生活:3600万円の資産が必要
  • 月30万円の生活:6000万円の資産が必要

となり、節約生活(月15万円)であれば、セミリタイアまでのハードルが「ぐっ」と下がってきました。

 

今回は「投資で年利2%のリターン」という、「かなりリスクを抑えた投資」をシミュレーションで使いましたが、次はもう少しリスクを取った投資でシミュレーションします。

 

なお、「本ブログの筆者ひょしおんぬが、セミリタイア達成に向けて取っているリスク」と同じレベルになります。

 

アーリーリタイア後にリスクを取った投資をするケース

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ここでは、

  • 年利5%のリターンが得られる投資

を使用します。

 

具体的には、「世界中の株式に分散投資した投資信託を買っているケース」を想定しています。

 

この 「世界中の株式に分散投資した投資信託を買っているケース」は、過去100年以上の平均リターンが5%以上となっており、決して無茶な目標ではありません。

また、「世界分散投資をしている投資信託を買うだけ」で達成可能であるため、「投資先を選ぶ技術」といったものは必要なく、投資初心者でも実現可能な目標です。

※詳しくは上記リンク先をご参照ください。

 

というわけで、【収入なし&中リスク投資あり】でシミュレーションします。

【収入なし&高リスク投資あり】

結果は、

  • 月15万円の生活:2700万円の資産が必要
  • 月20万円の生活:3600万円の資産が必要
  • 月30万円の生活:5400万円の資産が必要

 となり、【月5万円の収入&低リスク投資あり】とほぼ同程度の資産が必要となりました。

 

続いて、【月5万円の収入&中リスク投資あり】でシミュレーションします。

【月5万円の収入&中リスク投資あり】

結果は、

  • 月15万円の生活:1800万円の資産が必要
  • 月20万円の生活:2700万円の資産が必要
  • 月30万円の生活:4500万円の資産が必要

となり、「いける!」と言ってもいいレベルにまできました。

 

なお、40歳で1800万円の資産を作るためには、

  • 30歳で資産0円
  • 年利5%の投資に全資産を投入

という条件でシミュレーションすると、

  • 年間140万円を投資しつづけることで実現可能

となります(以下グラフの通り)

年間140万円を投資しつづけることで実現可能

「年間140万円の投資」であれば、

  • ”ボーナス全額”+”月々数万円”を投資することで実現可能

といえる方が多いのではないでしょうか。

 

現在30歳程度で、セミリタイアを目指している方の参考になれば幸いです。

 

まとめ:40歳独身のセミリタイアは「生活費15万円」「資産1800万円」で可能

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ここまで記事にさせて頂いた通り、40歳独身がセミリタイアするには

  • 生活費:月15万円
  • 収入 :月  5万円
  • 資産 :1800万円
  • 年利5%の投資を活用

で、実現可能となりました。

 

「40歳独身でセミリタイアを実現」となれば、以降の生活はまさに「やりたい放題」となります。

関連記事:独身には最高のセミリタイア生活が待っている

 

  • 60~70歳まで働いて大きな資産を手にする
  • 資産は少なくとも体力のある40代でセミリタイアする

どちらも一長一短ですが、せっかく「独身」という強力な武器を手にしているのであれば、一度真剣に考えてみることをお勧めします。

 

また「70歳まで勤めて大金を手に入れた」として「定年後の衰えた身体で何が出来るのか?」を考えると、なかなか悩ましいものがあります。

  • 40歳でセミリタイア
  • 60歳でリタイア
  • 70歳でリタイア

とでは「リタイア後にやれること」がまったく違ってきます。

40歳であれば「新たなスポーツを始めてみる」「海外移住する」くらい余裕で可能ですが、70歳ともなれば簡単にはいきません。

 

せっかく「独身という自由」を手にしているので、体力のある「40歳」という年齢でアーリーリタイアしてしまい「自分の生きたいように生きる」という道も検討しておきたいところです。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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 本ブログの読者たちに”最も伝えたい内容”を整理した記事です。

筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、

  • 大きな資産を手に入れ、セミリタイア計画を遂行出来ている

と考えています。

本ほど「”低コスト”で”人生を豊かにする”道具」は他には考えられません。

 

本ブログのメインテーマとなる記事です。

平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。

その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。

 

 

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