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「亡くなるときの資産がもっとも多い」でいいじゃない

「死ぬときの資産がもっとも多い」

という言葉、ネガティブな言葉として使われることが多いかと思いますが、個人的には

「それでいいじゃん」

と思っているタイプです。

 

なお「相続できるから」と考えているわけではなく、

「年とともに減っていく資産を見るよりも、たんまり残っている資産を見ている方が、心的に健康でいられそうな気がする」

と考えているからです。

 

もちろん、老後生活は未経験なので「老後に減っていく資産を見るのは辛い」というのは想像しているだけではありますが、

ある意味で『セミリタイアした現状』と『老後』は『まとまった収入がない』という点においては変わらないわけなので、ある程度はまともな想像ができているであろうと考えます。

 

そして、現状において『死期に向けて資産を減らしていく』という選択を想像すると、ものすごくゾッとします。

 

これに関しては「死が遠いのだから、そりゃそうだ」と思うかもしれませんが、『死が近い』とはいつ以降のことを指すのでしょうか?

 

定年退職する65歳?

後期高齢者になる75歳?

 

おそらく『老人』と言われるこの程度の年齢にあっても、健康的に大きな問題がなければ

「まだまだ死ぬのは先だから、資産が減っていくのは怖いなぁ…」

と考えるであろうと想像できます。

 

おそらく健康であれば、80歳になっても「90歳で人生が終わるから、毎年これくらいのペースでお金を使っておこう」とは考えることができず、「100歳まで生きるかもしれないから、そこを見据えておこう。いや、120歳かもしれないぞ…」となっているのではないかと想像します。

 

そうなると、

  • 死期を悟までは資産を減らさないようにし、死期を悟ってから資産が減るようにお金を使う

としなければなりませんが、『死期を悟ってからこれまで以上にお金を使う』なんてことができるとは思えません。

 

というわけで、結果として『亡くなるときの資産がもっとも多い』になってしまうのではないかと想像しますし、これで良いのだとも思います。

 

なお、相続・贈与にフォーカスすると、基本的には『子どもができる限り若いうちにお金を渡すべし』と考えています。

 

とはいえ、できる限り早くに贈与しておきたいものの、自分の資産が減る苦しみは味わいたくない。

ここら辺はバランスが大切そうで、ここに関しては適宜考えていくしかないかなと思っています。

 

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というわけで、ネガティブな言葉として使われることの多い『亡くなるときの資産がもっとも多い』に対して、「それでいいじゃない」と思った話でした。

 

なお、社会的・経済的には、早くに多くのお金を消費に回したほうが良いのでしょうけども、

 

「そんなのは知らん」

 

まずは個人の幸福を確保し、そのうえで余力があれば社会貢献も考えていきたいと思います。

私と、私の家族の幸福が最優先なものですから。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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