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2021年春より給与のデジタル払いが可能に、その影響は?

最終更新日:2021/1/30

 

通貨のデジタル化が進んでおり、2021年度からは給与の振り込み先が『銀行口座』である必要がなくなり、デジタルマネーで受け取ることができるようになります。

 

対象のデジタルマネーには

  • 『PayPay』『楽天Pay』などで使われる通貨(※)
  • 『VISA』『JCB』などが提供しているプリペイドカード
  • 『Suica』『WAON』などの電子マネー

といったものが候補として挙げられ、『ビットコイン』に代表される仮想通貨は対象外です。

※『通貨』ではない気がするけど、何と表現したらいいのか不明w

 

なお給与は、もともと労働基準法で『通貨で直接労働者に支払う』と定められており、銀行への振り込みは例外的に認められていたわけですが、今回はデジタルマネーについても解禁となります。

 

これによって、個人(労働者)目線では

  • 給与の銀行振り込み→ATMから引き下ろし→使用(デジタルマネーに変換)

といった手間を減らせられることが期待されます。

 

とはいえ、現時点でも銀行口座の資金を直接デジタルマネーに変換することは可能であるため、『給与のデジタル払い承認』によって、(即座に)直接的な恩恵を受ける人は少ないかもしれません。

 

それでも、この変化は『政府がデジタルマネーを認めてきている』と考えると非常に大きな一歩といえ、現金を減らすことによって、

といった、メリットが得られることから、今後もデジタルマネーの拡大方向へ舵をきっていくことが予想されます。

 

さて、前述の通り、今回の制度変更では『仮想通貨』は対象外となりましたが、そのあたりを少々考察していきます。

 

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仮想通貨は含まれない 

正直にいって、『仮想通貨払い』が許可されなかったのは当然のことかと思います。

 

というのも、仮想通貨は

  • 法定通貨でない
  • 価格が安定しない
  • 使用も限定されている

という状況にあり、残念ながら給与の支払いには適していません。

 

また、前述した『マネーロンダリングや脱税の防止』には『お金の流れを追えること』が必要となってきますが、

  • 管理当局のいない
  • 国の調査が及びづらい

という特徴を持った仮想通貨の場合は、それ(流れを見る)が保証されません。

 

よって、国が「コントロール、管理の難しい通貨が流行するのは困る」と考え、『仮想通貨払い』を許可しないのは当たり前だと言えそうです。

 

そういった面からも、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の台頭によって、既存の仮想通貨は衰退していくのではないかとも思います。

 

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中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは

中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは、その名の通り中央銀行が発行するデジタル通貨で、

日銀は『現時点でCBDCを発行する予定はないものの、ニーズが高まることを踏まえた準備が必要』とし、日銀内に『デジタル通貨グループ』を設置し、CBCDのデジタル化の実証実験等をすすめています。

 

CBDCが通貨として使用できる目途がたてば、とうぜん国内での利用を推進していくことが予想され、そうなれば

  • 仮想通貨(ビットコインなど)とCBDCとで『デジタル通貨市場の奪い合い』が発生する

と考えられます。

そして、残念ながら『仮想通貨(ビットコインなど)の勝ち目は薄い』と言わざるを得ないです。

 

仮想通貨が『通貨』として生き残るために手っ取り早いのは、CBDCが登場する前に『仮想通貨が、通貨として”当たり前”のように使用されている状況』を作り出すという手段が考えられますが、

いまだ価格も安定せず、通貨として使用することが困難な仮想通貨がその立場に立てるのにはまだまだ時間が必要です。

 

また、仮想通貨が当たり前のように使用されていたとしても、政府が『CBDC以外は通貨として認めないよ』と言い出してしまえば、仮想通貨の価値はゼロとなってしまう恐れすらあります。

 

と、仮想通貨に対して悲観的なみかたをしてきましたが、仮想通貨には『匿名性』という(ユーザにとって)大きなメリットがあるので、

  • 国民は仮想通貨をのぞむ
  • 国家はCBCDをのぞむ

となり、争いが発生することも考えられ、その結果どうなるかは分かりません。

 

取り急ぎ注目するとすれば、2021年中には運用が開始するであろう『デジタル人民元』についてです。

この『デジタル人民元』の行く末が、既存の仮想通貨の未来を予想する上で重要なものとなりそうです。

 

いやー、楽しい時代となってきましたねー!

書いていて興奮してきましたw

 

 このブログを選び、読んで頂いて感謝します。

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