最終更新日:2021/2/10
16万件のデータで判明、利益確定して他の銘柄に乗り換える判断は投資家にとって正しいのか という記事がありました。
「分かり切った結論にたどり着くだろう」とは思いつつも、念のため確認していきたいと思います。
※本日は楽天お買い物マラソン&5の倍数の日ということで、大量のポイントを手に入れるチャンスです。
楽天市場ユーザは、ちょこちょこと買い物することなく、こういったタイミングでまとめ買いすることで、出費を削減するよう心掛けましょう。
カリフォルニア大学バークレー校がある証券会社1万人分のデータを7年間に渡って調査を続け、累計16万3000件の取り引き結果を集め、
- A株からB株への乗り換えしたケースで、その後1年間のA株とB株の株価を調査
しました。
それによって、
- 手放したA株の株価は、買ったB株の株価よりも平均で3.2%値上がりしていた
との結果が得られました。
やっぱりね(ニヤリ)
売買手数料を支払ってまで行った『A株からB株に乗り換える』という判断は間違っていたわけです。
ここで「個人投資家のタイミング投資が上手くいくはずないのよ!」と終わらせてしまってもいいのですが、もうちょっと考察していきましょう。
個人投資家にもリターンを予測する能力があるのか?
『個人投資家の判断能力が皆無(例えですよ)』だとすると、個人投資家の取り引きは『ランダムな銘柄の売買』とも等しいので、
『売ったA株だろうと、買ったB株だろうと、上昇率を平均すると同じになる』
のが当然の結果のはずですが、調査結果ではB株のほうが劣っていました。
これは、言い方によっては
- 個人投資家は将来のリターンが低い銘柄を選ぶ能力に長けている
となるため、
『未来を読むことなんかできないから、銘柄選びなんてできない』という一般的なインデックス投資家の考えと合わないことになります。
紹介している記事では
気質効果にとらわれていると、買った銘柄は黒字で手じまいしたいという思いから上昇トレンドにある銘柄を売る選択をしてしまいます。
逆に赤字の株をなかなか手放す踏ん切りがつけないのも損失を確定させたくないという「気質効果」です。
と、その原因として『気質効果』を挙げています。
気質効果とは
気質効果とは、ざっくり言うと『後悔を避ける為の行動を選ぶ心理』で、
- 含み益のある銘柄がマイナスにならないうちに売ろう
- 含み損のある銘柄も俺が選んだんだからいつか上がるはず
と、自分の『株を買った』という行為を後悔せずに済む選択をしてしまいがちになります。
それによって、
- 上昇トレンドにある銘柄を手放してしまう
という誤った選択をし、平均すると3.2%ほどリターンを押し下げているわけです。
が、イマイチ納得いきません…。
繰り返しますが、筆者(ひょしおんぬ)は
- (ほとんどの)個人投資家に未来を読むことなんかできないから、銘柄選びに意味はない
と考えているわけですが、『気質効果』によって
- 個人投資家が将来のリターンが低い銘柄を選ぶ能力
を手に入れられるということで、それは
- 『自分の選択は間違っている』と理解すれば、高いリターンが手に入る
とも言えてしまいます。
うーむ…、
- 『自分の選択は間違っている』と考えれば、その考えも間違っていることになるので、永遠に選択できなくなる
から間違っていないのだろうか…。
…と、答えが出ない気がするので、ここらへんでやめておきますw
(いつか、時間をかけて考察したいところですが)
いずれにせよ、16万件を超える投資実績の調査による結果、
- 銘柄を乗り換えることによってリターンを押し下げていた
のは確かなので、安易な考えで乗り換えをしないようにしましょう。
特に日本人投資家は売りが早い傾向にある(筆者(ひょしおんぬ)調べ)ので、余計な行動によって利益を下げないようにしましょう。
参考記事:個人向け投資信託残高が過去最高に【投資成績を上げる為のヒントがチラ見え】
よって、いつも通りにまとめてしまうと
- バイアンドホールド(買ったまま保有し続ける)
が良いということになり、
さらには、個別銘柄には『倒産』という大きなリスクがあるので、
- 分散投資でバイアンドホールド
がリターンを押し下げない手軽な方法となるわけです。
このブログを選び、読んで頂いて感謝します。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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