わたくし個人的には、
- 資産が増えれば増えるほどに、無リスク資産(現金など)は少なくても良くなる
と考えており、それが一般的な考えなのかと思っておりました。
極端な話、
- 資産が10億円あれば100%株式運用していても、大暴落で資産が90%減少したところで日常生活に支障はでない
と考えているからで、現状に合ったケースだと
- 7000万円の資産があるから、半減したところで子供の養育費に困ることはないだろう ≒ 無リスク資産が(ほぼ)ゼロでも問題ないだろう
と考えているからです。
しかし、同じように考えている人ばかりではないようです。
例えば、
無リスク資産を年間支出10年分保有するのはさすがにやり過ぎでしょうか?
— クロスパール@セミリタイア7年生 (@crosspearl01) 2024年5月29日
と、『2024年6月資産状況』という記事では「資産が最高値を更新」と公開したクロスパールさが、10年分の無リスク資産の保有を考えていたり、
2006年7月に9,700万円程の資産額で早期リタイアして無職に。2023年5月に全資産3.8億円をキャッシュにし、次いで2024年2月にはその全額で個人向け国債を購入し、投資家を完全に引退。
と、プロフィールに書いているmushoku2006さんも、
言われてみれば、
— mushoku2006 (@mushoku2006) 2024年5月27日
関係があるような気もしますねえ・・・・・・。
自分と両親の老後費用を賄えるだけの資産額ができた、
と思った瞬間、
それを絶対防衛ラインと考えた、
ということは、
リスク許容度がゼロになった、
とも言える気がします。
もう少し自分の心理状態を考えてみたいと思いますが。
🤔
と、『自分と両親の老後費用を賄えるだけの資産額ができたタイミング』で無リスク資産(個人向け国債)に全振りしています。
わたしの考え方とは真逆ですね。
で、「どこでこの差が生まれているのだろうか?」と考えたところ、
- 投資にゴールを定めているか?
での差であるような気がしました。
勝手ながら、お二人とも
- 『(無理に働かなくても)生涯安心して生活していけるだけの資産を手に入れること』を投資のゴールとしていた
ように見受けられます。
つまり、ゴールに到達するまではリスクを取った投資をしていたが、『これ以上リスクを取らなくても良いと言えるだけの資産を手に入れたタイミング』において、
「この先は投資のリスクを負ってまで資産を増やす必要はない」
と判断され、無リスク資産の増額を検討(や投資家の引退を決断)されたのではないかと想像しています。
その点、私は『セミリタイアするための目標金額』を定めてはいるものの、
- 資産は多ければ多いほど良い
- 『無リスク資産を持つ』という機会損失に耐えられない
という強欲な性格であるため、
- 可能な限りリスク資産を多く持っておく
- 資産が増えれば、無リスク資産をもっと減らしてもOK!
という考えにいたっています。
この考え方の差は『おかれている人生のステージ(お二人ともほぼ隠居済)』が大きな影響をおよぼしそうですが、現役である ななし さんも
皆さん、資産3000万円あったとして、全部リスク資産に回せますか?
— ななし@氷河期ブログの人 (@_teeeeest) 2024年6月4日
私はチキンなので無理です😂
羨ましいなぁと思いつつ、よそはよそ、うちはうちで自分のペースでコツコツ続けていきますw
信用サイクルや、今の資産でリーマン級がきたらどうなるかなどを記事にしましたhttps://t.co/lZwuHCmlze
とおっしゃっているので、『人生のステージ』だけでなく『性格』も大きな影響がありそうです。
よって、万人に共通する考え方があるわけではなさそうで、
そこらへんに転がっている「リスク資産・無リスク資産の比率はこうあるべし!!」みたいな言葉を鵜呑みにするのではなく、自分の現状をしっかりと分析しつつ、臨機応変に変えることが大切なのかもしれませんね。
とはいえ、臨機応変に対応するということは
- 市場の好調期が続いていたので、調子にのって無リスク資産を極小にしていた
- その後、暴落が起きて「もっと無リスク資産を多くしておくんだった…!」と後悔した
なんてことにつながりかねず、その『臨機応変』が大失敗にの要因ともなりかねません。
とはいえ、仕事だろうと趣味だろうと、なんにでも言えることですが、
- 失敗を重ねていき、すこしずつ上達していくしかない
のはインデックス投資にも通じる考え方だと私は思いますので、
- 失敗する(リスク資産に振りすぎたタイミングでの暴落)ことを覚悟しておく
- その上で、よほどの自身がない限り『自分の想像するリスク許容度』よりも安全方向に振っておく
ことが必要なんではないかと思います。
「インデックス投資なんて脳死でいける。」なんてよく言われますが、
投資をするうえでむちゃくちゃ重要な『暴落があっても安心して継続できる投資』をするための環境づくりは意外と難しいようです。
繰り返しになりますが、ここら辺に正解はないわけなので、自分のメンタルと相談しながら適宜微調整を繰り返していくしかないのかもしれませんね。
とりあえず、私は
- いつ起きてもおかしくない『50%くらいの暴落』を想像しても笑っていられる『リスク資産(ほぼ)100%』でいく
という選択をしておきます。
(50%の暴落をくらいながら笑っている私)
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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