車を購入する際に燃費を気にしない方はいないと思いますが、燃費の差が実際にいくら程度の差になるのか検証してみます。
以下で検証した記事の燃費比較バージョンです。
<目次>
【検証】燃費リッター当たり1kmの差が及ぼす影響は
細かい値だと計算が面倒なので、以下を「ベース」として考えます。
・ガソリン代:130円/1リットル
・車の寿命 :10年・10万km
・タンク容量:40リットル(で給油する)
・燃費(悪車) :10km/1リットル
・燃費(良車) :12km/1リットル
※「良車」は「悪車」のハイブリッドグレードを想定しています。
「悪車」の場合
車の一生(10年で10万km走るまで)にかかるガソリン代は130万円で、合計250回ガソリンスタンドで給油することになります。
「良車」の場合
車の一生(10年で10万km走るまで)にかかるガソリン代は108万円で、合計208回ガソリンスタンドで給油することになります。
ガソリン代で元を取るには
上記で計算した通り、10万km走行するとリッター2kmの差をガソリン代に置き換えると、22万円の差となります。
よって、車を購入する際にリッター2km優れた燃費のために22万円を追加した場合(22万円追加してハイブリッドグレードにした場合など)、10万km走行後にやっと元が取れる計算となります。
これをどう受け取るかは個人の価値観にもよりますが「リッター2kmの差は大したことない。(高いお金を出して)ハイブリッドグレードを選ぶ必要はない」と受け取る方が多いのではないかと思います。
リッター20kmと22kmで比較すると
続いて、燃費以外を同様の条件で「悪車:リッター20km」「良車:リッター22km」として再度比較してみます。
「悪車」の場合
車の一生(10年で10万km走るまで)にかかるガソリン代は65万円で、合計125回ガソリンスタンドで給油することになります。
「良車」の場合
車の一生(10年で10万km走るまで)にかかるガソリン代は59万円で、合計114回ガソリンスタンドで給油することになります。
結果は見たままですが、10万km走行しても良車は6万円しかガソリン代が浮きません。
このように、ベースとなる燃費が良くなれば良くなるほど差額は縮まります。
燃費の良さで車を選ぶべきか
昨今では環境への配慮もあり燃費の多い車が増えています。
よって多少の燃費の差で「車体価格が高くてもガソリン代で元を取ろう」と考えても期待外れになる可能性が高いです。
燃費の良さを判定基準の一つにすることは問題ありませんが、「ガソリン代を安く済ませる」という考えに重きをおかないようご注意ください。
ただし「燃費の良い車(やハイブリッド車)」というのは「ガソリン代が安く済む」以外にもメリットはあり、「給油頻度が下がる」や「(ハイブリッドであれば)力強い走りが期待できる(場合もある)」などなど、人によっては大きなメリットと成りえます。
車を選ぶ際には、そういった点も考慮して判断してください。
まとめ
本記事では車の燃費がガソリン代に及ぼす影響を検証させてもらいました。
リッター2km程度の差では、10万km走行したとしても大きな差額は生まれません。
その事実を理解したうえで、購入する車を選択しましょう。
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平凡なサラリーマンがセミリタイアを実現する方法をまとめてあります。
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それではまた。