スパコンSEの現在の資産総額は6700万円超。退職金を受け取ると7000万円を超えます。
しかし、たった7000万円でFIREする勇気はありません。
FIREから老後まで
仮に現時点でFIREすると、我が家（3人と1匹）の家計はこんな感じになります。
- 年間支出 400万円（うち100万円が住宅ローン）
- 年間太陽光収入 60万円
つまり、
- 毎年340万円くらい減っていく
ことになります。
私は現在40歳なので、
- インフレ調整後の投資リターンがゼロでも60歳まで貯蓄がもつ
- 投資リターンが2%あっただけで66歳まで貯蓄がもつ
計算になりますので、とりあえず
- 年金を受け取るところまで行ける可能性は高い
と机上では言えます。
老後
老後ですが、住宅ローンが完済する59歳降は年間支出が100万円ほど減少することになりますが、太陽光発電による収入が微々たるものになる可能性があるため、差し引き
- 老後は毎年300万円ほど減っていく
ことが予想されます。
老後の収入源として期待できる年金ですが、
- 40歳まで夫婦共働き（厚生年金も加入）
- 41歳からは夫婦ともに国民年金のみ
となりますので、
- 年間200万円くらいの年金受給
が予定されている（はず）で、それに加えて
- 確定拠出年金が1000万円（現在のまま）～3000万円（年利5%）くらい
と予想されますので、
- 豊かではないが、まともな老後は過ごせそう
と机上では言えそうです。
机上ではね。
この『机上では問題なさそうなFIRE』には、次のような懸念があります。
- 私の資産の90%以上は株式となっているため、長期的にはリターンが期待できるが、期待が裏切られる可能性も十分にある。
- 「じゃあ、現金や債券の比率を高めよう」としたところで、予想外に大きくインフレが進む可能性がある。
- 老後の生活費のベースとなっている年金に関しても、大きく減額となっている可能性がないわけではない。
- 「現在7000万円の資産がある」と言っても、『急激な円安』『好調な株価』に支えられてのものなので、急速に資産が減少する可能性が十分にある。
- 子供が、大金が必要となる留学などを希望するかもしれない。
など、言い出すとキリがありませんが、
将来何が起こるか分からんのですよ。
そこで、筆者はFIREではなく『苦にならない仕事だけをするセミリタイア』を目標としているわけです。
しかし、セミリタイア目標の時期が近づいてきて言えることは、
「ぜぇえったいにバイトやSE出戻りをしたくない！！」
です。
好き勝手に書いているこのブログがまともな収入源になれば最高ですが、それが実現しなかった場合にはなんらかの収入源を確保しなければならず、場合によっては「好ましくない仕事」に手を付けなければならなくなるかもしれません。
私のパートナーは
「興味のあるバイトをするくらいならいいよ」
と言ってくれていますが、私は
「ぜぇえったいにバイトやSE出戻りをしたくない！！」
と考えています。
若かりし頃は、給与アップを求めて転職をしてきたし、
30代半ばくらいまでは、『やりたい仕事』を見つけるべく転職活動をしてたわけですが、そんなことをする意欲は消滅しました。（ある程度の資産ができたからなのか、年のせいなのか、原因は不明）
その「働きたくない！」をより確実に実現するためには、より多くの資産を手に入れなければならず、現時点ではタイトルの通り「たった7000万円ではFIREできない」と考えているわけです。
しかし！
「将来何が起こるか分からんのですよ。」とか言っていたら、いつまでもたってもFIREどころかセミリタイアもできないのも事実なので、どこかで踏ん切りをつける必要があるのかなぁ、とも思います。
SNS上を見ていると、数千万円でFIREした人、なかには数百万円でFIRE(?)した人などが転がっています。
そういった方々は、なかなかの強メンタルの持ち主なんだと実感する今日この頃であります。
楽観的すぎる判断は危険を伴いますが、とはいえ
- ある程度は楽観的にFIREしてしまい、その先は臨機応変に対応する
ことが良い選択なのではないかとも思います。
しかし、わたしには『たった7000万円でのFIRE』は無理かなぁ…。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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