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アーリーリタイアには不労所得(投資)が必須【資産の推移をシミュレーション】

最終更新日:2020/6/17

 

不労所得なしにアーリーリタイアするのは容易ではありません。

 

本記事では不労所得なしにアーリーリタイアするには、

  • いくら程度の資産が必要か
  • どの程度の生活費になるのか

等々について検証していき、不労所得の必要性を確認していきます。 

 

<目次>

 

アーリーリタイアには不労所得が必須

アーリーリタイアには不労所得(投資)が必須【資産の推移をシミュレーション】

冒頭でも書いた通り、不労所得無しにアーリーリタイアしようとするのは容易ではありません。

 

本記事では

  • 資産が3000万円あるケース
  • 資産が5000万円あるケース

で、不労所得の有無の差によって、資産の推移がどのように変わるのかシミュレーションしていきます。

 

シミュレーションのメインターゲットは

  • 夫婦+子一人
  • 賃貸住まい
  • 借金なし
  • 年金+健康保険は支払う(4万円/月)
  • 65歳以降は年金のみで生活

としていますが、独身の方であれば「以下で挙げる生活費を一人で使える(贅沢に暮らす)」と置き換えてみてください。

 

生活費は「月間27万円」とし、内訳の一例としては以下のようになります。

  • 住宅費     :7.0万円/月
  • 年金・健康保険 :8.0万円/月
  • 食費      :2.0万円/月
  • 光熱・水道   :2.0万円/月
  • 各種任意保険  :1.5万円/月
  • 養育費     :2.0万円/月
  • 娯楽      :2.0万円/月
  • 被服      :1.0万円/月
  • 通信費     :1.5万円/月

※年間にすると324万円の支出

見て頂いたら分かる通り、子供のいる夫婦であっても「ぼちぼちな生活」が可能な生活費です。

独身であったら「やりたい放題」となる金額です。

 

まずは、3000万円の資産を持ってセミリタイアする場合をシミュレーションします。

 

3000万円の資産でシミュレーション

3000万円の資産は、ざっくり言うと

「社会人1年目の生活費をキープしたまま、40歳くらいまで労働する」

ことで、貯蓄可能な金額です。

※以下記事もご参照ください。

 

不労所得(投資)無しでシミュレーション

まずは、「不労所得なし」でアーリーリタイアしたケースのシミュレーションをすると、単純に「3000万円 / 324万円」でとなり、9年強しか生活できません。

 

よって、3000万円の資産があっても「56歳」になるまでアーリーリタイアできないことになってしまいます。

本シミュレーションでは、「退職金」を考慮していないとはいえ、ほぼ定年退職と同じ年齢になってしまいます…。

 

というわけで、不労所得(投資)有りシミュレーションします。

 

不労所得(投資)有りでシミュレーション

 不労所得は、以下2パターンを使用して検証します。

  • 年利5%のリターン(世界分散株式投資の期待リターン)
  • 年利3%のリターン(日本の年金運用のリターン実績)

 

このケースでは、資産は以下グラフのように推移します。

不労所得(投資)有りでシミュレーション

結果は

  • 年利3%で11年半の生活が可能
  • 年利5%で13年強の生活が可能
  • 不労所得無しで9年強の生活が可能(グラフ無し)

となりました。

 

「不労所得無し」と比較すると、そこそこ生活が可能な期間が伸びましたが、いずれにせよ「50歳過ぎまでの労働が必要」という「ちょっと寂しい結果」となってしまいました。

 

よって、次は資産が5000万円ある場合でシミュレーションしてみます。

 

5000万円の資産でシミュレーション

5000万円の資産でも、さきほど同様に

  • 不労所得なし
  • 年利5%のリターン(世界分散株式投資の期待リターン)
  • 年利3%のリターン(日本の年金運用のリターン実績)

 の3つでシミュレーションします。

5000万円の資産でシミュレーション

結果は、

  • 年利3%で21年の生活が可能
  • 年利5%で30年の生活が可能
  • 不労所得無しで15年の生活が可能(グラフ無し)

となり、5000万円という大金を持っていても、「不労所得無しでは50歳近くまでの労働が必要」という寂しい結果となりました。

 

しかし、投資を上手く活用すれば「30代でのアーリーリタイアも可能(年利5%ケース)」となりました。

 

ほとんどの方は「30代で5000万円貯められるか!」とお思いかもしれませんが、不可能な話ではありません。

 

実際に本ブログの筆者であるひょしおんぬは、「既婚・子持ち・持ち家あり」ながら、41歳で4500万円を貯蓄し、セミリタイアする計画を予定通りすすめることが出来ています。

 ※詳しくは以下記事をご参照ください。

 

特に今日では「気軽にぼちぼちなリターンを得られる投資先」が多く存在しているため、それらを活用すれば「30代での5000万円達成」は難しい話ではありません。

 

不労所得には投資信託を活用して無難に投資しよう

 その「気軽にぼちぼちなリターンを得られる投資先」とは投資信託のことで、これを活用することで簡単に「世界中に分散投資」することが可能です。

 

過去100年以上にの実績から、全世界の株式への分散投資をした場合の年間期待リターンは5%程度と考えられます。

 

すなわち、上記シミュレーションで使用した「年間5%の利益」は、誰にでも(知識や経験がいらない)容易に狙えるというわけです。

 

「投資」と言うと、投資先の企業を自分で選ぶ「個別株投資」を思いうかべる方が多いと思いますが、「個別株投資」は、

  • 選択した企業の倒産
  • 選択した企業の業績悪化

などなど、リスクが高いので企業の選定眼によっぽどの自信がある方以外にはお勧めできません。

 

よって、「投資信託」を活用して「リスクを抑えた投資」をすることをお勧めします。

※ひょしおんぬのお勧め投資信託は以下をご参照ください。

 

まとめ:不労所得(投資)を活用すればアーリーリタイアは十分に可能

ここまで記事にさせてもらった通り、「不労所得(投資)」の有無によって「アーリーリタイアに生活できる期間」が大きく変わってきます。

 

以下状況によりシミュレーションでは、アーリーリタイア後の生活が30年間可能となりました。

  • 年利5%
  • 資産額5000万円

 

優秀な投資信託が数多く売られている今日では「不労所得による年間5%のリターン」を狙うことが簡単になっています。

 

 アーリーリタイアを「夢」のまま終わらせるのでなく、現実のものとする為に「適切な投資先」を検討し、こつこつと資産を増やしていきましょう。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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よろしければ以下の関連する記事もご参照ください。

 

本ブログのメインテーマとなる記事です。

平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。

その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。

 

それではまた

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