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「株式と債券は逆相関である。」

「株式と債券は逆相関である。」と言われているけど、「最近は逆相関じゃないよなぁ…」と思っていたけど、やっぱり逆相関だった話をします。

 

ややこしくてすみません。(わざとです)

 

一般的には、株式と債券は逆相関にあると言われることが多く、

  • 株式が上がると、債券が下がる
  • 株式が下がると、債券が上がる

と考えられがちです。

 

その根拠をざっくり説明すると

  • 先行きが不透明になる ⇒ 株式を売り(株価下落)、安定している債券を買う(債券上昇)
  • 先行きが明るくなる  ⇒ 株式を買い(株価上昇)、安定している債券を買う(債券下落)

のように考えられているからです(金利の影響とかもありますが、ざっくりと…)

 

しかし、常にそうあるわけでもなく、大きな株価の変動時にはどちらも同じような値動きをするケースがあります。

例えば

  • リーマンショック
  • コロナショック

といった時には、『株式も債券も大きく下げる』といったことが発生しており

「債券を持っていれば暴落時にも救われるというのはウソだったのか…!」

という叫び声が聞こえてきたとか、こなかったとか。

 

よって、わたしの中でも

「逆相関なんてのは昔の話よ」

くらいの印象を持っていました。

 

私が4資産均等型という『株式50%、債券50%の投信』に投資しているものの、それは「債券の方が値動きが小さい」という特徴に期待しているだけで、「逆相関にある」ことには期待していませんでした。

 

しかし、バンガードの『‘Diversification Is Back’—Why 60/40 Portfolios Are Working』という記事に、過去の株式と債券の相関関係を示すグラフが提示されており、

  • 0超過(オレンジ部)が相関関係にある時期
  • 0未満(紫式部)が逆相関にある時期

これを見ると、

「あんがい逆相関にあるじゃん!」

と感じました(感じ方は人それぞれ)

 

「暴落耐性としてはどうか?」という意味では、比較的に相関関係にある時期が多くありますが、それを除いた多くの時期において逆相関関係にあることが確認できますので、

  • ポートフォリオに債券を加えておくことで、株式の下落を債券が助けてくれるケースが多い

ことが分かりました。

 

すばらしい。

 

 

大して調査するでもなく「株式と債券が逆相関だなんてウソだ」と考えていましたが、その想像は外れていたようです。

 

おそらく、他にも『間違った思い込み』を持っているでしょうし、

きっとあなたの中にも『間違った思い込み』が存在しています。

 

それをいかに排除するか、が投資に限らず、物事をうまく進めるためのポイントなんだろうな、と思うのでした。

 

 

 

 

 

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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