先日書いた通り、直近数年のお金を確保しておく中期バケツに4資産均等型を選んだわけですが、そこそこの葛藤もありました。
具体的には
- 『(私よりは)効率的市場仮説』を推していながらも、海外資産を売り、半分が円資産である4資産均等型に乗り換えるということは、「これから円高になる」と信じていることになるのではないか?
という葛藤で、
- わたしの予想よりも、市場で取引されている通貨の価格の方が適正値により近い
- であるのにも関わらず、円資産の比重を重くするのは理にかなっていない
と、自分の選択に納得できていませんでした。
このモヤモヤに対して、まずは
「円で生活しているから多くの円を必要としているだけで、円高を予想しての乗り換えではない」
という点をもって自分を納得させようとしたわけですが、これだけでモヤモヤが完全に消えはることはありませんでした。
その後に、
「中期バケツの役割は『リスクを下げること』である。」
「その目的の一つは『安心できること』である。」
と考え、
「効率的市場仮説を軽視した『円資産の比重が大きい』という投資をしていても、自分が安心できるならいいじゃない!」
ということで納得しました。
『お気持ちではなくデータを重要視しろ』的なことがよく言われますが、『中期バケツを選ぶうえでは、お気持ちが大事である』と気づきました。
それだけに限らず、
そもそも投資をしているのも、セミリタイアしようとしているのも、結局は『気持ちよさ』を手に入れるためであり、どれだけ大量の資産を手に入れたとて『不安と戦いながら過ごす日々』を送っているのであれば、投資をしている意味、セミリタイアした意味がありません。
結局は、
論理的にどれだけ正しくても、お気持ちが満たされなければ意味がない
と言えるでしょう。
というわけで、あらためて
- 『定期収入』という『お気持ちを安心させる材料』があるうちは、全力で『資産を増やすために最適だと考えられる投資』をする
- 定期収入がなくなったのちは、『そこそこの額の低リスク資産』などの『お気持ちを安心させる材料』を増やす必要がある。
ということを感じたのでした。
なお、私が目指すべきは完全リタイア(FIRE)ではなく、”セミ”リタイアなので、
- 『そこそこの額の低リスク資産』と『苦でない労働からの収入』という2つの『お気持ちを安心させる材料』を手に入れること
が当面の目標となりそうです。
ちなみに、完全リタイア(FIRE)するためには、
- 市場に何が起きても大丈夫だと思えるほどの巨額の資産
- 『巨額の資産』や『労働収入』がなくても安心できるだけのメンタル
の少なくともどちらかが必要になると考えています。
(巨額の資産がなく、メンタルだけでリタイアする行為をFIREと呼んでいいか謎ですがw)
しかし、わたしにとってはどちらの入手も容易にはいかないため
- 『ボチボチの資産』と『ボチボチの収入』の両輪
を手に入れるべく奮闘している次第です。
がんばろー。
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